• ( LESSON #01 )

    ルールは単純、道具はひとつ。

  • ( LESSON #02 )

    戦略と駆け引きが勝負のカギ。

  • ( LESSON #03 )

    モルックの人気に納得!

  • ( CHECK 3 POINT!! )

    ここだけはおさえておこう!3カ条

TRY!!

巷で話題の

モルックに挑戦!

TRY #06

MOLKKY

  • CHALLENGER

    Yoshinori Sato
    (BEAMS CREATIVE PRODUCER)

  • MASTER

    Yutaro Tameguchi
    (COMEDIAN)

TRY!! MOLKKY

モルックって知ってる?
どうやら日本ではここ数年で一気に知名度が上がって、
しかも来年、アジア初の世界大会が函館で開催されるらしい。
巷じゃ誰もが気軽にできるスポーツなんて言われているけれど、
そもそもどんなルール? 必要な道具は?
アウトドア好きの佐藤ファミリーが学びながら、いざチャレンジ!
  • MASTER

    教えてくれる人

    溜口 佑太朗

    (芸人)

    2009年に、塚本直毅とお笑いコンビ「ラブレターズ」を結成。コントを中心とした芸風で、テレビやラジオなどでも活躍中。『キングオブコント2011』で初めて決勝へと進出し、2014年と2016年にも同大会の決勝に勝ち進む。「さらば青春の光」の森田哲矢が率いるモルックチーム「キングオブモルック」のメンバーで、2022年にフランスで開催された世界大会に出場した。

  • CHALLENGER

    トライする人

    佐藤 嘉紀

    (ビームス クリエイティブ プロデューサー)

    2006年、ビームスに入社。店舗勤務、ビームスバイヤー、〈ビーミング バイ ビームス〉のバイヤーとディレクターを経て、現在はビームス クリエイティブでプロデューサーを務める。休日は家族でキャンプを楽しむが、同時に遊べるアクティビティを模索中。

LET’S
TRY!!
( LESSON #01 )
準備編

誰でもすぐに遊べます!

( LESSON #01 )

ルールは単純、道具はひとつ。

誰でもすぐに遊べます!

POINT

モルックの発祥はフィンランド。カトレア地方に伝わる「キイッカ」というスポーツをもとに開発されたそう。最近は、同じくフィンランド発のサウナブームも相まって、競技者人口が急増中なんだとか。何より多くの人がハマる理由は、シンプルなルールにある。まずは、モルックの基本的な遊び方から教えてもらおう!

必要なものは、モルックのセットだけ。個別に道具やシューズなど、用意する必要はない。あとは、広いスペースさえあれば、普段の服装でプレイできちゃう。

「ひと言で言っちゃえば、木の棒を投げて、木の棒を倒すだけ」とルールを説明する溜口さん。でも、実際その通り! “モルック”と呼ばれる棒を投げ、“スキットル”という数字が書かれたピンを倒していくだけ。


投げる位置を示す“モルッカーリ”から3〜4m離れた場所に“スキットル”を並べ、両チーム交互に1投ずつスローイング。1本だけ倒れた場合は、スキットルに書かれている番号が得点に。複数本倒れたら、倒した本数を得点に加算。倒れたスキットルは、その地点に再び立てること。上に重なって倒れたスキットルはノーカウントなので間違えないように。

得点を50点ピッタリにしなきゃいけないのもミソ。50点を超えてしてしまうと25点から再スタートになるので、終盤は慎重に。ちなみに、3ターン連続でスキットルを倒せなかったら失格!

他にも細かいルールはありますが、とりあえずこれだけ覚えておけば十分楽しめます。
かなり簡単ですね。これなら子どもと一緒に遊べます。
初心者でもできますからね。僕もモルック経験が浅いまま、世界大会に出場したくらいなので(笑)。
世界大会はどうでしたか?
6歳の子どもから年配の方まで出場していて、年齢の幅広さに驚きました!
そうなんですね! それじゃあ、早速プレイしてみましょう。
( LESSON #02 )
実践編

頭脳戦がモルックの醍醐味!

( LESSON #02 )

戦略と駆け引きが勝負のカギ。

頭脳戦がモルックの醍醐味!

POINT

なにはともあれ、やってみないことには始まらない! 佐藤夫妻、溜口さん&スイちゃんの2チームに分かれ、レクチャーしてもらいながら試合開始!

