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〈エリザベス・パーカー〉のタイクリップ

( elizabeth parker )

絶対にハズさない

安パイな紳士のアクセサリー

〈エリザベス・パーカー〉のタイクリップ

elizabeth parker

  • スーツの着こなしには型が存在します。ことビジネスやフォーマルの場では、歴史に裏付けられた一定のルールを逸脱しないことが第一義で、そのなかで素材やらフォルムやらで独自の味付けにトライしますよね。たとえばホラ、鰻重という料理は重箱のスミをつついても何も出ないくらい基本の型がフィックスしていますが、それと同じ。スーチングにおいても型から逸脱しかねない余計な装飾は通常、地雷案件です。
  • POINT

    シンプルイズベスト。

    タイの乱れを防ぐという大義から

    踏み外さない

    そんななか誰でも手軽に、かつ安パイのまま使える唯一のアクセサリー。それがタイクリップではないでしょうか。〈ビームスF〉では長年、英国のエリザベス・パーカーのプレーンなタイプが定番に君臨。「山椒は小粒でもピリリと辛い」とはよく言ったもので、タイクリップも面積は小さいながら効き目は抜群です。胸元にシルバーがキラリと光る華やかさがいいんです。

    先端の装飾がほんの少しだけ主張。品のよい遊び心が洒脱さを醸し出します。

  • DETAIL

    クイクイッと

    立体的なVゾーンに!

    余談ですが、日本最古の香辛料である山椒は今、洒落たスパイスとして世界各国で人気を博しているとか。タイクリップも、タイの位置がズレやすかった何世紀も前に固定のための道具として誕生したそうですが、今では洒落た装飾品としての側面が強め。ですがこの、タイの乱れを防ぐというタテマエがあるからこそ嫌味なく付けられます。ただし!葬儀でシルバーの装飾はNGなので、その点のみお忘れなきよう。

    横から見ても、その造形美は際立って見えます。まさに死角なし。

( Staff Snap & Voice )

落ち着いたダークブラウンのスーツにあわせて、ネクタイはチャコールグレーのサテン地に。滑らかな曲線が美しいネクタイピンが、スーチングにピリッとスパイスを利かせてくれます。

澤井 佑馬(ビームス 六本木ヒルズ)

FORMAL : OTHER ITEM

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