テレコの法則・2021夏

UPDATE : 2021.07.21

ヤミツキアイテム

LOOSE FADE T-SHIRT

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

もうしつこいわ!ってくらい提唱してきましたw

 

『テレコの法則』。誌面でも、このヤミツキでも、手っ取り早く誰でもお洒落になれる方法として何度も書かせていただきました。

念のためおさらいすると、“テレコ“とは歌舞伎用語で一幕おきに交互に展開すること。そこから互い違いという意味で使われるように。そこからネーミングした『テレコの法則』とはカジュアルとドレスを互い違いにすること。テイスト違いのアイテムをコーデすることで、こなれ感が出て誰もがお洒落になれるって算段です。この法則に気付かせてくれたのが写真上の堀切道之氏。『CLASS』のデザイナーであり『renoma』のプロジェクトなんかも手掛けているお方です。見てくださいよ、ミッドセンチュリー期のヴィンテージスウェットにスラックス、ワンクッションでオールスターを合わせる。なんとも脱力感があって、だけど品のいいカジュアル。このスタイルにやられてしまったのがもはや20年近く前のこと。この写真は当時の取材時の一枚ですが、今見ても新鮮! ベーシックって本当に偉大ですよね♪ というわけで、これが『テレコの法則』の原点。

今回は誰にでも効くこの法則が実践できちゃうTシャツについて。Beginしたいと思います。

プリントTにスラックスなんかもイイんだけどね〜

今年の夏も溶けそうな日々が続いています。が、Tシャツってのは暑くたって寒くたって、INにOUTに年中ワードローブに不可欠な存在。一枚ONLYで着こなさなきゃならない、ごまかしが効かない、簡単なようで難しいアイテムでもあります。写真下はミツキが20年来お世話になっている兄貴的存在の方ですが、このお方もテレコの法則。キレイめボトムスにロックTを合わせちゃったりしてお洒落〜。

たしかにプリントで主張するってのも着こなしの技のひとつ。

 

 

でも主張しすぎるし、自分なりのカルチャーがなければね……プリントT選びは苦手、って方も多いのでは?  

そんな状況下、誰もが似合って、誰もがお洒落になれる! テレコの法則をより強固なものにするTシャツを見つけちゃった♪ 一枚で着たって、退屈な着こなしにならないヤミツキTのココがイイ!! を買い説していきましょー。

 

 

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1やりすぎないフェード感
  • 2ヨレないバインダーネック

  • 3グッとくる肉厚感

POINT - 1

新品なのにヴィンテージ感

製品染めをしてから、パウダーブリーチという手法でこなれた着古し感を表現。シンプルな単色ですが、一枚で着ても退屈にならない表情になっているのがキモなのだ。そして、大人の脱力感を生む程良いビッグシルエットと相まって、リラックス感を演出してくれます。ブラック、カーキ、グレーと3色展開ですが、それぞれ表情が異なってどれも魅力! カラー違いで着こなしが楽しめちゃう♪ そんなコーデはおなじみ#顔切りのカリスマ登場のVoiceにて。

POINT - 2

Tシャツの良し悪しはネックで決まる

Tイチ姿でしっかり感を出すにはネック、首元が重要。洗い込んだらネックリブがヨレヨレ〜、そんなTシャツは問答無用でNG、着ていてみっともない、なーんていうのは当たり前のこと。でも、このヤミツキTは、バインダーネック。ヴィンテージやミリタリーのTシャツに採用される仕様で、帯状のリブを身頃に包み込むように縫製することで強度を持たせ、何度洗ってもネックがクタらない! フェード感ある表情&ネックもヴィンテージ仕様。長〜く愛せる一枚なんです。

POINT - 3

ヘヴィな質感なのに品のある素材感

いつも通り、店頭にて触診♡  男心をくすぐる肉厚感とドライタッチに触手が伸びてしまったのですが、加工もしているのに何だかキレイな表情してんだよね〜。ってことで、企画担当に取材したところ、20番“双糸”を使用しているとのこと。どういうことかと言うと、まず糸には1本の“単糸”と2本撚って1本の糸にした“双糸”というのがあります。“双糸”というのは、20番という糸の太さを、より細い番手である40番の糸を2本撚って1本に。1本の“単糸”より2本の“双糸”のほうが強度がアップするわけです。なので20番“単糸”で編んだ生地より、モッチリとした素材感。Tシャツというより半袖ニットに近いかも、な着古し感あるのにしっかりしたいい按配の仕上がりにもヤミツキ。

MITSUKI’S VOICE

色違いで揃えたい、異なる表情を生かしたコーデ♪

 

というわけで、Tシャツ一枚でもこなれ感を出すこの夏の救世主。

先述したように、3色の異なるフェード感を生かして

誰でもすぐお洒落になれる#顔切りのカリスマによる

『テレコの法則』。行ってみましょー!

 

まずはブラックから。

こちらはデニムの色落ちのような立体感ある表情。


テレコの法則の王道であるグレーススラックス合わせればご覧の通り!

スラックスもワンクッションでルーズにビーサンを合わせれば

大人っぽい脱力スタイルが完成♪

 

んで、お次はカーキ。

こちらのカラーはタイダイ染めのような味のある表情に。

ブラックの細身ボトムスで締めて足元のビーサンはカーキの色を拾って。

クールでスッキリとした逆Aラインのスタイルに♪

最後はグレー。

コイツはテクスチャーのような表情が出て、ニットを着ているかのよう。


キレイめパンツも同色グラデで合わせたら爽やかですね〜♪

たかがTシャツ、されどTシャツ。

この夏、

所有感があって、

育てがいもあって

デニムのように使える一枚。

見た目、作り、汎用性はもちろん、

実際に袖を通せば、もーっとヤミツキに。

テレコの法則をこの夏活用して、

肩肘張らないお洒落を実践しちゃってください♪

 

ではまた次回♪

  • ヴィンテージ仕様:

  • 長〜く愛せる:

  • 一枚でもこなれ感:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
https://www.e-begin.jp/

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