Q:そもそもマクラメって?
A:ロープや紐を使って編むのではなく結び目でもようを作る技法。
その起源を辿ると、古代中東のラクダの鞍や袋に付ける装飾から始まったと言われている。すべてハンドメイドかつ作り手の発想から生み出される作品は、世界に同じ物は2つとない一点もの。
ただ運転するだけじゃない。
RAV4にステッカーを貼る楽しさとは?
FEATURE
ひと工夫施すことで、
いつもの愛車が
もっと “好き”に!
SELECTOR
車はただ移動するためだけの道具じゃない。プライベートや趣味を楽しむために必要な、かけがえのない存在です。だからこそ、もっと愛着が湧くモノにしたい。その手段の1つとしておすすめしたいのがステッカーを貼ること。そこで実際に愛車のRAV4をドレスアップして個性豊かなライフスタイルを送る「BEAMS Planets」小野さん、デニムブランド「KURO」のデザイナーであり趣味のサーフィンをこよなく愛する八橋さんのお二人に、ステッカーを貼る楽しさとは何なのか? その魅力について存分に語っていただきました。
小野流ステッカーLIFE①
BEAMS Planetsで働く傍ら、好きが高じてマクラメ作家としても活動しています。作品は自宅で作ったり、車に制作道具を積み込み、趣味のキャンプや登山を兼ねて自然の中で黙々と結んでますね。ボクにとって車は夢中で好きなことをするために欠かせない道具の1つ。そんな大事な愛車だからこそ、もっと自分好みにアレンジしたいと思ってステッカーを貼ってみました。簡単に貼ることができてオリジナリティが出せるし、なによりクルマを通じて楽しんでいる感が伝わると思いません?
Q:そもそもマクラメって?
A:ロープや紐を使って編むのではなく結び目でもようを作る技法。
その起源を辿ると、古代中東のラクダの鞍や袋に付ける装飾から始まったと言われている。すべてハンドメイドかつ作り手の発想から生み出される作品は、世界に同じ物は2つとない一点もの。
なんでクルマにステッカーを貼りたくなるの?
小野:タープにマクラメで装飾するように、クルマにもアクセントを加えて楽しめるから。また他にはない自分だけの1台に仕上がる楽しみもあるし、手を加えることで愛着もグッと湧いてきますよ。
ステッカーを貼った後、どんな風に気分が変わる?
小野:仕事でもプライベートでもクルマを頻繁に使うことが多く、そのたびに小傷が増えたり汚れたりするじゃないですか。
それと同じくステッカーを貼ることで、その時々の思い出になったり。例えば「貼ったときはこんな感じだったな~」と、クルマと自分のストーリーが生まれる気がしますね。
ステッカーを貼ってみてわかったことは?
小野:普段運転しているときには自分からは見えないですが(笑)。後ろや周りを走っている人や停めてある車を見て、「こんなステッカー貼ってるんだ~」って思ってもらうのが楽しいですね。また他のクルマとは一味違ってアウトドアフィールドでとても映えますし。
小野流ステッカーLIFE②
ボクはクルマだけに限らず、コンテナや水筒と行ったお気に入りのアウトドアギアにもステッカーを貼ってますね。旅行用のスーツケースにステッカーを貼って楽しむのと似たような感覚です。そんな“自分らしさ”を表現できるのも、大きな魅力ですね。
小野流ステッカーLIFE③
もともとマクラメ作家として活動しようと思っていたわけじゃなく、自宅用としてマクラメを作ってインスタにちょこちょこアップしていたんです。それを見た知り合いから「お店の装飾に作って欲しい」とか自社のバイヤーから「これ売れると思うよ。もう少し頑張って取り組んでみれば?」と周りから背中を押されて。ただ純粋にマクラメが好きで、ず~っとやり続けた延長線上に今があるような感じ。作品を通じてマクラメの文化に触れたり、良さを多くの人に知ってもらいたいから、これからも“好き”を続けていこうと思っています。
RAV4 LIFE 2
