まかない軍パン

UPDATE : 2020.02.27

ヤミツキアイテム

BAGGY TAPERED 6POCKET SWEAT PANTS

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

よくみりゃアレレレ~!?が定番化しつつある

ひと昔前であれば“隠れ巨◯”と言っていたでしょうか。遠目から見た印象とは真逆の、じ・つ・はな嬉しいサプライズ♪ 現在発売中のBegin4月号(P.143~)で特集を組んでおりますが、昨今の“見紛う”といえば、定番化したカジュアルセットアップでしょーね。Looks like suit!  見た目ウールなのに着てみればビヨヨ~んてな最高のギャップ♡ 今回はそんなギャップ萌えなベーシック、HIT!の匂いプンプンのヤミツキ軍パンの魅力をBeginしたいと思います~♪

ビームススタッフのクチコミ新定番?!

2019年にヤミツキHIT!を飛ばした『みんなのポーター』(13品目を見てね)。こちらもビームススタッフのクチコミがきっかけのアイテムでした。もうビームスさんとはかなり長いお付き合いになりますが、昔からビームスにはスタッフの間で“調子いい”との表現で内輪HITしているモノがよくあるんです。私たち編集者もそのビームスの“まかない定番”的な流れに注視、洋服のプロが“今”を感じこぞって愛用するモノに味付け、世の中のHIT!へなるようにお手伝いしたもんです。んで、今回の軍パンこそ、そのまかない定番~HIT!への流れに当てはまるベーシック。店頭ではなくプレスの前田氏が穿いているのを見たのがきっかけ。「前チン、それ何よ!? スウェットなの~?!」。「ミツキさん、これ鬼調子いいっす!」と前田氏。出た~っ!! ビームスの内輪ウケの表現、“調子いい”!! しかも頭に“鬼”が付いちゃってるしwww 大至急、買って穿いて編集部に戻りましたよ。そしたら部員全員騙されるなんの?!なーんていうBegin編集部員もみ~んなヤミツキになったポイントいってみましょー。

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1HITシルエットとHITモデルを合体♪
  • 2ひざが出にく~い!のが◎

  • 3細かなディテールまで芸コマ

POINT - 1

欲しい×欲しい=鬼調子いい

66チノにストレッチテーパードに2プリーツチノ……ビームスといえば、これまで数々のHITボトムスを生み出してきました。んで、昨今記憶に新しいHITボトムスといえばデニムバギーテーパード。90sテイストの人気も相まって大ヒットしました。人気の秘密はワタリゆったりで楽チンなのにシュッとしたシルエット。キレイに見えるリラックス感にみ~んなヤラれたわけです。そんなシルエットを永世定番である軍パンに置き換え、リラックス感をシルエットにとどまらずスウェット素材に。MORE!楽チンに仕上げのがコイツってわけです。

POINT - 2

スウェットパンツといえば……の難点も解消♪

ワンマイルウェアなんて言葉もあったくらい、スウェットの街着は部屋着の枠を超え、もはや定番化していますよね。でもね、私自身も愛用していて感じるのは、楽チンなんだけど、柔らかい裏毛だから膝が出る!! 座るときはパンツの腿部分を上げて膝が出ないように、って昔習いましたよ。やっぱ膝部分がビヨーンってカッコ悪い……。でもね、コイツは先述したように、デニムバギーパンツのワタリにゆったり~膝下からシュッのシルエットですから、シルエットにゆとりがある分、膝が出にくいっていうのが◎。HITシルエットが難点を解消!ってな副次的効果にもヤミツキです♪

POINT - 3

ニットで布帛のアイテムを作るのって難しい

シャツやパンツなど、織物のことを布帛、ニットやスウェットなど編みモノをニットといいます。ですから、今回のヤミツキパンツは、布帛のアイテムをニットで作ったということになりますね。んで、ここで何がスゴイかって、たとえばポケット部。自分がミシンを使って縫ってることを想像してみてください。織物のチノやデニムなどしっかりとした生地より、やわらか~くて厚手のスウェット生地を合わせて縫うほうが難しいですよね。単純に縫製作業が難しいわけです。バックポケットだってジッパー仕様になっていたり、裾も調整可能なドローコードが付いていたり……楽チンなアイテムでありながら、縫製は楽チンじゃな~い、ファクトリーの方々大変だっただろうな~と、これまでの取材経験から感じ、も~っと欲しくなってしまうのです。

MITSUKI’S VOICE

  • 新たな名作臭がプンプン♪

    新たな名作臭がプンプン♪

男の基本パンツといえば、デニム、グレーパンツ、チノ、軍パン……んで、スウェットパンツもそれらに次ぐ不可欠パンツといえます。90s、スウェットパンツにミックスソックス&ビルケンシュトックなーんていうスタイルも懐かしく、約7年前にはリブ付きの美脚スウェットパンツがHIT。GTAなどイタリアブランドからもリリースされるなど、ちょっとしたブームがありました。んで、2020年、ビームススタッフの間でも愛用者が急増中!というこのヤミツキスウェパンですが、人気のシルエットを王道の軍パン仕様&楽チンなスウェット素材に。てなアイデアもGOOD!なんですがね、やっぱりヒットを予感させる一番の理由は、騙せるってところ!! 写真をご覧いただければわかるように、ジャケットに合わせれば軍パンのように外しに、Gジャンにはグレースラックスのように、コーチジャケット&パーカに腰履きすればストリートムードなヤンチャスタイルにも!! 王道ボトムスをスウェット素材にという流れは、コイツを皮切りに新たなリラックスパンツのトレンドとなる!を確信させる今回のヤミツキ。遠目から見た印象とは真逆の、じ・つ・はな嬉しいサプライズ♪ ぜひこの週末に肌で感じてみてください♡

  • 楽チン度:

  • 着まわし:

  • 新名作?!:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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