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ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

同い年コンビの洋服談義〜今シーズン欲しいもの、気になるもの〜【Part 1】

同い年コンビの洋服談義〜今シーズン欲しいもの、気になるもの〜【Part 1】

〈BEAMS F〉バイヤーの村瀬と〈Brilla per il gusto〉ディレクターの小林。同い年でタイプの違う二人の洋服好きが、今シーズンのラインナップについてそれぞれの視点から欲しいもの、気になるものを語り合います。バイイングした経緯やアイテムへの拘りはもちろん、仲の良さが垣間見られる自然体なトークも見逃せません。

小林:気温もかなり下がってきてそろそろ本格的な冬突入ですね。
村瀬:やっとレイヤードを愉しめる時期になってきたね。
小林:洋服が一番愉しい季節です。そんな今日は秋冬シーズンのアイテムについてってことですが・・・それにしても何か新鮮ですねこの二人の並び。(笑)
村瀬:実は同い年だもんね。
小林:はい。村瀬さんの方が社歴が長いので先輩ですが。
村瀬:でもガンガンいじってくるよね。
小林:もちろん尊敬の上でです。今日もお願いします。(笑)
村瀬:じゃあ早速〈ビームスF〉からですが・・・
小林:あ、逃げましたね。(笑)

村瀬:いきなり本命みたいな感じですが、この〈スティレ ラティーノ〉のコートですね。これはめちゃくちゃ格好良いです。
小林:飛ばしますねー。でもそれは自分も気になってました。

村瀬:生地に熱や摩擦を加えることで毛玉のような起伏を表現したナッピングウール、所謂カセンティーノの生地を用いたダブルブレストのコートです。”AIACE”と呼ばれる、ポロコートのようなダブルブレスト型のモデルを採用し、そこにほんのりとゆとりのあるサイジングを載せて程度に時代感を取り入れました。ブランドらしい色気のある仕立てはもちろん、グッと男らしく映る襟の表情に、後ろからウエストを引き締めて見せてくれるバックベルトなど、クラシカルな重厚感を味わえる紳士の一着です。

小林:渋いですね。カセンティーノって久々じゃないですか?
村瀬:そうですね。一時期流れとして出てきていましたが、その時はイタリア的着こなしがメインでした。ただ、カセンティーノ自体のルーツはカントリースタイルにあるので、実は今の気分にもぴったりハマってくれます。ブリティッシュムードなジャケット、スーツスタイルにこそ合わせたいですね。

村瀬:次はこのニットかな。〈モルガーノ〉のチルデンセーター。これはパターンから配色まで細かく拘って作り上げた、〈ビームスF〉の完全別注アイテムです。

村瀬:ヘリンボーンのボディにチルデンの襟という野暮ったくなりがちなディテールながら、しっとりとした上質なウールカシミヤを用いることによって非常に大人っぽく仕上げています。個人的にはこの配色が最も刺さるポイント。グレーベースのグラデーションにさりげないパープルが都会的な色気漂う”グレー”と、ブラウン・ボルドー・イエロー・グリーンという正統派カントリートラッドな”ブラウン”。どちらも違った魅力のある表情をしています。

小林:これはまさに〈ビームスF〉。そんな印象です。正統派な、かなりトラッドな空気感ですよね。
村瀬:そうですね。今のドレスクロージングの流れ、気分的にもこういったクラシカルなムードのものを積極的に取り入れたいと感じています。合わせ次第では新鮮にも見せられますし、オーセンティックなものがベースなので飽きることも少ない。ワードローブに加えておいて損はないアイテムですね。
小林:村瀬さんならやっぱりグレーですか?イメージ的に。
村瀬:さすが。よく分かってる。(笑)でもブラウンも実は気になっていて、このクサい感じがまた良いんですよね。あまりそういったスタイルをしないので、挑戦してみる意味でも欲しいです。

