ANTI HERO GRIMPLE STIX | KATO'S COLUMN #01
2019.05.24 UPDATE

BEAMSのサーフ&スケート バイヤーである加藤忠幸が今季買い付けたアイテムの中でも、特に思い入れのあるアイテムを紹介。

いつまで続くかわからないブランドというかプロジェクトが<GRIMPLE STIX

実はこのブランドは、 ANTI HERO SKATE BOARDS>から派生したブランドの1つ。
去年から<ANTI HERO SKATE BOARDS>は、抱えているスケートプロライダーたちが5チーム、5ブランドに分かれて展開していて、<GRIMPLE STIX>以外に Jalopi Skate Co”(ジャロッピー), Dawg Shit”(ドウグシット), Yogrt”(ヨーグルト), Flying Rat”(フライングラット)のチームがあり、各々デッキやTシャツなどのアパレルもリリースされている。<ANTI HERO SKATE BOARDS>の中でもかなり、キャラが立っているというか、非常に個性的なライダーFrank Gerwer(フランク・ガーワー), Peter Hewitt(ピーター・ヒューイット)の2人が所属している。

この“GRIMPLE”は、ショボイ的な意味があるみたいなんだけど、フランク・ガーワーは、かなりハードでタフな100%スケートボードの確固たるブランド<ANTI HERO SKATE BOARDS>において、非常にユニークでユーモアのセンスも半端ないところをキャラクターで表現しているなくてはならない存在。ピーター・ヒューイットは、引っ越していなければ、サンディエゴというサウスカルフォルニアのご機嫌なイメージとは裏腹で、少し謎めいているというか、とぼけているような感じを出しつつも、キレのある独自のプールライディングは、数回見ただけで、彼が<ANTI HERO SKATE BOARDS>のライダーだと納得するだろう。そんな2人のキャラ強め、スタイル出し過ぎのブランドが<GRIMPLE STIX>。

そのスタイルは、上手くグラフィックにも表現されていて、どこかで見たことのあるモンスター、妖怪のようなキャラクターは、80年代のスケートグラフィックを感じさせるようで、自分は非常に惹かれる。今のようなスマートなグラフィックとは違って、売れる売れないかと聞かれると、非常に言いにくいのが正直なところなのですが、おススメのブランドであることは変わらない。

TSHIRT ¥4,500+Tax

T-SHIRT ¥4,000+Tax

LONG SLEEVE T-SHIRT ¥6,000+Tax

BUNNER ¥2,300+Tax

PROFILE

TADAYUKI KATO / 加藤忠幸
1973年生まれ。神奈川県出身。大学卒業後、BEAMSに入社。販売スタッフ兼アシスタントバイヤーを経て、2012年よりサーフ&スケートの担当バイヤーに。2017年、オリジナルブランド<SSZ>を立ち上げ、デザイナー兼ディレクターとして活躍。加藤農園の4代目として、野菜農家としての顔も併せ持つ。
@katoyasai