BEAMS

6アイレットのキャップトゥシューズ

( BEAMS F )

まごうかたなき

紳士靴の基本の「キ」

6アイレットのキャップトゥシューズ

BEAMS F

  • 紳士靴において「絶対に外さない一足」、それは黒のストレートチップであると識者は口を揃えます。またの名をキャップトゥと呼び、つま先部分に一文字のステッチが走り、キャップ状の革が一枚、被せられているかのようなデザインです。紳士靴に基本の「キ」があるとすれば、ソレはコレで、慶事も弔事も、いわんやビジネスにおいてをや。まるっとOKなデザインと覚えてください。そのぶん、正直に申し上げて派手さは微塵もありません。黒ストですから。でも、黒ストのなかにもピンからキリが存在します。穴飾りとか、デザインでごまかせないだけに、なおさら。裏を返せば黒ストにこそそのブランドの靴作りがダイレクトに現れます。ピンキリの“ピン”の代表格たる有名紳士靴メーカーの黒ストだと10万円~コースですが、ビームスFのオリジナルはその半額。でも見た目の高級感はちっとも引けを取りません。そりゃあロングセラーにもなりますって!! じゃあなんでピンキリのピンに魅せられるの?を、下にて懇切丁寧にご説明しましょう。
  • WHY

    人目に付かない&無意識に

    気になる細部にこそ神が宿る

    というわけで王道オブ王道のストレートチップですが、オリジナルでもピン立ちの風格と評されるのには細部の仕上げがモノを言います。普段は見えない靴底、その土踏まず部分が黒く塗られた“半カラス”仕上げ。ウエスト部は引き締まって見える視覚効果があります。さらに内足側がくびれた“ベベルドウエスト”で、フィットを高めつつエレガントに魅せる、注文靴で編み出された技法を施しています。それと忘れちゃいけないのがコバ部分の仕上げ。アッパー側から見下ろしたときのコバ(アウトソール)の張り出しが少なく、ソールのボリュームを感じさせない上品な仕上がりなんです。高級車でもホイールが汚れてたらプアーな感じ、するでしょ?レザーシューズの場合はコバが美しいかどうかが。それが一番大事♪です。

    アッパーの素材には仏の名門、アノネイ社のボックスカーフを採用。老舗タンナーの高級レザーで、このキメ細やかさは無二の輝き!

( Staff Snap & Voice )

フランスのアノネイ社のカーフが美しいシューズ。ビジネスからフォーマルまで汎用性も高いです!

小林 順平(Brilla per il gustoディレクター)

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