7DAYS SHOE

UPDATE : 2020.12.25

ヤミツキアイテム

POSTMAN OXFORD GORE-TEX®

RED WING

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

すべてが変わった2020、ミツキもリセットしました

今年はとくに時の流れを早く感じたな~。コロナではじまり、コロナで終わる……ヤミツキも今年最後を迎えました。例年であれば連日忘年会続き、極度の二日酔いで22品目の「ヤミツキニット2019」を書いていた記憶があるな~。でもね、いろいろリセットされた2020年ですが、本当に必要なものは何か、無駄はいらない、ってのが見えてきた1年とも言えますね。私事ではありますがこの年末はファスティング=断食を決行、自分自身もリセットしました。先に試していたビームスの土井地先輩から「かなり良いぞ!身体が軽い!」との情報を得てトライ。写真上の酵素ジュースのみで過ごすのですが、辛くないし、ラク~にデトックス。夜中のラーメンから、まさかのシ~ス~なんてことは悪! もうしませんw せっかく綺麗になった身体を気遣って、無駄なものは口にせず2021は過ごしていく所存であります。でもこれって、モノ選びにも言えること。ハナからモノ選びのヤミツキ精神は“効能あるモノ”でありますが、も~っと無駄を削ぎ落し、“不可欠なモノは何か”を研ぎ澄ましていく所存であります。ということで、新たな年に使える! 本当に必要な1足を2020の締めに。ファスティングにより冴えた頭で書きたいと思います~♪  

流行など関係なくいいモノは残る

写真上はゴアテックス®搭載のワラビーブーツにデザートロック。これまでビームスはこのクラークスをはじめ、さまざまな名作シューズを“ゴア化”してきました。ゴアテックス®といえばもう説明不要ってくらい、防水透湿素材のキング。名靴がゴアを纏って雨の日もOKって“雨イジング”!と18品目で紹介しておりますので、バックナンバーを読んでね。んで、@店頭。お、またゴアテックス®のタグが付く短靴があるぞ? ん? んんんん??? 手に取ってソールをみてビックリ! ポストマンじゃーん!! レッド・ウィングといえば、‘90sのキムタクやPUFFYのアイリッシュセッターが頭に浮かぶと思いますが、ミツタク的には断然ポストマンシューズ「101」ですね♪ ん?ポストマン~って何よ?って方のために40字で説明すると、「1954年にその名の通り郵便局員と警官のための靴として誕生した米国式軽労働用ドレス靴」。2005年に一度姿を消し2010年に日本からのラブコールを受けて復活! 下の写真は2010年Begin10月号。この誌面はミツキが担当し、復活に心躍らせ大至急新調したもんです。そんなヤミツキシューズが“ゴア化”したなんて! ってことで、ヤミツキポイントでディテールを詳しく解説していきましょー♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1USPSの規格をクリア
  • 2雨の日でもすべらない!

  • 3雨の日でも履けちゃう!

POINT - 1

象徴のS/Rタグだってゴア化

店頭でゴアテックス®のタグを見て、なんかポストマンっぽいんだけどな~、でもな~……と思った理由がこの“S/Rタグ”がポストマンのランドマークだから。写真上、11年前のBeginでも解説していますが、これは「Slip-Resistance made in usa」の略で、“耐油ソール”を採用する靴である証。USPS(米国郵便局)の規定で定める靴であることを意味しているのだ。今別注はこのタグの部分を“ゴアテックス®”にチェーンジ!という何とも洒落っ気たっぷりの名作。企画したバイヤーさん、センスいいな~。S/Rのブラック×グリーンに変わって、上質感あるシックなブラック×ゴールドは“好きな配色”です。

POINT - 2

ずっと履いているからミツキのオスミツキ

裏返してみてポストマンだ!と気づかせてくれのが、こちらのスリップレジスタンスソール。“CUSHION”の文字が目印です。わざわざ書いてあるくらいですからね、革靴であるのにクッション性がピカイチ! ポストマンシューズとは前述したとおり、米国式軽労働ドレス靴。制服に合わせるフォーマルなモノでありながら、歩きやすくなければならない。ってわけで、顔は端正でありながら、オイルを染み込ませたウェッジ型のラバーソールで、革靴であるのにスニーカーライクな履き心地。雨の日だって滑らない! 日々街を動き回るわれわれワークマンにもうれしいソールなんです。

POINT - 3

そして“ゴアテックス”をIN♪

中にはラストに沿ってゴアテックス®が足を包み込むように。SRソールで雨の日でも滑らない&雨の日だって端正な顔つきの雨靴に!水たまりを蹴って歩けちゃいます♪ 革靴顔したレインシューズは世に数あれど、USPSも認めるレッド・ウィングのポストマンが雨靴になるんですよ!ってamazing! 

MITSUKI’S VOICE

史上最強のON⇔OFF靴だと思うんです。

クラークス、ティンバーランドと定番靴を次々と“ゴア化”してきたビームス。でもね、先に挙げたブランドのモデルってカジュアルメイン、ONにはなかなか履けないでしょ……その点、このレッド・ウィングのポストマンは、英国ではダービーと呼ばれる外羽根のプレーントゥ。フォーマルな場こそ履けませんが、上質な牛革「ブラック・ユーコン」を使った上質感も相まって、ジャケパン、いやいやスーツにだって履けちゃう! 週末だってデニムに合わせれば、足元をキレイにまとめてくれますしね。クッション性もあってスニーカーライクな履き心地ですから、平日のスーツスタイルから休日のデニムスタイル、そして! 晴れオンリーではなく雨の日だって! 盛夏を除く3シーズン! と、全方位、全天候型使える、ワークドレス靴といえるわけです。ということで、#顔切りのカリスマで、ON⇔OFF最強の証明していきましょう!

まずは、カジュアル代表パーカにデニムスタイルから!

パーカにワークブルゾンをONする

ベリーカジュアルなスタイルの足元にポストマンを。

ご覧のとおり、スタイルを大人っぽく上品に引き締めてくれますね♪

そして、スリーピースにタイドアップというスーツスタイル。

雨の日も履けちゃうなんて思わせないくらい

きちんと感が半端なく、ビシッと決っていますね。

手持ちのスーツに合うのは言わずもがな。ですよね♪

 

冒頭で、“不可欠なモノは何か”を研ぎ澄ます、と言いましたが、そして2021新たなスタートを切る足元に、これほど平日⇔休日使える靴はない!と断言し、効能あるモノ、#ミツキのヤミツキ、2020年締めたいと思います。早くコロナの終息を切に願いつつ、来年はいい年にしましょうね! では、モノ好きのみなさん良いお年を~♪ 一年間ご拝読ありがとうございました~!

  • 驚きのゴア化:

  • クッション性♪:

  • ON⇔OFF靴:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
https://www.e-begin.jp/

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