BBコンボ!

UPDATE : 2023.02.28

ヤミツキアイテム

BLAZER & HALF ZIP SWEATSHIRT

BEAMS PLUS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

テレコの法則はここからはじまりました♪

写真上の誌面は2016年の記事。ミツキは現場担当時代のビームスとの企画です。62品目に“乙な組み合わせ”について書きましたが、この『BB(ベストバイ)コンボ』も長く愛せるベーシック同士の掛け算。ファストフードのコンボのように、選べばお得&着れば“ファスト”にお洒落になれる。そんなクレバーな“セット買い”を提唱しました。そんな企画の巻頭で提案したのが、〈アークテリクス〉の名作ベータSL×グレースラックスのコンボ。アウトドア×ドレスパンツという、上下で違うテイストでコントラストをつけると、誰もがお洒落上級者にヘンシ~ン♪ そう、このヤミツキで何度も提唱してきた“テレコの法則”は、ここからはじまったというわけ。で、今回のヤミツキは、上下は上下でも、上半身の上下。ベーシックな上半身のアイテムのテレコです。いわずと知れた大定番ジャケットにちょっと変化球の定番をIN!これがまた、めっちゃ効くんだな~♪ ということで63品目Beginしたいと思います。

紺ブレにはBDシャツが定石ですが……

〈ビームス プラス〉で売れに売れている品番があります。それがこのコーデュラのコンバットウールを採用してアップデートさせた紺ブレ。今季はより通年着用できる素材へと変更し、さらに汎用性が高まった名ブレザーです。段返りの3ボタンの極めてベーシックなスタイルは、まさに流行とは無縁、長~く愛せる仕様がウケて毎シーズン枯渇状態となっています。そんなブレザーに合わせるインナーといえば、BDシャツ。写真上のようにレジメンタイ、軍パンにオールデンを合わせれば、まさにこれぞ“ビームス プラススタイル”。安心感バツグンですよね。でもね、王道もいいんですが、たまには着崩してみたいってのがお洒落好きの性ってもん。紺ブレにスウェットパーカをINというのはお洒落巧者の常套手段ですが、スウェットはスウェットなんだけど~……というのが63品目のヤミツキ。ブレザー同様にスポーツウェアを出自としながら、ありそうでなかったな~という仕様が着こなしに効く!シャツ衿のように見えて、“INしたときの美しさ”を計算した定番のちょっと変えについて。魅力に迫りたいと思います♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1通年使える素材感
  • 2着用時に美しくを前提に

  • 3INしてもINしても♪

POINT - 1

トンプキンと呼ばれる旧式のマシンで

よく“旧式の吊り編機”で編んだ柔らか~な素材、なーんて言ったりしますが、こちらの素材も古いマシンで編み立てられています。スウェットの産地である和歌山で稼働しているマシンよりは新しいのですが、“トンプキン”という旧式の丸編み機を使用。現行の高速マシンよりもスピードが遅く、ゆーっくりと編み立てられるので、ヴィンテージライクな仕上がりになっているわけです。さらにギュッと詰まった肉厚感はなく、やや薄手でやわらかな素材感。ジャケットなどのインナーとしてストレスなく&春先や秋口など、通年で着用することを想定とした素材作り。紺ブレにINしてもゴワゴワしない、はそんな作り手の想いは素材作りの時点から始まっているというわけです。

POINT - 2

胸元をキレイに見せる工夫が

ヤミツキのテーマである“効く”ということ。このスウェットこそ、まさに“効能あるモノ”を体現している一着なんだな~。1960年代のミリタリーウェアをベースにした見た目もさることながら、ジャケットにINしたときに“効く”という要素が、ゴワつかない素材感だけでなく、パターンによっても計算されているのだ。それがこのシップアップの衿。締めればタートルネックのように、開けたらシャツ衿のように美しく見えるように作られているんです。紺ブレにパーカINというスタイルとはまた違った、MOREキレイめな着崩しができるというわけ。

POINT - 3

3段階のレイヤリングも可能なのだ

ジャケットINを想定して企画されたこのヤミツキスウェット。スウェットの下はTシャツでもいいんですが、写真のようにシャツINだってできちゃうのがコイツの魅力でもあります。紺ブレにはBDシャツ定石ですが、その上のスウェットを挟んであげるだけで、スウェットで着崩しているのに、品よくそして立体的な紺ブレスタイルになります。見てくださいよ、このスウェット衿の美しいロール。まるで巻き物で胸元にニュアンスが付けるかのごとく。キレイだよな~♪

MITSUKI’S VOICE

ジャケットの着崩しにめちゃくちゃ効く!

多忙な#顔切りのカリスマ、今月はようやく登場です♪
ミツキのヤミツキのインスタ(@mitsukinoyamitsuki)で告知しました、1分でカッコいいコーデがわかる!#顔切のカリスマ企画。

ただいまコンテンツ準備中ですので、もうしばしお待ちくださいね。
ということで、BBコンボ、ほらっ!いいでしょー!のエビデンス。

まず、紺ブレに軍パンの鉄板スタイルから!
スウェットにBDシャツをIN!
ラペルからのぞくロール衿がなんとも美しい!!
まさにジャケットIN対応であることがコレでわかりますよね。
シャツをINすればキレイめ感が増し、大人な紺ブレの着崩しスタイルが完成!

 

 

で、お次はハイネックをスウェットにIN!

 

グレースラックスでスウェットもグレーのグラデーション。ドレス感がありながら、INするハイネックとスニーカーを白で合わせれば、品のいい脱力感。

で、お次はグレーではなくネイビースウェットのコーデ。

カラーボーダーをスウェットにINしてみましょう!
チラっと色がのぞいてなんともお洒落~♪
チラリズム、って久しぶりに使うけれどw まさにソレ。
ネイビートーンで全体合わせれば、よりカラーが効いてきますよね。

 

でもって、最後に紺ブレ以外のアウターバージョンです。
バブアーにはシップを上まで締めてタートルネックのように

ミリタリーブルゾンにステンカラーにINしてもご覧のとおり!

ほぼすべてのベーシックアウターに合うことは請け合い!
スウェットパーカINという、着崩しの常套手段。
そのスタイルをMORE大人っぽくしてくれるこのジップアップスウェット。
2023とにかく活躍してくれる! 一番便利でお洒落なBBコンボ。
ぜひ、あなたのファッションライフにお役立ていただければと思う次第です。
ではまた次回♪

  • 着崩しに効く!:

  • 通年で着用可能:

  • 便利でお洒落♪:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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