『ヤミツキ・レイヤリングシステム』

UPDATE : 2021.04.02

ヤミツキアイテム

SHIRT / ZIP PARKA / BLOUSON

BEAMS PLUS / LOOPWHEELER × BEAMS PLUS / THE NORTH FACE PURPLE LABEL × BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

昼夜の寒暖差が激しい、カルフォルニアだ

桜も満開、新年度のスタートです。花見、歓送迎会はもちろん自粛してね、先日は25℃の夏日、だけど夜になると冷んやり……なんて日もありましたよね。ミツキも週末衣替えを終えました。寒暖差があってまるでカルフォルニアのよう♪ 彼の地では日中は半袖、バッグにネルシャツなんかを仕込んで、夕方涼しくなるとそのシャツをサラッと羽織る。若かりし頃、そんなカルチャーにも憧れたもんですよ。というわけで、昼と夜で服装の調節が不可欠になってきた今日この頃。ミツキ的には写真上のように、ジャケットにパーカINスタイルがこの時期の鉄板コーデ、でもね、“ベーシック”と“コンサバ”は同義ではない!とベーシック好きであってもROCKなミツキは、もーっと便利で攻めの着回せるスタイルを考えちゃった♪   題して『ヤミツキ レイヤリングシステム』。早速行ってみたいと思います~。

前回のコーデ、チラ見せレイヤードでピン!

 

#顔切りのカリスマ、いいモノがスタイルにどう効くか、というコーデを毎回見事に表現してくれています。んで、前回40品目のコーデにて。なんだかベーシックなのにフレッシュじゃな~い⁈ って話に。それが、写真上の“ジップアップパーカチラ見せ”です。先ほどのミツキのようにフードパーカをINではなく、ジップアップパーカを、しかもフロントを閉めずにミッドレイヤーとしてチラリと覗かせる。そんな鮮度あるコーデがいいじゃん!ってところから話が発展し、この時期にふさわしい“ヤミツキレイヤード”を考えよう‼︎と相成った次第。モノとして魅力があるのはもちろん、単体でも着られて、それぞれがレイヤードに効いて、春先はもちろん、秋だって使えちゃう‼︎  そんなヤミツキ独自のレイヤリングシステムを考えてみました。ということで、数あるアイテムから選抜したヤミツキ3選手。行ってみましょ♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1ECWCS(エクワックス)ならぬSWCS(エスワックス)⁈
  • 2各々がレイヤードに効く!

  • 3単体&3つ重ねてもOK♪

POINT - 1

独自のレイヤリングシステム開発(笑)

23品目で紹介したモンスターパーカ人気で、また耳にすることが多くなりましたね。米軍が1980年代から採用する、寒冷地用の被服システム。Extend Cold Weather Clothing Systemの頭文字を取ってECWCS(エクワックス)と呼ばれています。こちらは肌に近いベースレイヤーをLEVEL1とし、高い防水性を誇る最終レイヤーをLEVEL 7とする7段階からなるレイヤリング。先述したモンスターパーカはLEVEL7に当たります。そして、ヤミツキが2021年に独自開発した(笑)春先用のレイヤリングはLEVEL3まで。Spring Weather Clothing System、略してSWCS(エスワックス)と命名しちゃいましょう(笑)!!

POINT - 2

SWCS(エスワックス)は3つの異なる表情で選抜

さぁ、数あるアイテムの中からLEVEL1~LEVEL3の3着をチョイスしたわけですが、そのポイントはズバリ異なる素材感と形!1つめはネップ感ある開襟チェックシャツ、2つめはマットなフードパーカ、そして3つめが光沢感あるナイロンブルゾン。アイテムの詳細は最後のVoiceにて書きますが、その3つの異なる表情のモノを揃えることで、色んなレイヤードが楽しめちゃうんだな~。写真上のように単色のカーデにチェックをIN!開襟がカーデにいい具合にONして抜群にイイ!んでもって、ナイロンのバブアーにパーカIN!シャイニーとマットな素材のコントラストがたまりませんね♪ そして最後はナイロンブルゾンをステンカラーにIN!キレイめベーシックとアウトドアなシャカシャカ感& スタンドカラーがイイ感じに効いて、最高でしょ!という具合に3種揃えれば幅のあるレイヤードが実践できます♪  しかも、もーっとイイんだよね~って、着回し力のギャランティとなるのがNEXT!

POINT - 3

3つ合わせてもマトリョーシカにはならず

そして!このヤミツキ独自のレイヤリングシステム“SWCS”(エスワックス)。何がイイかって、ポイント②で書いたように、単体でレイヤードに効くってのはもちろん、3つ合わせて着ちゃってもOK♪な点。写真上のようにパンツはいつも通りグレースラックスで“テレコの法則”。暑かったらシャツイチ、ちょっと肌寒くなればパーカ→だいぶん寒くなってきた~と思えばブルゾンをON! シップパーカはチラ見せでね♡ってな感じで、このヤミツキレイヤリングシステムは単体でも使えて、単体でもレイヤードに効いて、3点セットで着ればこれまたイイじゃないの♪ というパワーを持っているんです。どうです? 手前味噌ながら、チョー使えるでしょ!というわけで、気に入ったから多色買い&大人買いなんて不親切なことは言いませんw この3点セットは、とにかく効きまくる、ヤミツキ精神が凝縮された、まさに自信を持って“まとめ買い”をオススメする3着なのです!

MITSUKI’S VOICE

最後にモノの良さを買い説

 

いや~、どんだけヤミツキレイヤリングシステムが効くかって、存分書かせていただきました。通常なら、このVoiceで#顔切りのカリスマの登場となりますが、今回は構成もテレコの法則w  3点セットのモノについて買い説したいと思います。

まずは、ビームス プラスのチェックシャツ。

インド綿を使い、トラッドなマドラスチェックをあえてネップ感を出したざっくり感で表現。ノンアイロンで肩肘張らず着られる一枚。開襟は単体のシャツイチで着ても、レイヤードしても胸元をフレッシュにしてくれますね。

で、シップパーカはループウィラー。

ライトでもヘヴィでもない愛すべき中庸というべき程よい肉厚感。ビームス プラスと共同で素材開発、シルエットも細めでジャケットインする想定で作られた別注作は、素材の良さだけじゃない着てかっこいいループウィラー。紺ブレにINなど、すべてのジャケットに仕込むのに重宝!

最後にブルゾン。

こちらはビームスとノース・フェイス パープルレーベルとのコラボ作。毎シーズン完売のステンカラーと同様に65/35のオリジナルファブリックを使ってブルゾンに仕立てたのが◎。スウィングトップ型のスタンドカラー、そしてアウトドアな素材感がIN⇄OUTに効きまくる! また、タウン⇄キャンプでも両使いできちゃう何かと便利な新定番!


てな、LEVEL1~LEVEL3のヤミツキ独自の“SWCS”(エスワックス)。

どう? モノ自体も良くて、効き目がある。

最高の3点セットでしょ?


ではまた次回♪

  • 着回し力♪:

  • チョー使える:

  • "SWCS“:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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