合体ベーシック

UPDATE : 2019.09.14

ヤミツキアイテム

OMBRE CHECK CARDIGAN

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

キティちゃんの体重はリンゴ3個分らしいですwww

 

今や我らが愛したベーシックも、ニッポンが誇るハローキティと合体する時代。グラミチのクライミングショーツがインポートとして日本に入ってきた頃、「ホワイトのカラーをチョイスして、タイダイに染めて売っていたな~」と、とあるバイヤーさんにお話しを伺ったことがあります。そんなホントの服好きにのみ愛されていた“通”なブランドが、こうして老若男女に愛されるメジャーブランドへと育っていく。素敵ですね♪ んで、今回のヤミツキはそんな“合体”がキーワード。グラミチとキティちゃんに比べれば、地味~な合体ですがね、服好きにビビッとくる“通”なベーシックアイテム同士の競演にブッ刺さり! そんな通好みなんだけど、み~んなに効いちゃう“ドッキング”をBeginしたいと思いま~す♪ あ、ちなみにキティちゃんの身長はリンゴ5個分らしいですwwwww

一足先に秋を迎えた英国でインプレッション

台風15号が去り、猛烈に暑くなって→また秋を感じさせる涼しさ……てなよくわからん気候のニッポンですが、先日赴いた出張先のスコットランドは気温16度……でもロンドンは日本同様まだ暑い!というなんとも中途半端な旅路。なので日本からはTシャツにヤミツキショーツ、スコットランドは少し肌寒いので羽織りものを。という状況下、死ぬほど効いたのがコイツです。シワにならないし、軽いし、ちょうどいい薄さ。秋前提で“今持つ”には最適!ってのを、まさに肌で感じてきた次第。でね、ショップでひと目見たときから、“わかってんな~♪”とヤミツキに。ん? でもなんでなの?? という方のために、ポイントを買い説していきたいと思います。

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1“通”な名作の合体
  • 2ポケット付き&袖まくりしやすい♡

  • 3レイヤードに最適!

POINT - 1

エンジニアジャケットとオンブレシャツが出合った~♪

キャッチは下條アトム風にお読みいただいて、早速ポイントを。まずエンジニアジャケットを100字でご説明すると「座って作業するエンジニアのために、カバーオールよりも短丈になった作業服を指す。作業しやすいように省略された“衿なし”は、屋内用と言われており、屋外用のエンジニアジャケットは衿が付いているってのが特長」。という“通好み”のワークウェア。以前オアスロウにビームスがデニムで別注し、好評だったのを思い出します。ご説明したように屋内用の特長である“衿ナシ”によって、TシャツをINしたときスッキリVゾーンになる、という効能があるのが◎です。んで、オンブレシャツ。フランス語で「陰影をつける」という意味を持ち。その名のとおり、グラデーションで表現されたチェックのこと。アメリカではブロックチェックと並ぶ伝統的なパターンで、1950年代頃からワークやウェスタン、バイカーのネルシャツなどに使われてきました。そんな名作がこのたびドッキング♡ ジャケットだと重苦しい&シャツだとフレッシュさに欠ける……といった両者の、ベーシックなんだけどちょっとマンネリな部分を払拭し、鮮度あるニューベーシックに仕上げてくれているんです。

POINT - 2

ちっちゃなことですが大きなメリットを生む仕様

シャツにポケットって付いてないでしょー、腕まくりするのにカフ仕様だとまくるの面倒だよねー。な、とても小さな着こなしストレス。これをかなり深いポケットを両サイドにつけ、iphoneやタバコ、ミニウォレットなどちょっとしたモノを入れるのに便利♪ 出張中もトランジットの空港でパスポートを入れるにも役立ちましたしね。そして袖はリブ仕様なんで、ちょっと暑いとき、はたまた着こなしにニュアンスを着けたいとき、カフをいちいち折ることなく、まくるだけ~♪

POINT - 3

シャツだしアウターだし、な“シャウター“ですね

先述したように、屋内用に省略された衿なしにより、TシャツINするだけ~♪で、VネックニットにクルーTシャツINというスタンダードな着こなしとはまた違った、フレッシュなvを胸元に作ってくれます。またブロックチェックと並ぶ伝統柄、陰影がついたチェックが一枚で羽織ればポイントに。合わせたのは前回ご紹介したヤミツキクリースですが、テレコの法則により肩肘張らない上級な着こなしになりますよね。んで、もうちょっと肌寒くなればアウターにINしてみましょう。着用写真はカバーオールにINしていますが、単色アウターの下にチェックがコンニチワ♡ レイヤードアイテムとしても効力を発揮するんです。ということで、今から、そして冬まで使える万能なシャウターってわけです。あ、カバーオールのようなカジュアルアウターにINするときは、ボトムスはキレイめに、はお忘れなく♪

MITSUKI’S VOICE

  • 作り手の意図が見える。こういうところがモノ選びの楽しみ♡

    作り手の意図が見える。こういうところがモノ選びの


    楽しみ♡

これまでずっと人生の大半はモノに触れて過ごしてきましたが、あっ!カッコいいアイテムだな、の向こう側に作り手の意志が見えるととても嬉しくなります。まさに今回の“合体ベーシック“はその好例。ヴィンテージに精通した作り手が、そのアイテムの持つ利点を理解し、それを今使える!アイテムにしっかりと落とし込んでいく。ブランドやトレンドで選ぶのももちろんアリですが、ビームスのオリジナルタグが付いているアイテムの中にも、作り手の想いがしっかり息づいている、ってことが伝わればこのうえない喜びであります。モノを理解すればするほど、いままでとは違った景色が見えてくる♪ そこがモノの深さであり、モノの良さを伝える稼業にもヤミツキになる由縁。ミツキも一足早く秋が訪れたスコットランドで着用しましたが、マジでこの秋重宝します! IN ⇆OUTに使えて、着こなしのポイントにもなって、ベーシックだからトレンドに関係なく長~く使える♪んで、たったの10,500円(+税)ですよ! これは買うしかないでしょ!ということで、ミツキはプレス前田氏着用のブルーも購入した次第。今週はようやく涼しくなってきたことですしね、今日も涼しいから、実際に着用しながらの執筆w  屋内作業がしやすいように省略された衿ナシだけあって、原稿も書きやすいわ〜w 
では皆さん楽しい秋のファッションライフを~♪

  • 季節感:

  • ニューベーシック:

  • シャウター:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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