〈ブリッラ ペル イル グスト〉が提案する2024SS スタイル | この春、 好きになってもいいですか?
〈ブリッラ ペル イル グスト〉が提案する2024SS スタイル | この春、 好きになってもいいですか?
〈ブリッラ ペル イル グスト〉が提案する 2024SS スタイル

老若男女問わず好感を与えるスタイルの提案を信条とする〈ブリッラ ペル イル グスト〉。そのディレクターを務める小林順平が今季イチオシする10の着こなしを、ロジカルながらわかりやすい解説とともにお届けいたします!
インパクトを洗練に昇華するテクニック
ストライプジャケットはトーンを揃えて上品に
シンプルになりがちな春夏の装いを華やかにしてくれる「ストライプジャケット」。今シーズン取り入れるなら、着こなしの主役になる大柄のストライプがオススメです。インパクトのあるジャケットはともするとやんちゃすぎる印象になりかねません。そこで大切なのはジャケットのもつ雰囲気を大切にし、スタイリング全体のトーンを揃え上品にまとめること。ジャケットはベースがオフホワイトになっており、ストライプ部分のブラックが掠れてコントラストが和らいでいることで着こなしやすい一着。ベージュのニットポロで上半身のトーンを揃えつつ、パンツは全体がぼやけないようにきれいなホワイトのコットンパンツでバランスを取っています。モノトーンの着こなしも引き続き注目されていますが、今年は春夏らしい軽やかさを楽しんでみるのも良いのでは?

久しぶりに紺な着こなしが新鮮
ネイビートーンは ジャケットを明るくして精悍に
"時代は回る"とよく言いますが、着こなしにおいてもかつてのエッセンスをうまく今の時代に採り入れたスタイルが存在します。このネイビートーンの装いもそのひとつと言えるでしょう。かつて7、8年ほど前に多くの人々が採り入れていたネイビートーンのスタイリングですが、近年はすっかり影を潜めていた印象でした。ただここ数シーズン、ピッティのブースやモードの世界でも多くのブランドが積極的にネイビートーンやネイビーワントーンのスタイル提案を行っており、今とても新鮮な着こなしと言えます。ジャケットをネイビー無地で完全なネイビーワントーンにするのも良いですが、あえてワントーン明るくすることでメリハリが生まれ、よりネイビートーンが強調され精悍でありながらも新鮮味溢れる着こなしになるのです

柔軟な発想で新鮮なムードを注入
ホワイトジャケットをモノトーン以外でも愉しむ
春夏の定番となりつつあるホワイトジャケット。近年はモノトーンやモノトーンから派生した着こなしが主流でしたが、今シーズンはネイビーと合わせ、より春夏らしさを表現したスタイリングもオススメです。マリンテイストを感じさせるホワイト×ネイビーは春夏の着こなしにうってつけ。もちろんネイビー無地のパンツでも良いですが、現在注目されているストライプのイージーパンツを合わせれば一層華やかになります。ホワイトジャケットは派手な印象があるかと思いますが、難しく考えずにトップスはトーンを揃え、白シャツを着ているような感覚でスタイリングに採り入れるのがオススメです。ジャケットの軽い仕立てと、ドローコード付きのイージーパンツなので、インナーのシャツはラフに裾をアウトして堅くならないようにするのが今季的です。



「初めまして」から記憶に刻まれるために
きれいなジャケットとシャツで醸し出す洗練さ
落ち着いた配色のスタイリングが続いたここ数シーズンですが、春夏らしい美しいカラーリングのスタイリングが今、新鮮に映ります。落ち着いたベージュのベースにきれいなサックスブルーが印象的なジャケット。それをセオリー通りに柄の色を拾いブルーのリネンシャツで奇をてらわずに着こなすことで生まれる洗練さがこのスタイリングのポイントです。美しいものには美しいものを。着こなしが多様化している今の時代だからこそ王道が新鮮に感じられると思います。写真には写っていないですが、パンツも難しく考えずにホワイトパンツを合わせ上品にまとめるのがオススメです

都会的なムードに大人の渋みをプラスする
モダンさを感じさせるブラックにブラウンという新しい着こなし
ドレスクロージングの世界でもブラックはもはや定番カラーとなり、その着こなしの幅は年々広がりを見せています。ここまで広がりを見せた要因としてはブラックを採り入れることで着こなしがモダンに昇華されるという点が大きいと考えられます。スタイリング次第では野暮ったくなりかねないブラウンもブラックと合わせることで都会的な着こなしへとアップデートされます。ブラウンとブラックという男らしさを感じさせるカラーリング同士の色合わせはハードになり過ぎないのがポイント。シャツはリネンのプルオーバーで軽快さを大切にし、パンツもワイドテーパードで抜け感を演出してみました。そこにブラックともブラウンとも相性の良いピンクを差し色に使い洒落感をプラスすれば、洗練と渋みを兼ね備えた大人のカジュアルスタイルが完成します

