ヤミツキ新・三種の神器 part.2

UPDATE : 2019.11.14

ヤミツキアイテム

WOOL COACH JACKET

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

“モダナイズ”って言葉……

先日、ビームス 神戸にて行なわれた“ビームス プラス20周年”記念トークイベントに参加してまいりました。ビームス プラス ディレクター溝端秀基さん進行のもと、関西を代表するファッション誌、カジカジの元編集長で、話題のセレクトショップ『IMA:ZINE』を主宰する岩井祐二さんとともに。同じ歳なのに大活躍だよな~、リスペクト♪ んで、むか~し買った、ビームス プラス オリジナルの紺ブレを着用していったのですが、その当時といえば、ビギンでは“モダナイズド~”という言葉が誌面を踊っていた時期。モダナイズドM-65とか、モダナイズド軍パン……etc.そう、ベーシックなアイテムがとにかく細身にモダナイズされていました。そんな世の流れに反し、細身ではなく、王道のクラシックフィットを提唱していたのが、ビームス プラスでした。「タイトフィットは邪道ですよ! やっぱり本来のシルエットを知らないとベーシックは語れません!」なーんて、当時ビームス プラス 原宿の名物スタッフだった、遠藤秀幸さんに薦められるがまま購入。ホントは今どき感のある細身の紺ブレが欲しかったのにな~w それから15年あまり……世は男も女もオーバーサイズがアラモード♡ ありゃ、あのとき買ったクラシックフィットな紺ブレがまた気分じゃーん、なーんて引っ張り出してみたら、アレレレレ??? 着てみたらモダナイズ……汗。私の体型がオーバーサイズになってましたwwwこれじゃパーカもINできねーじゃん、ってわけで、ヤミツキ新・3種の神器Part.2はカジュアルジャケット代表するコーチジャケット、Beginしたいと思います~♪

肩肘張らないジャケットといえばコレしかない♪


15年前はオトナっぽく!という意識が強かったですからね、20代半ば、紺ブレをしっかり着こなしてみたい、と背伸びしていたのかもしれません。でもうすっかりオトナになった今(笑)、肩肘張る場面も増えましたしねw 読んでくださっている方も、週5仕事はスーツだよ、って方がほとんどでしょーし、週末くらいは肩肘張らず、スラウチ!にね♪ってことで、この“コーチジャケット”。“グラウンドジャケット”や“ウィンドブレーカー”とも呼ばれ、ミッドセンチュリー期のアメリカで登場。その名のとおり、プレーヤー以外の監督やコーチングスタッフが着ていたことに由来する、ミニマルデザインのジャケットだ。昨今90‘sトレンドの復権により、さまざまなブランドがリリースしていますよね。んで、素材といえばナイロン、いわゆるシャカシャカが主流で、ある意味スポーティすぎる、カジュアルすぎるから着こなしが難しいな……なーんて思っていた方も多いのでは。その点も今回のヤミツキコーチは難なくクリア♪ その理由に迫ります~!

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1ナイロンではなくウール!
  • 2フードが際立つ “いとしの衿〜♡”

  • 3ヘヴィウェイトでもINできちゃうシルエット♪

POINT - 1

単なる素材変えじゃない!ってとこが◎

まず、わっかりやすいヤミツキポイントは素材! 先ほどナイロン素材が主流と書きましたが、そうこちらはシャカシャカナイロンではなくウールなんです。見た目がオトナっぽくなりますよね。ベーシックなピーコートやダッフルコートよろしく、軽量でサラッと羽織れるわけです。カタチはカジュアルなのに品のある印象なので、誰でも着こなせちゃう。で・も・ね、単なる素材変えじゃーない!ってとこがまたヤミツキ~♪ アメリカでコーチジャケットの登場がミッドセンチュリー期と先述しましたが、細かく調べてみるとナイロン素材の登場は1950年後半から。ナイロンが採用される以前はウールだったんですね。そう! ウール版というのは、いわば古きよきヴィンテージ仕様! 素材変えは品良く見えるっいう効能だけじゃない♪ってところに、これまた惹かれてしまった、というわけです。

POINT - 2

立体的なフードをさらに際立たせてくれる♪

そしてもう一つ、ヤミツキパーカ2作(バックナンバーの19品目参照)のフードの立ちについては前回書きました。そのパーカにオンするわけですが、2枚仕立てで肉厚な衿がポイント! しっかりしたレギュラーカラーにフードを沿わせてあげればさらにピーンっ! 立ちがさらに良くなります♡ より立体的な首元ができる!ってのが◎。巻物いらずで、ニュアンスあるスタイルが作れちゃうんです♪ 小顔効果も期待できるかも♡

POINT - 3

パーカINでモコモコしなーい♪

先述したように、今や男も女もオーバーシルエットがア・ラ・モード。とはいえ、そこまで行き過ぎたオーバーシルエットではな~いってのがキモ。肩が落ちすぎて来年着られないよ~なーんてことない、普遍的なシルエットだから、何年か後、体型が変わらない限りwミニマルなデザインと相まってずっと愛用できるでしょうね♪ んで、ヤミツキパーカ2作のように、肉厚感あるパーカをINしてもシルエットを崩さないってのがこれまた魅力。モコモコせず、レイヤードしても動きやすくストレスフリーってのもイイ! んで、ポケットに手を突っ込めば、肌触りのいい天竺素材がしっかり貼ってあったりしちゃって気持ちE~♡ そんな細かな配慮も特筆すべき点ですね。♪ ねぇ、ポケットに手突っ込んでみて、めっちゃ気持ちEから、あー、ホントだ~♡なーんて具合に、これからの季節、誘い文句に使えるかもw

MITSUKI’S VOICE

  • パーカINだけじゃなく、着回し力の高さもGOOD

    パーカINだけじゃなく、着回し力の高さもGOOD

ようやく本格的に肌寒く、パーカ一枚じゃ……な気候になってきましたね。冬の匂いがしてきました♪ しかし、前回ご紹介したヤミツキパーカ2作がとにかく調子がいい! チャンピオン別注は単体で着ても、スナップ仕様のフードでサマになるし、ビームスオリジナルのプレーンな一枚は、これまでさまざまなフードパーカを見てきましたが、素材感、シルエット、フード立ち、プライス、着用感、どれをとっても最高!なベスト・オブ・フツーにイイ! そんなパーカにONするジャケットとして、コーチジャケットをご紹介したわけですが、大人っぽいウールに素材変えで着こなしやすくなった!だけじゃなく、古きよきヴィンテージ仕様だった~なんてとこに刺さりますよね。あとね、パーカIN以外も写真のように合わせてあげればご覧のとおり! ウールで品がいいですからね、シャンブレーシャツならコントラストが楽しめ、Vネックニットはフツーにキレイめに決まります。というわけで、連載の中の連載、マトリョーシカ企画、ヤミツキ新・三種の神器Part.2は肩肘張らないけれど、オトナも着られるコーチジャケット。次回Part.3は、合わせるパンツ、下着じゃないよw ボトムスについて書きたいと思います~。ではまた次回!

  • 着まわし:

  • 大人カジュアル:

  • ちょうどE:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
https://www.e-begin.jp/

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