BEAMS+

ALL YOU NEED IS IVY

BEAMS PLUS 2019-20 AUTUMN / WINTER
ORIGINAL COLLECTION

LOOK BOOK

CONCEPT

SEASON CONCEPT

ALL YOU NEED IS IVY

1901年にブルックス ブラザースが考案したNo.1サックスーツは、アメリカントラディショナルの原型と言われています。それまでイギリスを模倣し続けてきたアメリカの服飾文化に、自国独自のエッセンスが加わりました。やがてテーラードメイドの恩恵を受けた成功者やエリート層によって、アイビー・スタイルが形成されていきます。
過去2シーズン、<BEAMS PLUS(ビームス プラス)>は限られた環境の中で過ごすアイビー・リーガースのライフスタイルが生み出した、ある種の特権ともいえる着こなしを切り取り、提案してきました。しかし今シーズンは、1950年代にアメリカ全土に浸透した、流行としてのアイビー・ルックにフォーカスしています。
アイビーを世俗的なものとしてメジャーに落とし込んだのは、アイビー・リーガースでなくハリウッド俳優でした。アメリカ黄金期とは大量生産の時代。それはつまり誰もがアメリカントラディショナルを楽しむことができる、自由な時代の到来。銀幕を飾ったスターたちによる華やかなアイビー・ルックは、メディアを通じて人々に憧れを抱かせ、瞬く間に日本でもブームとなったのです。
ジョージ・ペパードが端正に着こなすブレザー、ディア・ハンターの鮮やかなカラー・パレット、ポール・ニューマンの荒々しいジャケットスタイル。そのスタイルは脚本を演じるために装われた、伝統に固執することのない新しいファッションでした。そこに<BEAMS PLUS>の現代解釈を加えることで紡ぎ出した、新しいアイビーのストーリーを、どうぞお楽しみください。

BEAMS PLUS takes inspiration from the 1940-60s American golden age and gives it a modern spin.
This season the focus is on the glamorous IVY LOOKS that were instigated by the Hollywood actors and became widely popular all over America after the 1950s.
George Peppard’s stylish blazer look, Anthony Perkins’ gracious college style, Paul Newman’s wild ways with his jacket… their styles were a fresh wave in fashion, adapted to fit the scripts, unrestricted by tradition.
Enjoy BEAMS PLUS’ IVY STORY, a modern interpretation of IVY LOOKS of the silver screen Stars.

<BEAMS PLUS>レーベル立ち上げ
20周年を記念したドキュメンタリー映像
古き良きアメリカへの憧憬をかたちにかえる<BEAMS PLUS>が、「PLUS」の本当の意味を確かめるショートムービー「What is BEAMS PLUS?」。
日本、イタリア、ロンドン、そしてアメリカ。世界中から得た関係者たちの証言から、20年の歴史と真実が明らかに。

with
( in A to Z… of appearance)
Alan Zafrin (JOHNSON LEATHERS)/Al Ribaya (AL’S ATTIRE)/
Andrea Canè (Woolrich International)
Bruce Pask (Bergdorf Goodman and Neiman Marcus)/
Curt Clark (Southwick)/
Daiki Suzuki (NEPENTHES AMERICA INC)/
Daniel Todd (MR PORTER)/Hisao Saito (TUBE)/
Jack Carlson (ROWING BLAZERS)/
Kenichi Kusano (KENNETH FIELD)/
Robert Clark (ALDEN SHOE COMPANY)/
Satoshi Suzuki (LOOPWHEELER)/
Shigehiko Taguchi (dip ltd)/
Shinsuke Kojima (KAPTAIN SUNSHINE)/Tomoki Sukezane (STYLIST)

CONCEPT

1940年代半ばから1960年代半ばにかけてのアメリカは、かつてない好景気のもと、政治や経済、スポーツや文化など、あらゆる面で大きく成長しました。このおよそ20年間は、今に続く長いアメリカの歴史の中でも「黄金時代」といわれています。戦争で勝利し、国力が飛躍的に伸び、需要は高まるばかり。合理主義のもとに大量生産がシステム化され、シーンやスタイルに応じた「ユニフォーム」が新たに編集されたのも、時代の大きな特徴でした。アメリカントラディショナル、ワーク、スポーツ、ミリタリー。それぞれがもつ意味を正しく生かす、無駄のない機能をもった衣服には、普遍的な美しさがあらわれています。この4つのカテゴリは、今日に伝わるファッションのスタンダードであり、原点です。ビームス プラスは、その時代背景から生まれたディテールを正しく理解することから導き出した『現代のベーシックウェア』を提案します。

In the mid-1940s to mid-1960s, so called America’s "golden era", the U.S.’ national strength remarkably grew, taking advantage of the booming economy. During this era, systemized mass production eventually became the mainstream, and various uniforms were modified for more specific scenes.
The fashion standard and origin of today’s basic wear comes from the categories, American traditional, work, sports and military. Universal beauty can be seen in these functional clothing that properly utilizes each significant detail. Based on the historical background of these uniforms, BEAMS PLUS suggests modernistic basic wear with authentic details.