さりげない洒落っ気が大差を生む
春夏の着こなしを格上げするストライプのイージーパンツ
季節を装いから感じさせるのも大人の嗜み。ただし、春夏らしさを求めるあまり、大人の品格から逸脱しては本末転倒です。求めたいのは“軽快さを演出しながらも上品さを失わない”装い。そこでオススメなのがストライプのイージーパンツです。今シーズンは多くのブランドから提案されており、夏の定番アイテムとしても注目されつつあります。単調な着こなしになる夏の装いに変化を与えてくれるこの手のパンツは、リラックス感のあるウエストのドローコード型ながら脚のシルエットを美しく魅せてくれるテーパードシルエットを選ぶのがポイント。トップスはリネンのざっくりした素材感と夏の日差しにも映える発色のきれいなカーディガンを合わせラフになり過ぎないように。インナーもTシャツではなく、ニット素材とネッカチーフで洒落っ気をプラスしています


求めたいのは男臭さじゃなくて包容力
都会的に着こなすダブルライダースが気になる
男の定番であるレザーのダブルライダースですが、ハードなイメージが強く敬遠される方も多いはず。ただ、同時に憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。そんなハードなイメージを払拭し、日常使いで楽しめるダブルライダースを今回〈エンメティ〉で別注しました。ダブルライダースの雰囲気はそのままに、ハードさを感じさせるエポーレットやベルトなどの装飾を排し、より洗練されたデザインにアップデート。素材も表革ではなく、スエードにすることで柔らかな表情になっていることと、カラーにブラックではなく、モダンなチャコールグレーを選んでいるのもポイント。スタイリングももちろん白T&ジーンズではなく、上品さを感じさせるグレートーンのニットとスラックスにすることで、大人の包容力や知性が香り立つライダーススタイルが完成します

いつものスタイルに新風を吹き込む一手
旬のグリーンで装いが一気に新鮮に
今シーズンの注目カラーである「グリーン」はシャツだけでなく、ジャケットやアウター、ニットなど様々なアイテムに落とし込まれています。特徴は、今までのようなミリタリー感のあるくすんだグリーンではなく、明るいトーンで表現されたグリーンが多いこと今シーズン注目を集めている明るいトーンのグリーンは、オフホワイトのような明るい色目だけでなく、ブラックなどとも相性が良いので実は非常に汎用性の高いカラーと言えます。新鮮なカラーなので一枚で採り入れてもサマになりますし、写真のスタイリングのようにリネンスーツなどと合わせてドレスダウンを楽しむのにも最適。リラックスムードのあるリネンのプルオーバーシャツは裾をアウトし、レザーサンダルを合わせることでスーツの新しい愉しみ方を表現してみました

肩肘張らない大人は力の抜きドコロを知っている
リゾートスタイルはパイルとスリッポンでひと匙の洒落っ気を
年齢を重ねると「旅先では開放感を味わいながらも、品のあるスタイリングを心がけたい」なんて思うようにもなってきて……。そんな方にオススメなのがパイルのセットアップとモカシンタイプのスリッポンです。メタルボタンを採用した上品な印象のダブルジャケットと軽快な膝上丈のショーツは、旅先の寒暖差にも対応しやすく、程よくカジュアルなパイル地は、吸水性にも優れた柔らかく肌触りの良い素材。日に灼けた肌を、優しく包み込みます。さらに、足元にはスニーカーの快適さとレザーシューズのような見た目を叶えてくれるモカシンタイプのスニーカーを。インナーも、旅先の開放感を視覚的にも表したグリーンで華やかさをプラスしてみてはいかがでしょう?もちろん旅先以外でも活躍してくれるアイテムですので、今夏の主戦力としてぜひご活用下さい

軽装でこそ醸し出せるセンスがある
酷暑は一枚でもかっこよくでも快適さは忘れずに
過酷な環境が続く真夏の日本。今までのように「大人は何がなんでも長袖の袖を捲り、半袖は絶対に着るべきではない」という考え方ではなく、季節を楽しみながらお洒落をするという柔軟な考え方に、そろそろシフトしても良いのではないでしょうか? ただ“半袖一枚でお洒落”というのは意外にも難しく、アイテム選びやシルエット、そして色使いなど、気を遣う部分がとても増えてきます。このニットポロシャツは少し落ちた肩やゆとりのある身幅、そしてフロントの大振りなボタンが一枚で主役になるアイテム。袖と裾がリブになっており、しっかりとホールドされていてだらしなく見えな
いように工夫されているのも特徴。スタイリングも、ライトブラウンにブラックのパンツという時代性を感じられることのできる色合わせにしていることも大きなポイントです
