野外男のタキシード

UPDATE : 2023.09.08

ヤミツキアイテム

T-shirt & Shorts

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

残暑……いや、いまだに猛暑です

その昔、ミツキが現場で雑誌を作っていた時代……とはいえ、たった10年くらい前ですよ、9月といえばファッション業界は秋冬、AWコレクションの立ち上がり。例年この時期といえばダウンジャケットを100着くらい撮影していたな~……。8月に撮影し、写真上の9月刊行のBeginには撮った100着くらいのダウンジャケットが誌面を賑わせていたもんです。さぁ、今シーズンはどこのイイダウンを買おっかな、っていう欲求に満ちていました。ビームスだって9月に人気ダウンを求めた客が長蛇の列を作る……なーんてこともあり、写真上の通り、‟行列~“というタイトルが生まれたくらい! が!……猛暑に加え暖冬という気候変化も相まって、ダウンへの欲求は年を越してから……下手すりゃ2月に入ってからようやく……令和の9月はダウンどころか‟長袖“にも触手が伸びずというのが正直なところ……。そんな状況ですから、今月のヤミツキはリアルな欲求を素直に、半袖&短パンについて。でもね、これから猛暑が落ち着いてベストシーズンとなる、キャンプに効能を発揮⁉ 何かと便利な“軽装な正装”について書いてみたいと思います。

機能Tシャツは欲しいんだけれど……

写真上は、世話になっている先輩が営むショップで発見したTシャツ。ボディはNIKEのDRY -FITなんですが、よく見るとアレレ?? “US ARMY”。現行のミリタリーTシャツはNIKE製なんだな~と小さな学びとともに購入。この時期のミツキには、アウトドアやジムなどで速乾機能のTシャツが不可欠。ちょっと気の利いた機能TシャツをGETし‟悦“なのでありました。で、この時期の定番であるTシャツ&短パンスタイルですが、ここにもミツキの小さなこだわりが……パタゴニアのバギーズショーツにヤミツキのため、Tシャツにロゴが入るのがNG、右腿部分のパタゴニアロゴとTシャツのロゴで‟ロゴOnロゴ”になってしまうからw だからバギーズショーツの際はロゴナシのTシャツ、写真上のUS ARMYのようなロゴ入りのモノはロゴナシのショーツを。という具合にw あとね、このテのTシャツは、いかにも効きま~す!な‟機能然“とした表情をしていてね、アウトドアやジム以外、普段も難なく着用できる汎用性があったらいいのにな~。そんな欲求に応えてくれたのが68品目のヤミツキ。ラペル型のジャケットタイプではなく、Tシャツ&短パンの‟セットアップ”!ってとこもフレッシュだし、キャンプでも街でも大活躍♪ 名作、フィルソンのマッキーノジャケットは‟森のタキシード“と称されますが、これぞアウトドアズマン、‟野外男のタキシード”。ビームスが標榜する‟ハッピーアウトサイド”に不可欠な‟軽装な正装”。ブッ刺さったヤミツキポイントに行ってみたいと思います♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1丈夫で扱いやすい!
  • 2マガジンポケットならぬ……

  • 3ロゴがない!

POINT - 1

コーデュラと独自の撥水素材の共演

先日、猛暑の中‟勝浦“へキャンプへ行ってきました。“勝浦”って密かに首都圏の避暑地と言われていて、その日東京は35度超でしたが、勝浦は28度。夜もとにかく涼しくてね、真夏のキャンプにはもってこいの近場の穴場でした。で、この‟野外男のタキシード“を着用したんですが、めっちゃ便利♪ ストレッチが効いて動きやすいし、水は弾くし、洗濯したら翌日余裕で乾いているし。しかもコーデュラを使用しているからヘビロテしても心配無用の安心感。ショーツにはサポーターがついているから水陸両用♪ まさに痒いところに手が届く、海、山、街! アウトドアでの着用を全方位でサポートしてくれるんです!

POINT - 2

機能がデザインを生む、美しい

“森のタキシード”と称されるフィルソンのマッキーノジャケットには、背面、腰の位置にマガジンポケットと呼ばれる、ディテールがありますが、この‟野外男のタキシード”にも背面ポケットがついています。ミツキ的にはキャンプの際に、調味料入れをIN! 尻ポケから財布を出すかのように、料理のときに背面から塩や胡椒を出してササっと調理。あれ?塩どこ置いたっけ?的な心配もなくスムーズに料理ができました。またパンツにもZIP付の隠しポケットが。小銭やお札などをINするのに便利。フェスにキャンプに旅行に週末に、使い方は無限大。思い思いにポッケにINして両手を空に♪ 機能がデザインを生む、というバウハウス精神よろしく、新たなTシャツデザインとなって他との違いを出せるのもうれしいですよね♪

POINT - 3

汎用性を生むのはロゴナシ!!

機能Tシャツってアウトドアブランドのモノが多いから、どうしてもロゴが入りがち……最後にミツキがTシャツ&短パンスタイルの譲れないポイントである、“ロゴonロゴ”の回避、笑。ご覧のようにセットアップで着たらラペル型のセットアップよろしく、統一感ありクールな印象♪原色やロゴモノが多いアウトドアウェアですが、シックに大人っぽいアウトドアスタイルが着るだけ~♪で完成しちゃいます。このロゴナシのシンプルルックこそ、街着としても汎用性がUPする秘訣! ということで、最後は#顔切りのカリスマにて、上下単品使いでのコーデテク、見ていきましょう~!

MITSUKI’S VOICE

鉄板配色にグラデに……着回し力十二分!

ということで、今月も最後に #顔切りのカリスマ 解説。

この着回しをご覧になれば、マジで欲しくなります♪

まずはブラック。

ホワイトジーンズに合わせてコントラストを。

もちろん手持ちのチノパンでもいいしね。

素材感もシルキータッチですから、機能性バツグンなのに

品よく見えるんですね。ネックバインダーもしっかりしているし

これぞ、このTシャツが持つ最大の特徴、うれしいポイントですね。

ショーツは色を拾ってチェックシャツをON。

リラックスしたシルエットと相まって、

余裕ある大人なショーツスタイルが完成します。

お次はカーキ。

ブラックのスラックスを合わせてテレコの法則。

ニットスタイルよりも軽快なベーシックスタイルに。

でもって、カーキのショーツは鉄板配色!

シャンブレーシャツに軍パンを合わせるようにね。

しかし、このブルー×カーキってホント安心感ある配色ですよね。

ミリタリー&ワークな鉄板ショーツスタイルはいつの時代の不変♪

そして最後のグレーは、グラデーションでグレート!な着こなしに!

濃淡のトーンを選んで組み合わせればご覧の通り。

シックでさわやかなコーデが実現できちゃいます♪

というように十分な機能がありながら、着回し力は十二分!

セットアップ野外に、単品使いで街着として。

ね、欲しくなったでしょ。

まだまだ酷暑は続きそうですし、

この週末からぜひ導入したい夏のセットアップ。

秋になれば上からシャツなどを羽織ればいいですしね。

あ、短パンのキャンプではブヨにはくれぐれもお気を付けください。

ではまた次回♪

  • ロゴナシでシック:

  • 軽装な正装:

  • キャンプも街も◎:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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