Solon Fleece Pullover

圧倒的な着回し力。季節を越えて重宝できる〈L.L.Bean〉の「ソロン・フリース・プルオーバー」

ソロン・フリース・プルオーバー
2024.01.15
ひんやりとした空気が気持ちいい、寒い季節の外遊び。特にキャンプでは、あたたかい焚き火や食事が身体に沁みるし、星空はきれいによく見えます。

そんな春先までしか味わえない時季の醍醐味をたっぷりと堪能するために、温かいウエアは欠かせません。とは言え、なんでもいいってわけじゃない。肩肘張らない程度にこだわりたいもんですね。

アウトドアシーンの防寒ウエアにはいろいろとありますが、フリースほど万能なものはないのでは? レイヤリングのミッドレイヤーにはもちろん、1枚だけで羽織ってもサマになる。秋から春までの寒い季節に手放せない1着です。

多種多様にあるフリースのなかで、おすすめしたいのは〈L.L.Bean〉の「ソロン・フリース・プルオーバー」。すでにフリースを何着も持っている人だって、ワードローブに追加する価値があるんです。

この「ソロン・フリース・プルオーバー」は、昨年デビューした〈L.L.Bean〉のニューライン、“Japan Edition”からリリースされました。日本のデザインチームによって開発されているので、野暮ったくならずに着こなせると評判です。

デザインは90年代のフリースをモチーフにしてレトロな仕上がりに。ゆったりとしていますが、着丈がやや短いボックスシルエットだから、すっきりとしていて好印象。体型を問わずにスタイリングしやすくなっています。厚手のパーカをレイヤードしても着膨れしにくく、コーディネートのアレンジも楽しめそう。身幅が広いので、裾のドローコードを絞ってシルエットに動きをつけるのもグッド。

注目してもらいたいのは、スリーブのパターン。上身頃・肩・袖を一枚の生地で仕立て、腕の可動域を広げたデザインが採用されています。腕の上げ下げに窮屈さを感じず、リラックスして過ごせる仕様です。そして、パターンによる肩の位置が定まっていないから、丸みを帯びた肩のラインのユルさもいい感じ。

胸ポケットのジッパープルと背面の裾には、ブランド創業75周年を迎えた1987年に登場して以来、〈L.L.Bean〉のアイコニックなロゴとして根強い人気を集めているカタディンロゴが。その小さく佇む主張しすぎない存在感が絶妙です。

前立てや裏地などにコントラストが効いているカラーリングを配した、単調に見せないアクセントも洒落ています。この1着だけでコーディネートが完成する、デザイン性の高さが素晴らしい。

素材は、INVISTA社が開発した保温性が高くて軽量な中空ポリエステル繊維「THERMOLITE(サーモライト)」を使用した、ブランドのオリジナル生地「ボンディング・フリース」。ほかのフリースよりも細番手の糸を用いて、裏面に同じフリース素材をボンディング加工したことで、とてもソフトでありながら、膨らみと張りのある風合いです。

アウトドアのフィールドだけじゃなく、街でも着たい「ソロン・フリース・プルオーバー」。トレンドに左右されないタイムレスなデザインと、1年の長きにわたって着用できるシーズンレスな着心地は、持っておくと心強い1着です。

カラーバリエーションは、イエローの発色がいい“コーン”と、90年代のムードが漂う“ネイビー”の2色を用意。どちらもコーディネートの主役にぴったりで、外遊びの装いを格上げしてくれるはず。即戦力となること請け合いの「ソロン・フリース・プルオーバー」、マストバイですよ!

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L.L.Bean / Solon Fleece Pullover
L.L.Bean
¥19,800 (inc.tax)

文:小松翔伍

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