楽チンパンツのパイオニア

UPDATE : 2023.05.25

ヤミツキアイテム

GYM PANTS

BEAMS PLUS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

“ビームス百名品”が素敵なカタログになりました♪

2020年からBeginが手掛けてきたビームスのweb人気コンテンツ『BEAMS BEST 100 -ビームスの百名品- 』。今回から紙のカタログ版も登場しました! 制作をミツキがプロデュースさせていただいたのですが、手前味噌ながら、えっ⁉ コレが店頭で無料でいただけちゃうの~⁉と思ってしまうくらい、贅沢な出来映え。現在、全国の〈ビームス〉〈ビームス  プラス〉〈ビーミング by ビームス〉の店舗にて配布しておりますので、ぜひGETしてください~。また、ビームスの百名品のPOP UPストアも(ビームス 銀座、ビームス 新丸の内、ビームス 二子玉川、ビームス 柏、ビームス みなとみらい、ビームス 武蔵小杉、ビームス 梅田、ビームス 姫路、ビームス 大分、ビームス 鹿児島)10店舗限定で出現します(5/28日曜日まで)。そちらもぜひチェックしてみてください(詳細はこちら)。ということで、そんなビームスの百名品にも認定されている“名作パンツ”が今回65品目のヤミツキ。美脚で楽チンで、カジュアル一辺倒でなく、キレイ目にもこなせる⁉そんなロングセラーの魅力について買い説していきたいと思います♪

今の‟当たり前“、考えてみれば先駆けだった……

そのロングセラーパンツは何なの?といえば、ビームス プラスの『ジムパンツ』。誕生したのは2009年だから、もう10年以上店頭を飾り続けるロングセラーです。この頃を振り返ると、シャツやパンツ、ジャケットなど、さまざまなベーシックアイテムが‟楽チン化“した時代だったな~。写真のようにBeginでも特集を組んだくらい素材がビヨヨーン。‟便利、軽い、柔らかい、伸びる、手間いらず”……etc.『お洒落は我慢』という価値観から大転換したのでした。その頃に生まれた『ジムパンツ』は、ベーシック‟楽チン化の先駆け“と言ってもいい。でもね、なぜそんなタイミングでイージーパンツを企画したのか。先日、当時企画に携わった某関係者に話を聞いてみた。すると……「そのころ、伸縮性のあるストレッチ素材は化繊ばかりで安っぽいものが多かったんですが、天然素材をベースにオーラのあるファブリックができたんです」と某関係者の弁。そんな革新素材を目にしたバイヤーが、スウェットパンツのような穿き心地ながら、ジャケットにも合うイージーパンツが作りたい!と企画したというのであーる。なんともビームス プラスらしい発想から生まれた1本。出自がしっかりしていて、痒いところに手が届く、新しい‟効く“アイテムとして、パンツの世界の‟パラダイムシフト”となったコイツ。何の考え方が変わったの?? 新しい価値を創造した先見の明ともいうべき魅力を買い説していきたいと思います♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1元ネタはユーロミリタリー⁈
  • 2すぐ穿けるジャストレングス

  • 3どカジュアルにならない

POINT - 1

アンダーウエアベースが生んだ効能

ジムパンツの‟ジム“は、その名の通り、ミリタリーのトレーニングルームを指します。ベースにしているのは欧州ミリタリーのアンダーウェア。米国ミリタリーをベースにという企画が多い中、知る人ぞ知る珍作を編集するあたり、企画者のセンスの高さがうかがえます。ストレッチでも膝が出にくいダーツやシルエットを崩さないスラントポケット、そして、いい塩梅にたるむ足元のリブと、ミリタリーベースなんだけど、程よくアク抜きされ品のある表情に。また身体に吸い付くアンダーウェアの細身シルエットを生かし、楽チンなんだけど、だらしなくならずしっかり美脚も実現。これまで時代感に合わせてシルエットがマイナーチェンジされてきましたが、現行版はワタリがゆったりめ。よりテーパードがかかり股ゆる先細なパターンになっています。

POINT - 2

丈詰め不要! 買ったその日から穿けちゃう♪

先述した、穿けば誰もが美脚~という魅力もさることながら、丈詰め不要!というのも超絶うれしいメリットです。ビームス個人商店のコラムでも書かせてもらっているMEGA HITパンツ『ストレッチテーパードチノ』もそうですが、日本人に体型に合った‟ジャパneeds“シルエットで、どんな人でも買ったその日から穿けちゃいます♪ クロップドで穿きたいときはハイウエスト、ワンクッションなら腰穿き、という具合に、その日の気分やトップスに合わせて変化が付けられるのも◎。穿き心地ももちろん、首を長~くしてお直しを待つこともない、いろんな意味でストレスフリーなパンツなんです。

POINT - 3

穿き心地はスウェットなのに……

一番の魅力は楽チンなのにしっかり見えるってところでしょう。スウェットパンツをジャケットスタイルの外しに、というお洒落巧者はいますがね、なかなかスウェットパンツは部屋着然として着こなせないな~って方の心を鷲掴み! スウェットパンツのような穿き心地でしっかり見える、企画者の‟ジャケットにも合うイージーパンツ“が見事に体現されています。美脚なんだけど、どこか肩の力が抜けた脱力感もあってね、かなりのバリエーションがありますが、最後のvoiceではミツキが一番使える!とオスミツキのベスト3を使っての♯顔切のカリスマ 解説。スタイルを見たら、みんな欲しくなっちゃいますよ~

MITSUKI’S VOICE

オスミツキは‟男の基本パンツ“なり


ということで、#顔切りのカリスマ解説。


さまざまなバリエが揃う『ジムパンツ』ですが、

おススメなのはこの3型。

グレーパンツ、デニム、軍パンという

男の基本パンツの延長線上でチョイスしています。

着回し力は言わずもがな、素材もコットンベースなら通年穿けるのですこぶる便利です。

てな、ヤミツキBEST3を使ってのコーデ解説行ってみましょう!

まずはグレーパンツ。

ジャケットに合わせたら文句のつけようがない!

しっかり感のあるスウェットパンツ、逆をいえばルーズなグレースラックスという具合に、絶妙な抜け感を生んでくれます。

ネイビーブレザーもいいですが、ビームス プラスのブラックブレザーに合わせれば、クール感が増しますよね。

ミッドレイヤーに‟色“を入れてあげるのもポイントです。

そしてお次は、デニムの延長線上、ネイビー。

こちらはワントーンでまとめてあげましょう!

ベーシックな白シャツをポイントに爽快なマリンスタイルが完成します。

ワントーンでもシャンブレーなど薄ブルーでグラデーションをつけてあげるのもGOODです♪

で、最後はミリタリーといえばのオリーブ。

こちらもパンツのカラーを拾ってグリーンのグラデ。

ブラウンのシューズとの配色もフレッシュですよね。


ということで、美脚ながら楽チン、程よい抜け感をくれるジムパンツ。


先日、このパンツが生まれた源流へ行ってまいりました。

写真下は、そのとき撮った某ファクトリーでの一枚です。

ロングセラーが生まれた背景を生で取材して、

またモノの良さを再認識!→もっとヤミツキに♪

久しぶりにもう一本、オリーブを買い足したミツキなのでした。

ではまた次回♪

  • 楽チン化の先駆け:

  • 穿けば誰もが美脚:

  • ‟効く“アイテム:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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