プラスの象徴

UPDATE : 2021.04.30

ヤミツキアイテム

PIQUE STRETCH 5POCKET PANTS

BEAMS PLUS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

今シーズンも『ビームスの百名品』アップしました~!

ビームス公式サイトの中でこの『ミツキのヤミツキ』とは別に、実はもうひとつBeginが制作させてもらっているコンテンツがあります。

それが昨年からスタートした『ビームスの百名品 BEAMS BEST100』です。

Beginの看板企画『ビギンベスト100 BB100』をビームス版へとスピンオフ! 

Beginが得意とする黒バックの硬派な写真で、100の名品を8カテゴリーに分けて選定しています。んで、今月はその中で№038に選ばれているビームス プラスの名パンツについて。百名品とはまた違ったヤミツキ視点で書いてみたいと思います♪

オープン当初から続く超ロングセラーなんです

 

写真上は、横浜の老舗「ポンパドウル」のミツキのヤミツキ。“おいもパン”はいつ行っても人気で油断していると写真のように残り1個……もちもちの生地にお芋の嫌みのない甘さのコントラストがたまらな~い♪ おそらく20年以上は店頭を飾り続けるロングセラー。んで、パンはパンでもこちらはピケパン。アイビーリーガーたちがこぞって穿いた綾織りと平織りを組み合わせた二重織りの5ポケット。Leeのウェスターナー、リーバイスの911B(のちの519)などが代表選手ですが、デニムで学校に通えなかったアイビーリーガーたちが、デニムの延長線上で品よく穿けるってことで選んだ制服的な名作です。ミツキも高校の頃、ブレザーの下に着る指定のグレーのVネックニットがいやでいやで……ラルフローレンのVネックニットを着ていましたもんね。校則違反にならないグレーゾーンでファッションを楽しむ。ホワイトジーンズにピケ、そしてチノパンは‘60年代にデニムが禁止されていたアイビーリーガーが好んで穿いた。そんな背景から、カジュアルファッションには不可欠なベーシックボトムスとなっていったわけです。んで、そんなアメリカンカルチャーがある中、1999年にオープンしたビームス プラスには不可欠なパンツでした。開店から今年で22年、ずーっと店頭から姿を消したことがないのがこのピケパン。写真下は初期モデル、約20年前、誌面用に撮影したミツキの足元カット、ポラロイド(懐)を探し出して複写しましたよ♪ あれから幾度となくアップデートを繰り返しながらの超ロングセラーパンツ。久しぶりに新調して穿いてみたらこれまたヤミツキに~♡ というわけで、ポイントにいきましょ!

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1誰でも美脚シルエット♪
  • 2遊べる⁉ジャストレングス

  • 3風格あるストレッチ素材!

POINT - 1

シルエットもアップデート

オープン当初の初期モデルは501的なストレートでしたが、今季は程よく細身のテーパードシルエット。ビームスの百名品でGOLDラベルが付いた名作『テーパードストレッチチノ』よろしく、誰でも美脚にしてくれます。ビッグシルエットがトレンドの今ですが、流行に関係なくいつの時代も欲しいのは美脚ラインでしょ! というわけで問答無用に長~く愛せるのです。

POINT - 2

シューズに合わせて着丈をカスタム~♪

ジャストカットで買ったその日から穿けるのも、今季版ピケのヤミツキポイント! 写真上のように、東海岸のアイビー的なデッキシューズは1ロールアップでノンクッション、西海岸的なバンズのオールドスクールなんかはワンクッションでちょっとルーズに。なーんて足元をシューズによって変化を付けられるのもいいんだよね~♪

 

POINT - 3

そして細いのに楽チン~♡

ストレッチを持たせるためには、ポリウレタンなどをコットンに混紡します。昔は化学繊維を入れるとなんだかチープな表情になっちゃうってことで敬遠されがち。やっぱコットン100%だろ!的な風潮がありました。でも今は技術革新が進み、化学繊維でも天然見えな素材が当たり前の時代に。デニムのようにゴワツキが気になり、細身だと余計に窮屈だったピケパンも、びよ~んと楽チンなのに、温かみある素材感。細くても堅苦しくなくストレスフリーで穿けるのも◎です♪

MITSUKI’S VOICE

このピケパン抜きにプラスは語れない。

 

オープン当初から公私ともにお世話になってきたビームス プラス。創成期を知る方に取材すると、「このピケパンは第一号店となった大阪店の研修に穿いて行きました」と語るように、9品目で紹介した「ダブルジップウォレット」と並ぶオープン当初から店頭から姿を消すことのない、プラスといえばな象徴的存在といえるわけです。ということで、おなじみ#顔切りのカリスマに、“いま”ならこのロングセラーをどう着るか、行ってみましょー♪

まずは、カジュアルスタイルの鉄板!

シャツ&カーデにピケは永遠のベーシック。

オックスBDもいいですが、

CPOモチーフな前ポケシャツなんかで変化を。

そして、こちらも王道のトップスにバラクータ!

マリンボーダーにマリンデッキの組み合わせで

より品の良さがアップ! 

ボートネックにシャツINもきちんと感が増しますね♪

んで、最後は東海岸から西海岸テイストにピケ!

スリーピースにタイドアップというスーツスタイル。

コーチジャケットにトリムTにオールドスクールと

ザ・ストリートなコーデですが、

ボトムスをディッキーズではなく

ピケにしてあげることで、途端に大人っぽくなりますね!

 

肩肘張らないのにさわやか~な、

デニムの延長線上で品よく穿けるカジュアルパンツ。

アップデートしたロングセラーはロングユーズなパンツとして

定番をこよなく愛するアナタのクロゼットにずっと息づく。

「ストレッチテーパードチノ」に次ぐ

ヤミツキでオリガミツキな名品なのです。

  • 象徴的存在!:

  • 美脚シルエット:

  • ストレスフリー:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
https://www.e-begin.jp/

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