テレコのGジャン

UPDATE : 2022.11.04

ヤミツキアイテム

CRAZY JACKET

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

食指が動く4番目がないから描いてみましたw

写真上は、ミツキが考案したGジャンの4th型のスケッチ、笑。Gジャンといえばリーバイスの506XXと呼ばれる1st型、507XXの2nd型、そして557のサード型がありますよね、そんな名作3型を合体させたのがミツキデザインの4th型です。ま、厳密にいえば、70505の4th型があるんですが、着丈が長くなった&微アレンジだけですしね、コーヒーもサードウェーブ以降、これといったインパクトがないのと同じく、このGジャンにも個人的にグッとくる“4番”目がずっとないってわけですよ。そんな中、おっ!とヤミツキになったのが、今月の4番目。「4番サード長嶋」から「4番サード村上」へと野球界の4番の概念も変わった今、この新しいヤミツキサード型の4番目、Beginしたいと思います♪

ビームスの十八番アイデアが使いやすいカタチに♪

4番目のインパクトを欲していたミツキですが、とはいえ、Gジャンといえば先述したようにリーバイス。コンバースのオールスターよろしく、やはり本家以外には食指が伸びない……ってのが正直なところでした。ジーンズは本家以外のブランドでもいいんですけどね、なぜかGジャンだけは私的原理主義なところがあったわけです。そんな中、コイツを見た瞬間、地味~なインパクトがミツキのハートにビビビッ! 写真上はビームスといえばの十八番、クレイジーパターン仕様の別注ヒット作の数々ですが、おっ!今回はワントーンで攻めてきたのね~なんて手に取ってみたら、ん?? アレレ? 右と左がテレコになってるじゃーん! というわけで、ヤミツキで推奨してきた着こなしテク「テレコの法則」ならぬ「テレコのGジャン」。不変的で使いやすくて、誰もが似合ってとにかく効く! ミツキのヤミツキのテーマ「効能あるモノ」に相応しい! 記念すべき60品目。何がそんなにいいのー?を買い説して行きたいと思います~。

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 13つの素材が互い違い⁈
  • 2ジーンズに合わせてもOK

  • 3レイヤードに効く!

POINT - 1

ワークの代表素材が全部入り

今回のヤミツキ「テレコのGジャン」は2色展開。ブラックは“コーデュロイ、ツイル、ダック”、ネイビーは“デニムにコーデュロイにダック”とワークアイテムに使用される丈夫な3素材で構成されています。んで、これまたその配置がお見事! 左右互い違い=テレコになっているんです! ポケットのリブやカフス部分など、細かな箇所までテレコなサマは、しばらく眺めてしまうくらいw フツーはひとつの素材で作るところを、3つの素材で一枚にするんですから、手間がかかっているのはわかりますよね。3素材を配置し、それをデザインとして作り上げるセンスもGOODです。今やベーシックな服は、大量に陳列され安価で手に入る時代。ま、それはそれでいいんですがね、何だが無機質というか、温かみがないというか……だから、こうして洋服を本当に知っている作り手の工夫、アイデアが見て取れるモノと出合った瞬間うれしくなるんです。

POINT - 2

ワントーンだから手持ちのジーンズにも♪

コーデの効力は最後の#顔切りのカリスマで解説しますが、ここではGジャン型であるがゆえの効き目を。それは写真上の通り、手持ちのジーンズに合わせてもOKということ。フツーのデニム素材のGジャンをジーンズに合わせたら、吉田栄作かスギちゃんw なかなか着こなすことはできませんよね。だけどTシャツにデニムという超ベーシックなスタイルにONしたってご覧の通り! ワントーンのクレイジーが土臭さを取り除き、誰もがジーンズに合わせても大丈夫! ちょっと変えなんだけどめちゃくちゃ効く! これこそ、テレコのGジャンが持つ、わかりやすい効能といえますね。

POINT - 3

これから冬本番の季節にも使える~♪

今時期は、まだ日中はちょっと暑いかも~な気候。カーディガンの延長線上でさらっと羽織れてめちゃくちゃ重宝するのは言わずもがな。単体で着ていると、光の当たり具合で3つの異素材がそれぞれの表情を見せるから、立体的で不思議な魅力を放ちます。んで、寒さ本番となったらコートにINしてみましょう! コートにデニムのGジャンINってのは、お洒落巧者の常套テクですが、写真上のように、カラー&素材感、それぞれコントラストを生かしてあげれば(#顔切りのカリスマで解説しま~す)、誰もが重ね着上手になれちゃいます。インナーダウンが重ね着のベーシックとなった昨今ですが、今年はGジャンINでちょっと鮮度を出してみるってのもいいですよね!

MITSUKI’S VOICE

男の基本パンツに合わせるだけで新鮮♪

 

というわけで、めっちゃタメになると巷で評判の#顔切りのカリスマで、このGジャンのパワーの実証といってみましょー

キャッチにも書いた、男の基本パンツ。それは、デニムに軍パン、グレースラックス。

そんな誰もがワードローブにある定番ボトムスにONしてあげれば、

気分がアップするベーシックスタイルが完成してしまうってのがGOOD!

まずデニムは先ほどポイントでも触れましたが、リフレイン。

Tシャツデニムという王道合わせにONすれば、ご覧の通りフレッシュに!
サード型の短丈を生かしたインナーの出し具合も絶妙~
これぞこのテレコのGが持つパワーといえますよね。

 

で、お次は軍パン。

紺ブレに軍パンよろしく、それよりはすこし砕けて印象に。

こちらも見慣れているのにどこか新鮮、を見事に体現してくれています。

 

そして最後にグレースラックス。

ネイビーはライトグレー、ブラックはワントーンでチャコールグレー。
それぞれグレーのトーンを変えてあげるのがポイント!
テレコのGジャンでテレコの法則、バッチリ決まりすぎて泣けてきますね。

 

最後にレイヤードの簡単法則を。

Gジャンはマットな素材感ですから、アウターはシャイニー。

素材感のコントラストがスタイルに奥行きを与えてくれますね。

そして、最後はカラーのコントラスト。
Gジャンは濃色ですから淡色を合わせてあげましょう!
ベージュのステンカラーのスタイルをグッと引き締めてくれますよね。

ということで、節目の60回目、還暦を迎えたミツキのヤミツキ。
今や、人生100年時代ですからね、ビームス百名品ならぬ
ミツキのヤミツキ100品を目指して、皆さんがハッピーになるいいモノ、
効能あるモノをわかりやすく買い説していく所存です。
あ、ヤミツキ書き上げたから、次はビームス個人商店の原稿仕上げなきゃ、苦笑。
ビームス個人商店も第2弾を鋭意執筆中。そちらもよろしくです~♪
See you!

  • 効能あるGジャン:

  • 誰もが似合う:

  • 3素材の配置:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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