小林:村瀬さんのエンジンがかかってきたところで自分行きます。(笑)まずはジャケットからご紹介します。

小林:こちらは〈ブリッラ ペル イル グスト〉オリジナルの一着です。このジャケットの魅力はなんと言ってもこの生地の色合い。どうしてもシックな色が多くなりがちな秋冬シーズンを華やかに彩ってくれる柔らかなピンクカラー。他のジャケットにはない、こなれた存在感というものが漂います。ピンクと聞くとやや派手に思われますが、この生地はほんのりとスモーキーな、くすんだトーンのピンクを採用しているので、普段のスタイリングにも馴染みやすく仕上がっています。

村瀬:このカラーは〈ブリッラ ペル イル グスト〉らしいと言うか、大人の色気がある感じだね。
小林:はい。そこが魅力です。質感にも拘っていて、〈エルメネジルド ゼニア〉社の”HERITAGE”と言うシリーズのものを使っています。このシリーズはブランドの持つアーカイブ資料の中から1930年代ほどのテキスタイルを元に、同年代の糸、組織、デザインを現代風にアレンジし、復刻したもの。かといって当時のようなヘヴィーでガシッとした質感は一切なく、ソフトでライトウェイトな上品な空気感で織り上げられています。都会的な装いにも映えるような、モダンヴィンテージなルックスが非常に気分です。
村瀬:確かに。見た目と違ってすごく柔らかい。軽い着心地でヘリテージなムードを取り入れられるのはすごく今っぽいね。

小林:続いてこちらのニット。〈グランサッソ〉の8ゲージタートルネックニットです。

小林:こちらもかなり細い部分に拘って別注しました。ブランドのインラインで展開していたものをベースに襟の表情を僅かに修正しています。イタリア人に比べ首が細い日本人がオリジナルのものを着ると、ボリュームが出過ぎて大袈裟な感じがしてしまう。そこでリブの太さを細く、長さも短く取ることで日本人が着てもきっちりと上品に、そして大人っぽく見せられるようにしました。かなり細かな部分ですが、譲れないポイントです。個人の思いだけでなく、私たちのお客様の顔を思い浮かべてバイイングする。こういったところはビームスらしい拘りかなと思っています。

村瀬:そうだね。その考え方は〈ビームスF〉も同じ。アイテム自体が格好良いことは前提だけど、それを格好良く着てもらうことが一番の使命だからね。
小林:さすがです、先輩。
村瀬:このニットはケーブルの表情も良いよね。大人っぽい甘さというか、上品なカジュアル感が出てる。
小林:流しますね。(笑)こちらは”AIR WOOL”という糸を使って編み上げているのですが、その仕上げが絶妙なんです。ミドルゲージで目を詰めていながらも、しなやかでふわっと柔らかい風合い。厚みもそれほどなく、インナーにも難なく合わせられる丁度良い質感を計算して作っています。コートの下にさらっと一枚で着るようなスタイルはもちろん、ジャケットのインナーにして温かみのる奥行きを演出していくというような着こなしもおすすめです。

村瀬:小林さんもエンジンかかってきたのでちょっとここで自分から。こちらは生地選定から行っている〈ビームスF〉のオリジナルタータンチェックタイです。

村瀬:生地には150年以上もの歴史を持つ英国の老舗〈アダムリー〉のシルクを用いています。70〜90年代のブリティッシュアメリカンなムードを彷彿とさせる配色、デザインは一から〈ビームスF〉で指定させていただいて起こしたもの。ヴィンテージのアーカイブを元に、細部まで拘って作りました。伝統的なハンドプリントの奥行きある柄出しに、もっちりと弾力ある50オンスのシルク。ぎゅっとした締め心地と美しいノットがクラシカルなVゾーンを魅せてくれます。オーセンティックでいながら今非常に気分な一本です。

小林:良いですよねこれ。しなやかな生地と品のあるプリントが綺麗な印象です。こちらもそうですが、今シーズンは様々なアイテムで”チェック”というパターンを使っていますね。
村瀬:そうですね。スーツ、ジャケットからシャツ、タイ、パンツまで。ほとんどのアイテムに落とし込まれ提案されています。ただ、やはり主張がやや強くなりがちなパターンなので、こういったタイなどの小さな面積で取り入れると普段のコーディネートにもすんなり馴染んでくれると思います。

小林:じゃあ次は自分ですね。とっておきのアイテムをご紹介します。

Photo & Writing / Kengo Motoshige

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