楽ジュアリーな短パン

UPDATE : 2022.06.28

ヤミツキアイテム

2P CHINO SHORTS

BEAMS PLUS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

世界をも魅了する〈ビームス プラス〉のヤミツキ


コロナ禍で、年に1回は行っていた海外出張もすっかりご無沙汰です。スコットランドのマッキントッシュの工場取材が最後かな〜。時差ボケを利用してヤミツキを執筆、工場のwifiに繋いで、ヤミツキ担当へ原稿送信〜なんてやってましたw、あれから4年、少しずつ日常を取り戻しつつあります。インバウンドも解禁されはじめた今、われわれの回りも海外出張が解禁されつつあります。まさに今、ビームスプラスのバイヤー陣もパリに行ってますよね。#プラジオでは、パリのバイヤーと展示会の様子を生中継なんて施策もやっていておもしろい! でもなぜバイヤー陣がParisへ行っているの?といえば、ビームスプラスの展示会を行うためなんです。そう、もはやビームスプラスはセレクトショップの1レーベルという枠を超え、海外で展示会を行うニッポンを代表するブランドなのだ。私がロンドンのリバティに足を運んだ際も、インポートとしてビームスプラスがコーナー展開されてましたしね。今回はそんな海外からも絶大な人気を誇る、ヤミツキパンツについて。ニッポンの服好きのみならず、ワールドワイドをヤミツキにするワイドな名作について書きたいと思います。

ストレッチテーパードチノに次ぐ名パンツがベース


ビームス プラスが初めて海外進出したのって実はもう15年ほど前。世界的な服飾見本市、ピッティウォモの開催時に合わせて、イタリア、フィレンツェにある『ウーピーストア』で展示会を行なったのが最初でした。Beginももちろん現地入りし、いち早くページにてお伝えしたのをよく覚えています。それからイタリア、イギリス、フランスと、アメリカンベーシックをこよなく愛する世界のファッショニスタたちを虜に。数々の名作を生み出してきました。その中でも、意外と知られていないのが、累計17万本を売る名パンツ『ストレッチテーパードチノ』に次ぐHITパンツ、『2Pチノ』が日本のみならず、世界的にヒットしているという事実。写真はビームス40周年のときにBeginにて初登場した誌面ですが、クラシックでありながら、ゆとりある美脚、上質なウェポン素材にオンオフ着回せる汎用性……世界のベーシック好きのハートを鷲掴みにしたのです。そんな名作パンツをベースに、もうすでに猛暑日が続く今、あら嬉しい!とショーツにしたのが今回のヤミツキ。この夏、ヘビロテ間違いなしでしょーね、と断言しつつ、『2Pショーツ』の魅力について検証していきましょう♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1上質なウェポンチノ
  • 2腰裏のランドマーク

  • 3両手をポケットINしたときのサマ!

POINT - 1

愛用者が口を揃える触感

2Pチノ溺愛者がよく言うのが、コシとシャリ感。ミツキも触診して、まず感じたポイントです。ウェイストポイントというアメリカの陸軍士官学校から名付けられたウェポンという上質なチノ。高密度で織られたハリのある素材を、希少な『二ドム加工』と呼ばれる手法で、着込んだ風合いを出しています。洗いによるフェード感はあるんだけど、硬くならずに生地の弾力やハリコシはそのまま、という相反する要素を実現しているんです。着用していてストレスフリーに感じるのはそのため。上質素材を希少な加工で、とことんこだわり抜いたファブリックへの想いが、オーラある表情&楽チンな着用感を生むヒミツなんです。

POINT - 2

店頭ではベーシックな素材が目印

ビームスの店頭では、数多くのパンツが存在します。その中で、すぐ名作へショートカットできる目印として覚えておいて欲しい。というのが、腰裏の素材。ストレッチテーパードチノは“ストライプ柄の生地“が付いていますが、この2Pショーツは“サックスブルーのオックスフォード地“が目印。上質なウェポン素材にオックスフォード、腰裏の補強素材でありながら、アメリカンベーシックの代名詞素材を持ってくるあたりがまたニクい〜♪ 所有感も増しますよね。

POINT - 3

ちなみに2Pとは2プリーツの略です。

2プリーツとは腰部分の前面にヒダを入れたスラックスのクラシックディテール。腰回りにゆとりを持たせ、タックとも呼ばれますよね。この2Pショーツはその名の通り2本のプリーツが入っていますが、この2プリーツの魅力ってなに?と問われれば、ポケットINしたときの表情でしょう。写真のように、余裕を感じるというか、貫禄があるというか。楽チンな着用感はもちろんですが、大人な上質リラックス感を演出してくれます。まさにこれぞ“楽“ジュアリー。そんなショーツがもたらす着こなしの効能を、最後に#顔切りのカリスマとともに。

MITSUKI’S VOICE

  • ワイドに不慣れな方もすんなり♪

    ワイドに不慣れな方もすんなり♪

今月も超絶有益である、とのお声をいただいている#顔切りのカリスマによるHOW TOでの締めです〜

まず、見出しでも書きましたが、2Pチノの良さは、
今までワイドパンツ穿いてこなかったんだよな〜って方を
見事に虜にしてしまった美しいテーパードラインにあります。
この2Pショーツにもそのキレイなラインはもちろん踏襲!
ロングからショーツへとラインを調整し、
ワイドなんだけどシャープに、な視覚的効果があるんです。

写真のように、ニットをオン♪
シンプルなのにゆとりある大人なベーシックスタイルが完成。
なんかショーツスタイルなのにお利口さんにさえ見えます。
ニューバランス900番台のボリューム感とも
相性がバッチリすぎて泣けてきますねw

で、お次はショーツの色を拾って、ミリタリーカラーのシャツを。
足元も茶系のモカシンで、ベーシックなんだけど鮮度ある
サファリなスタイルが完成しちゃいます。

で、秋口になればジャケットを羽織ってみる。
上質素材でシルエットの美しいショーツですから、
ジャケットにショーツを合わせる、というお洒落巧者の着こなしも
自分のものにできちゃいますよ。

この夏はパタゴニアのバギーズショーツのように
ガンガン着るでしょうね。
政府の節電要請により、またテレワークも増えそうですし、
INにOUTに大活躍してくれそうです♪

ではまた次回!

  • 楽ジュアリー:

  • コシとシャリ感:

  • 上質リラックス:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
https://www.e-begin.jp/

MORE