投げ方にもルールはあるんですか?
基本は下投げ。水平に投げるとイレギュラーなバウンドが少なく、狙っていないスキットルを倒さずに済みますよ。

溜口さん&スイちゃんチームのブレイクショットから。並べたスキットルを崩して、散らしていく。

ナイスショット! 安定して投げられて、上手だね!
最初の一投で、一気に倒れると気持ちいいですね!
そうですね。でも、初めのほうにスキットルを散らしすぎちゃうと、相手が高得点のスキットルを倒しやすくなることもあるので要注意です。
ただ倒せばいいってわけでもないんですね。
自分のチームが50点を狙うのはもちろん、相手のチームが50点にならないように考えて投げるのがコツです。
案外、頭を使いますね。
相手が狙うスキットルの邪魔をするテクニックが必要なんですよ。

両チーム交互に投げ、勝負は佳境に。ゲーム時間が長くなるとスキットルが広がっていくから、ミスが起こりやすい。

50点まで残り9点。9番を1本だけ倒せば勝てるけど、位置が悪いな……。
モルックを縦に持って投げて、1本だけピンポイントで倒す人もいますよ。僕は苦手ですけど(笑)。
かなり集中力を使いますね。

大健闘の佐藤夫妻、勝利まであと1点! でも、意外な落とし穴が……。

残り1点だと、1番のスキットルを狙うしかないので、かなり難しいですよ。
なるほど。他の番号を倒しても、2本以上倒しても50点をオーバーしちゃうのか。
50点が見えてきたら少ない点数を稼ぎつつ、大きい点数で上がるのもテクニックのひとつです。
確かに。大きい点数を残しておけば、本数でスコアを調整できますね。

結果的に佐藤夫妻は50点オーバーでドボン。溜口さん&スイちゃんチームは、残り3点。相手チームが25点に戻った今がチャンス! 

3番を狙うか、3本倒すか。3番の位置は微妙だけど、3本だけ倒すのもリスキー。
ぜひ、3番だけ倒してもらいたいです!
狙ってみましょう!
狙い通り、ナイスショット! 負けました〜。
当たってよかった(笑)。ドボンがなかったら、負けてたと思いますよ。
悔しいけど、白熱して楽しかったです。
( LESSON #03 )
魅力編

スポーツが苦手でも楽しめます。

( LESSON #03 )

モルックの人気に納得!

スポーツが苦手でも楽しめます。

POINT

モルックを満喫した佐藤ファミリー。スイちゃんもすっかりハマった様子で、家に帰ったら麺棒で練習するみたい(笑)。子供も大人も夢中になれるモルックは、魅惑があふれるスポーツでした。

ただただ楽しかった(笑)。相手チームの得点も考えながらプレイしなくちゃいけないし、狙いどおりに倒すのが難しかったけど、それがおもしろかったです。
激しく動かないので、季節を問わずにやりやすいと思います。
キャンプやBBQと一緒に遊びたいですね。
相性がいいと思います。最低2チームでプレイするので、大人数でやっても盛り上がりますよ。
子どもも一緒に楽しめたのがよかったです。点数の計算で数字の勉強にもなりました。
年齢も体力も関係ない、手軽なスポーツですからね。モルックのセットがひとつあれば楽しめて、道具に投資しなくていいから経済的な一面も。
どのスポーツも、装備にお金が掛かりますからね。ケガの心配もなく、安全なところも気に入りました。
モルックにはフェアプレイの精神も必須。ミスをカバーし合うから、人に優しくなれるんです。

Photo:Shin Hamada

Text:Shogo Komatsu

Edit:Jun Nakada

ENJOY!
MOLKKY
アウトドアを楽しむためにはルールを守ることが鉄則!
プロ直伝の3か条をご紹介!
  • ピンチもチャンスに!
    狙いが外れたからといって、落ち込むことなかれ。予想外の展開に、相手が不利になることもある!
  • 相手のミスを喜ばない。
    相手のミスショットにガッツポーズはナンセンス。フェアプレイの精神で楽しもう。
  • とにかく集中を!
    投げる際は雑念を払い、指先まで神経を研ぎ澄ます。仕事や勉強以上の集中力を発揮しよう。
モルックの気軽さはスポーツ界随一!? 一度やってみると、そのおもしろさに魅了されるはず!
  • GUEST PROFILE

    溜口 佑太朗
    (芸人)

    2009年に、塚本直毅とお笑いコンビ「ラブレターズ」を結成。コントを中心とした芸風で、テレビやラジオなどでも活躍中。『キングオブコント2011』で初めて決勝へと進出し、2014年と2016年にも同大会の決勝に勝ち進む。「さらば青春の光」の森田哲矢が率いるモルックチーム「キングオブモルック」のメンバーで、2022年にフランスで開催された世界大会に出場した。

  • BEAMS STAFF

    佐藤 嘉紀
    (ビームス クリエイティブ プロデューサー)

    2006年、ビームスに入社。店舗勤務、ビームスバイヤー、〈ビーミング バイ ビームス〉のバイヤーとディレクターを経て、現在はビームス クリエイティブでプロデューサーを務める。休日は家族でキャンプを楽しむが、同時に遊べるアクティビティを模索中。

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