1987年スタート、裏原カルチャー前夜のクラブシーンでコアな人気を博した伝説的ブランド、それが<TAR(ティーエーアール)>。
グッドイナフとアンダーカバーが1990年、ア ベイシングエイプが1993年発足と、裏原ブランド以前のストリートブランドの元祖的存在です。
高校生の時にど真ん中でハマった裏原ムーブメント。インターネットのない時代でTARはどんなブランドなのか情報がなく、読み方も「ター?」とか、どこに行ったら買えるのかも不明で秘密めいていました。でもグッドイナフとコラボとかしてたのでタダモノじゃない、ということだけは当時から理解しており、主に所有したのは大人になってからの二次流通購入ではありましたが、グラフィックやサイズ感が好みでよく着ていました。後にはサスクワッチファブリックスやブランド30周年ではFRAGMENTとコラボしたりと、やっぱ凄すぎー、と思ったブランドと、まさかまさかの牧野商店別注アイテムが出来上がってしまいました。
そのきっかけとなったストーリーなのですが、、、
先日販売したビアサコッシュのきっかけにもなった「バイクロアラン」なんです。
そこに参加していたはじめましての方が、走るときにTARの20周年デザインTシャツを着ていまして、とっさに「わ!TARじゃないすか!僕も大好きなんですよ」と話かけて、走りながら色々とその当時のファッション話をしましてでして。ちょうどそのタイミングでB印マーケットをスタートしており、CITY COUNTRY CITYのドライビッグTシャツなども別注していたことから、「TARで速乾ボディーのTシャツあったらめちゃ欲しいですよね。だってTOKYO AIR RUNNNERS(TARの正式名称 ※口コミで飛び交う情報、という意味が込められた造語)をランナーが着ているのってイカしてません??」なんて盛り上がりました。
そしたらなんとその方がTARのボスの関さんと面識があり、この時のことを話してくれたらしく、、、そしたらなんと、グラフィックを好きに使っていいよー!なんて超イレギュラーな回答をくれましてでして。
そんなこんなでこのプロジェクトがスタートしました。
真ん中がTARのボスの関さん、右がきっかけを作ってくれたTARラバーの安澤さん。
ビームスオフィスで関さんと商談するなんて、、、、夢のようでした(嬉)
で、今回はまずTシャツを作ってみようとなり、僕はTARライトユーザー案として、ブランド定番のグラフィックを並べたコンセプチュアルなデザインでオーダー。
もうひとつは、TARマニア代表の安澤さん案で、コアなグラフィックを並べた玄人向けの一枚にしてもらいました。
代表的なボックスロゴを胸にプリント。TARの前に入るドットは本来は®️の反転文字だったのですが、ちょっと大人の事情で使うことができず、だったらビームスだからマルBにしようぜとの関さんアイデアで出来上がった特別グラフィックです。
ブランドアイコンのヒツジは左肩部分に。このグリーンがいいんです。
TOKYO AIR RUNNNERSグラフィックは、ザックを背負って走っても隠れないように、裾部分に入れました。後ろを走るランナーに送るメッセージでもあります。
ホワイトカラーは左胸にサークルロゴ。
左肩にアウトラインで表現したヒツジロゴ。
通称「ホラー文字」で表現したグラフィックは、今回のスペシャルバージョンとして、TIMEのMが東京都のシルエットになっているとのことです笑
ネックと背面裾にネームタグとピスタグもしっかり付いてます。
そしてこちらのTシャツ、コットンのように見えますが、実はポリエステル100%です。ビッグシルエットのヘビーウエイトなので、スポーツアイテム然とせず、でもちゃんと速乾なので、ランにも日常にもほんと便利です。
シルエットはこんな感じです。
僕と安沢さんが大好きなあるブランドのTシャツボディーをベースに作ってもらいました。これもランニングで繋がったメーカーさんに対応してもらったので、ほんとランニングが繋げたご縁に感謝。
そんな個人的にも大いに楽しみにしているアイテムが、8/25金曜から開催される「ビームス リミテッドストア 池袋」での期間限定ポップアップストアで先行発売します!
https://www.beams.co.jp/news/3649/
実際にアイテムを手に取ってご試着できるよい機会ですので、ぜひともご来店よろしくお願いします。初日の25(金)のオープンから夕方までと、28(月)と31(木)は夕方から夜にかけて僕も店頭に立つ予定です。
ぜひお会いしましょう〜。