高感度より好感度 〈ブリッラ ペル イル グスト〉新任ディレクター・小林順平がモテるビームス考える
大人の男性なら大切にしたい清潔感、上品さ、そしてさりげない色気やTPOにあった装い。
ブリッラのディレクター小林がスタイリングを考える時に意識する4つの要素をもとに、シーン別の10のスタイルを提案します。
ショッピングデートは少しだけ洒落っ気を
春のデートに、季節を感じさせる爽やかなホワイトデニムのジージャンを選びました。インナーに同色のニットを合わせれば、簡単にお洒落に見えます。これにデニムパンツだとシンプルすぎるので、ピンストライプのネイビーパンツをアクセントとして。ベースがネイビーで柄も細いストライプ、シルエットもすっきりとしているので上品に見えます。革靴だと張り切りすぎているかなと思い、スエードのスニーカーで大人らしさはキープしつつ抜け感を演出しました。
ドライブデートはタフすぎないけど機能的
ドライブが気持ちいい季節。男らしさをさりげなく感じさせるライダースジャケットはネイビーにして、ヘリテージになりすぎないように。こちらは、ボディがジャージーなので動きやすくドライブでもストレスを感じにくいのでオススメ。インナーはせっかく春なので気持ちも高まるカラーニットを。トップスの素材がスポーティなので、きっちり感のあるウールパンツでスタイリングのバランスをとりました。足元は上品なホワイトスニーカーで爽やかに仕上げています。
少しかしこまってレストランでディナー
ベージュにピンクのウインドーペーンをあしらった春らしいジャケット。お気に入りのレストランでのディナーに向かう足取りもさらに軽やかになる一着です。ピンクのチェックを目立たせたかったのでスタイリングはシンプルに同系色のブラウン、パンツは爽やかにホワイトを。ジャケットはリネン混なのでインナーのニットもリネンのものを合わせて統一感を出しています。さりげない色気を演出できるスキッパーは、個人的にも好きなアイテムなのでぜひお試しを。
お気に入りのカフェで午後の幸せなひと時を
私自身もそうですが、年齢を重ねると夏場でもなかなか半袖で外に出かけることが難しくなってきます。その点リネン100%のジャケットは、夏場にも活躍する万能アイテム。特にこちらは、シャツ生地なので袖をラフにまくっても着られるうえに、涼しげなのでとても重宝します。インナーは夏を満喫しているかのような鮮やかなブルーのニットを選びつつ、デニム素材のスラックスを組み合わせて、ラフなだけでは終わらない大人のカジュアルスタイルを表現しました。
男らしいパンツをデート仕様に格上げ
ミリタリーパンツは、スタイリングに男性らしい無骨さとミックス感をプラスしてくれるので一本持っているととても重宝します。ただ、そのままヘリテージに着こなすのは、デートには不向き。むしろジャケットやシャツと合わせることで、大人のカジュアルスタイルに格上げするのがオススメです。ジャケットはネイビーではなくあえてブラックを選び新鮮さを。一方で、シャツはウエスタンディテールのものを選んで、堅くなりすぎないように気を配りました。
気のおけない友人とのホームパーティに
自宅だから、張り切りはトゥーマッチ、でも妻の友人などには好印象を与えたい。そんな時に便利なのが、少しフェードしたブラックデニムです。デニムなのでカジュアル感がありながらも、ブラックなのでシック。少しフェードしているから、重くなりすぎてトップスのベージュやホワイトとメリハリがつきすぎてしまう、なんてこともなく、和らいだムードでまとめられます。トップスをベージュにして優しい雰囲気をプラスすれば、こなれた印象も簡単に演出できます。
リゾート地への旅行にふさわしい開放感
今は難しいですが、いつかリゾート地に旅行ができたらこんな着こなしで出かけてみたい!というコーディネートです。リネン混のクリケットセーターは、普段なら中にTシャツを着ますが、せっかくのリゾートなのであえて開放感を感じさせる素肌で着てみたい。くすんだ色のニットなので、ショーツはしっかりとコントラストをつけて上品に見せられるようにホワイトを選んでいます。シューズはブラックではなくネイビーで、重くなりすぎないように意識しました。
家族でお出かけするなら清潔感と爽やかさを
家族でのお出かけなので、清潔感のある〝いいお父さん〞というイメージでスタイリング。落ち着いた印象を与えてくれるスタンドカラーのブルゾンニットは、晴れた日に映える美しいブルーをチョイス。インナーはベーシックにボーダーにしてパンツは真っ白ではなく生成りにしていることでインナーとパンツが同化しすぎないように気をつけました。この少しの色のコントラストが、実はこだわりなんです。足元はネイビーのローファーで引き締めています。
避暑地の街をぶらり散策するなら
個人的に、昔からネイビーのリネンといえば、大人なイメージ。夏の避暑地を、こんな格好で過ごすのに憧れています。海の上ならショーツですが、街中なら太めのストライプのロングレングスのパンツにレザーサンダルくらいが、さりげない抜け感があってオススメ。リネンの素材感とパンツのストライプで十分インパクトはあるので、色はあえてネイビーで。一見無頓着なようで、計算されたスタイリング。考えていることは、バレたくないですけどね。笑
都会での休日は少しだけ色っぽく
リゾートを感じさせる開襟シャツも好きですが、都会で着るならこのくすんだピンクのように、少し色気のあるものを選ぶのがオススメ。ピンクは一歩間違えると派手になりすぎてしまう可能性があるますが、このシャツは洗いがかかったコットンなのでいやらしくならなくて好感度。パンツに引き締める効果を持たせるために、ブラックを選んでいるのもポイントです。ピンクとブラックは大人の色気のあるカラーマッチングなので昔から好きな合わせです。
Photo / Osami Watanabe [Sammy Studio]
Hair&Make-up / KOTARO [Sense of Humour]
Text / Junpei Kobayashi [BEAMS Co., Ltd.] , Shinji Mochida