いつまでも、着たい。最高のベーシック。
Vol.3 ”ラフでいて綺麗。大人のカジュアルシャツ”
〈BEAMS F〉ビッグシャツ
"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。
今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。
本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。
いつまでも、着たい。最高のベーシック。
〈BEAMS F〉が本気で作り込むオリジナルのアイテム。自ら企画するからこそできる、とことんこだわり抜いたものづくりをご紹介します。


「このアトリエライン ドレスシャツを作るきっかけとなったのは、フランスに出張した際に現地にて私自身が購入したドレスシャツでした。素材は120番手双糸の高級生地を使用しているものの、襟の収まりが決して良いとは言えず、ベースとなるパターンも前身が小さい日本人の体に合いづらい。加えてプライスもかなり高額です。ただ、フランスのシャツらしく、その漂うエレガントな空気感はやはり逸品でした。このムードを理想的なフィッティングで纏いたい。そう思い、企画したプロダクトです。今の日本の技術力であれば、日本人に合い、かつ理想的な物が作れるだろうとイメージを膨らませていました」

「ただ、言うは易く行うは難し。まさにその言葉通り、理想を形にするまでの道のりは平坦ではありませんでした。幾度もの試作と修正を重ね、ようやく辿り着いたのが、現在のアトリエラインのシャツ。やるなら徹底的にやる。〈BEAMS F〉のものづくりの根幹にあるものを詰め込んだ、渾身のドレスシャツと言えます」

「フランスのシャツの魅力はなんと言ってもそのエレガントな空気感にあります。ドレスシャツらしい堅く凛々しい雰囲気を纏いつつも、どこか柔らかく流麗な身のこなし。ブリティッシュな堅牢さとイタリアンな色気のどちらも感じられるような、エレガントなルックスがポイントです。このアトリエラインのシャツもそのムードをベースとしつつ、モダンでいて日本の街並みにも馴染んでくれるニュアンスを取り入れ製作しました。シルエットはタイトすぎず緩すぎず。現在の〈BEAMS F〉のドレスシャツから、ネックはそのままにボディがワンサイズアップしたようなイメージです。いつの時代も普遍的に着られる、まさにクラシックなフィッティングを目指しました」


「まずはシャツの顔となる襟から。ほどよい開きと長さのセミワイドカラーに、立ち上がるようなタブカラー。どちらもフランスらしい堅くも柔らかい、マイルドなルックスがポイント。特徴的でありながらその主張は控えめで、様々なスタイルにミックスでき馴染んでくれる懐の深さもフランスシャツならではだと思っています」

「正直、この襟がこのシャツを作る上で最も難しい部分でした。フランスシャツの襟の描く絶妙な曲線を再現しつつ、現代的かつ日本人のパーソナルな部分を引き立てられる。そんな襟型を作るために、タイスペースや開きの見え方はミリ単位で拘り調整しています。おかげで、ネクタイを締めた時の収まりも完璧と感じていただけるような襟もとが表現できました。国内製のフラシ芯を使用し、肌に吸い付くようなフィッティングと柔らかな表情を長く愉しめる点もポイントです」


「次に袖。カフはラウンドカフとスクエアカフを襟型に合わせ採用しています。ここも従来の〈BEAMS F〉のシャツとは異なる点です。釦にもこだわりがあり、白蝶貝を使用し形から完全に別注し製作いただいたものを付けています。高級感がありながらも控えめでいて、さりげなくエレガント。ドレスシャツ本来の気品あるディテールを踏襲しました」


「前述したように、多くの日本人は欧米人に比べ前身が小さく肩が前に出ているという特徴があります。シャツのフィッティングを向上させるためにはそこに沿うように仕立てる必要があるので、このシャツは設計から前身を小さくし袖は後付けによって作っています。これはハンドメイドのシャツによく見られる手法で非常に手間がかかり難易度も高くなるのですが、理想を形にする上で妥協はしたくなく、この製法を採用しました。袖をやや前振りに付けることで、体に沿い腕の上げやすさや着心地がグッと向上しています」


「そして縫製。国内屈指の技術力を誇る作り手にお願いをしています。熟練の職人によって一つひとつ、正確、丁寧な工程を経て仕上がるシャツは、ブレがなく安定した高いクオリティに。日本のものづくりの良さをベースとしながら、フレンチなディテールでムードを取り入れていく。まさに、今着たい理想のドレスシャツを形にしてくれる、高い技術を有するジャパンメイドならではの強みです」

「細かな部分では運針*もこだわっているポイント。一般的なドレスシャツの運針はほとんどが約21針(30mm間)なのに対し、アトリエラインのシャツでは24針に設定しています。この運針は細かければ細かいほど縫製に時間を要し、高い技術も問われるところ。細かく縫われたステッチはまるで一本の線のように見え、ドレッシーなムードをいっそう高めてくれるため、高級なドレスシャツの代名詞ともされています。しかし、単に細かければ良いという話でもなく、その縫製のクオリティやパターン、デザインとのバランスが重要。この部分もじっくりと調整し、アトリエラインのシャツが最も良く見える24針を採用しました」
*ステッチのピッチのこと


「着心地、見た目を左右する重要な素材に関しては、120番手以上の高級シャツ地の中から縦横双糸に限り、さらにそこから上質なフレンチムードに馴染むものを厳選して載せています。縦横双糸を使用しているのには、肌触りの滑らかさや自然なストレッチ性からだけでなく、単糸に比べて約2.5倍ほどの強度を誇るため、度重なる洗濯にも耐えうるタフさを有しているからです。ただただ上質であるということでは終わらない、日常から上質を愉しめるような一着を目指しました」

「ディテールはあくまで控えめにシンプルに。胸ポケットなしのフロント、裾は柔らかなラウンドカット、袖口は3本プリーツ、ダーツなしの一枚で構成したバックヨーク。前立ては襟型に合わせ変えており、レギュラーカラーは前立てあり、タブカラーは前立てなしの仕様を落とし込んでいます」

「ベーシックなホワイトとサックスのソリッドに加えて、今シーズンは掠れたような表情のグレーストライプにサックスベースのオルタネイトストライプを新たにラインナップ。毎シーズン気分や流れをさりげなく取り入れられるパターンを載せています。ただ、あくまでベースはクラシック。どちらの柄も主張がありながら柔らかく、上品にこなせる点がポイントで、このアトリエライン ドレスシャツのムードを存分に愉しめる仕上がりとなっています」







「クラシックなフレンチシャツの気品に、現代の最高峰の日本の技術を融合させたアトリエライン ドレスシャツ。フレンチ特有の洗練された柔らかさは、ボーダーレスに進化する現代のメンズドレスシーンにおいて、多様なミックススタイルを可能にしてくれます。ぜひ一度、袖を通していただきたい一着です」
いつまでも、着たい。最高のベーシック。
Vol.3 ”ラフでいて綺麗。大人のカジュアルシャツ”
〈BEAMS F〉ビッグシャツ
いつまでも、着たい。最高のベーシック。
Vol.1 “日常に極上を”プレミアムスウェット