生地、縫製、加工に至るまで全ての工程を“ジャパンメイド”で行う、こだわりの詰まったデニムブランド「KURO」のデザイナー八橋さん。年間を通して日本全国の工場に足を運ぶなど多忙な日々を送る中、合間を見つけては海に繰り出しサーフィンをするのが息抜きなんだとか。もちろん行き帰りの相棒はステッカーを貼ってカスタムしたRAV4。というわけで、八橋さんにもステッカーの楽しさを伺ってみました。
GUEST PROFILE
八橋佑輔
KUROデザイナー
1981 年、東京都生まれ。20代前半に某アナログレコード会社を経て、独学でデザインを学んだあと2010年にブランドKUROを設立。RIMOWAのワールドキャンペーンでは北野武らと共に「世界のクリエーター9人」に選出される。デニムを軸としたカルチャーの発信に精力を注ぐほか、企業のユニフォーム、ウィメンズなど様々なデザインを手掛けている。趣味はサーフィン、スケボー、自転車など多岐に渡るアクティブ派。
八橋流ステッカーLIFE
好きで購入した大切な愛車だからこそ長く乗りたい。でも一方で長く同じクルマに乗り続けていると、少し変化が欲しいなぁと思うこともあるんですよね。そこで今回RAV4専用のステッカーをアーティストさん達がデザインして作ったということだったので貼ってみました。これまでの外装とはちょっと変化がプラスαされて、また新しい魅力を纏ったクルマになりましたね。
貼ってみて、クルマの印象って変わりましたか?
八橋:クルマの外装って、そうそう変えられないじゃないですか。でもステッカーなら貼るだけで簡単に外装の印象を変えることができます。ボクの愛車もオールブラックのシックな雰囲気は決して壊さず、少しだけ遊びやアクセントを利かせた、自分だけのオリジナル仕様になって、その仕上がりにはとても満足してます。お気に入りの洋服を着た日って、玄関を出る時に気分が上がるじゃないですか。ボクもステッカーを貼ったお気に入りのクルマやギアを使ってサーフィンに出かけるときは、同じように気分になりますよ。
ステッカーのデザインはどうですか?
八橋:RAV4の欧文ロゴを使ったり、コンセプトの“好きにまみれろ”を独自のセンスやユーモアを取り入れながらデザインに落とし込むところはさすがですね。
アーティストさん達、それぞれの個性が際立ってますよね。
八橋:そうですね。デザインが気に入って、クルマだけじゃなくスケボーにも貼ってます。使っていくうちに少し汚れたり削れたりすると思うんですが、デニムの経年変化じゃないですけど、それもまたいい味になるんじゃないかなと。
コンテナにも“好きにまみれろ”のステッカーが貼ってありますね!
八橋:はい。細かい道具や着替えをコンテナに入れて使っているんですが、サーフィンが大好きなボクにはぴったりなフレーズかなと(笑)。
RAV4はどれぐらい乗られているんですか?
八橋:3年ぐらいですね。今ではボクの大事な相棒、もうRAV4 LOVERです(笑)。なによりラゲッジスペースが広くて使いやすいし、サーフボードも入れやすい。長距離の運転でも疲れないし乗り心地も快適。ボクのようなアクティブ派にはうってつけのクルマだと思います。そんな好きな愛車、好きな道具に囲まれて趣味を楽しむって、気分が上がりますよ。
TOYOTA「RAV4」は1994年に発売され、当時斬新だった「街でも乗りやすいSUV」として人気に。スポーティなルックスと軽快な走りは国内のみならず海外でも厚い支持を獲得している。現行型の5代目からはSUVの原点に回帰し、ラフでタフな本格派として登場。2019-2020年の日本・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得、クルマの世界販売台数においても上位にランクインする。
1977年生まれ。車の整備士として働いたのち、セレクトショップに転職。アパレル企業勤務の傍らマクラメ作家として活動、ウォールハンギングブランド「Wood & Knot」を手がける。2017年、ビームスプラネッツ横浜で初となる展示販売を開催。現在も年に2回のペースで同店にてマクラメ作品を発表。マクラメ作りのワークショップや展示の情報は小野さんのinstagramをチェック。