BEAMS

シルクツイルのチーフ

( BEAMS F )

木綿のハンカチーフならぬ

シルクのポケットチーフ

シルクツイルのチーフ

BEAMS F

  • スーツ離れが叫ばれて久しい昨今。ですがまだまだ、というよりむしろ、だからこそ、“正統派の装い”が際立つシチュエーションがあります。それが冠婚、すなわち慶事。祝いの気持ちを語らずとも雄弁に表現し、普段着とのギャップが場も気分も盛り上げるわけ。このフォーマルなシーンにおいて確たる差を生む小物がチーフですが、その役目は極論すると“胸元を立体的に演出する”こと。この原理原則を理解していると、今必要なチーフの条件が見えてきます。
  • WHY

    答えはズバリ?

    そう、シルクのチーフです!

    ビジネスの場や脇役に徹すべきシチュエーションまで使い回すことを考えるなら、基本の一枚は“リネンの白”でしょう。でも、装いに華やぎをプラスするという観点で選ぶなら“シルクのツイル”に勝るものなし!豊かな発色や光沢はモチのロン、ハリコシのある生地感だからパフドスタイルのような立体的な挿し方も容易。胸元を立体的に演出するという共通理解にのっとって、今の時代にあえての“シルク絶対論”を唱えたいのです。

    フワッとさせてシュシュッ。ふくらみ感のあるシルクゆえ、コツさえ掴めば難易度やや高なパフドスタイルもお任せあれ。

  • DETAIL

    由緒正しき正方形のシルクのチーフに

    一切のシカクなし

    ここぞの一枚たるシルクのチーフですから、いざとなってモタつくことのないよう、シンプルにして取り回しやすい普遍的な仕様こそがベストと言えましょう。生地の織りは光沢と厚みを引き立たせるツイルが◎。また形状はもちろん折り目正しい正方形で。ちなみにチーフがこのような正方形のフォルムとなったのは、かのマリーアントワネット妃がルイ16世に進言したことがきっかけとの伝承があり。理由は諸説あるようですが、二百年以上続く基本には折り目正しく前ならえしておきましょうね。

    ナチュラルなホワイトの色味も、品のよさに一役買っています。

    ちなみにブラックタイのときのチーフはリネンでなくシルク、が基本です。

( Staff Snap & Voice )

素材由来の上品な光沢がドレッシーな雰囲気を演出してくれます。チーフの入れ方ひとつで表情が変わって見えるのも魅力的ですね。スーツスタイルのお供に一枚持っておくと重宝しますよ。

芹沢 良輔(ビームス プレス)

FORMAL : OTHER ITEM

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