MIXシャツ

UPDATE : 2019.05.30

ヤミツキアイテム

REGULAR COLLAR
MULTI STRIPE SHIRT

BEAMS PLUS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

ホント5月かよ?!てな陽射しが続いてますね。

なんかね、年齢とともに角質層が薄くなって日焼けしやすくなり、これが俗にいう“お肌の曲がり角”ってやつらしいすよ。

同級生の某スタイリストからも“日サロ行ってんの?!” 

なわけねーだろw なーんて、’90sを謳歌した世代、くだらんやりとりをしている今日この頃……

あ! 当時の女子高生が穿いてたルーズソックス。EGスミスでしたね~。アメリカ生産が終了するって聞いてミックスソックス買い漁ったな~♪ んで、ビルケン取得して(笑)、合わせて履いたっけね。

あ!! そういえば、前回ご紹介した“ヤミツキスラックス”。

  ATTENTION!!!!  

伝説のヒットパンツ、「ストレッチテーパードチノ」を抜いて売上げ第2位!! 第1位の別注チューリッヒに迫る勢い!!とにかくすぐ“効く~!”を第一にお伝えしている真っ直ぐなヤミツキメッセージが皆様へ届いているという証し♡

そんな、バカ売れスラックスに合わせた~い♪と大至急思っちゃった今週は「ヤミツキシャツ」。さっそくBeginしたいと思います。

最近シャツを着なくなった……だから無性に欲しい♡ 

いろんな要因があると思うんです。まずカジュアルセットアップが市民権を得たこと。クールビズも定着したことで、合わせるのはTシャツやカットソーor衿付きならポロシャツ。

もちろんクッソ暑い気候もあるし&昨今の′90sブームの復権でスウェットやらロンTやらが欲しくなっちゃってね。

なんか40歳を過ぎてお肌も曲がり角(笑)。ちょっとオトナになったんだから衿を正さねば!って、丸首一辺倒の反動か……。やたらとシャツが着たくなって。久しぶりに古着屋でラルフローレンのBDを買ったくらい。ま、ホント気分でしかないんですけどね。

そんな中、コイツに出会ってしまったというわけです♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
4
  • 1“6ボタン”と“柄合わせ”
  • 2カフ部分にも注目!

  • 3衿の開きがキレイ
  • 4生地もいい〜〜

POINT - 1

シャツ選びで、ついついチェックしてしまう “6ボタン”と“柄合わせ”

私のお肌もピチピチだったころ……(笑)、

敬愛する某デザイナーさんが印象的なことをおしゃっていました。“ワシは6ボタンしか着~へんわ!”。関西の方、というのがわかってしまいましたが(笑)。それはなぜか?といえば、クラシックなブルックスブラザーズのポロカラーシャツが“6ボタン”だから。

衿の開きが美しくなるよう計算した仕様とされており、現行モデルは7ボタンであることから、服好きの間でクラシックシャツのディテールとして認知されています。その某デザイナーさんの強烈なこだわりもあって、それからというもの、シャツ選びの際にはボタンの数を見てしまう癖がついてしまって(笑)。んで、アレ? このシャツ“6ボタン”じゃ~んって

手にとって見れば……ステッチのないフレンチフロントに細いヨーク、カラーキーパーが挿入できる仕様のレギュラーカラーと、ミッドセンチュリー期のフォーマルな雰囲気を残した、ミニマルな面構え。

POINT - 2

カフ部分はワークシャツ好きなら垂涎の“いってこい”仕様

これは呼んで字のごとく、袖口をいっきに縫製する、アメリカの合理主義が生んだヴィンテージディテール。そうつまり、カジュアルシャツでありながら、とことん古きよきドレス仕様を入れた、その名も『MIXシャツ』。ポケットと身頃の柄合わせも一寸も狂いもなくバチッ!と。これも生地→裁断→縫製まで細心の注意を要する、カジュアルシャツにおいて、じつに贅沢な仕立て。というわけで、私的、“世界で一番美しいワークシャツ”というわけなんです。

POINT - 3

で、着てみたら衿の開き具合にもヤミツキに♡

衿の開きがキレイにみえるようにと考案されたとされる、クラシックシャツの象徴“6ボタン”。着用してみると、ご覧のとおり……

FRESH~~!!!

企画した溝端ディレクターに聞けば「間隔を調整して現代的に仕上げています」との弁。

♪♪♪♪

なーんてとこまで気配りされちゃているんです。

カラーキーパーも相まってか、ボタンダウンともフツーのレギュラーカラー&開衿シャツとも似て非なる印象。新鮮すぎて泣けてきました♡

POINT - 4

ファブリックも程よい肉厚感もありながらシルクタッチ♡

これは、ドレスシャツに用いられる100番手の糸を2本撚った“双糸”で織り上げているから。よく100双とか120双とか言いますよね。1本であれば“単糸”、ちなみに3本であれば“ミコ”と呼びます。繊維長の長い良質な超長綿の100番の単糸を2本で撚った丈夫な糸で織ることで肉厚ながら美しい、相反する素材感を実現しているんです。しかも、ストライプ柄もプリントではなく織り柄で表現。古きよきアメリカをニッポンの匠によってクリエイトする。

今季20周年を迎えたビームス プラスですが、これまで国内外問わず評価されてきたプラスの真骨頂が凝縮された一枚と言ってもいいですね。

MITSUKI’S VOICE

  • ヤミツキスラックスに合わせて♪

    ヤミツキスラックスに合わせて♪

  • キレイめショーツもいい

    キレイめショーツもいい

  • 白ピケにオールデンも最高

    白ピケにオールデンも最高

スニーカーでなくオールデンが履きたくなった

第2回で「テレコの法則」について書きましたが、この美しいカジュアルシャツこそ、前回の“ヤミツキスラックス”に合わせて「テレコの法則」!!

ゆったりとしたシルエットと相まって肩肘張らないキレイめスタイルが完成します。また、これからの季節、トロピカルウールなどのキレイめショーツとの合わせもめっちゃいいすよね!

 

逆に、“世界一美しいワークシャツ”だから、

白デニムや白ピケ、チノなど、王道の合わせだけど

ご覧の通り!

どカジュアルに陥ることなくクリーンな着こなしに♪

 

お肌の曲がり角のお年頃……

丸首一辺倒から衿を正さねば!と出会った『MIXシャツ』。

今日はこのシャツに白ピケ合わせてみましたが、

なんだか、またオールデンが履きたくなってきちゃった。

スニーカー一辺倒で甘やかされた足も衿を正さねば!

と思わせてくれたヤミツキシャツ。長~い付き合いになりそうです。

  • 着まわし:

  • 素材:

  • ディテール:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
https://www.e-begin.jp/

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