ヤミツキ2ピース

UPDATE : 2020.03.19

ヤミツキアイテム

CASUAL SET UP

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

カジュアルセットアップが定番化の中で新種捕獲♪

週5日は基本スーツだよ、って方がほとんどでしょう。前回も触れましたが巷ではカジュアルセットアップが定着。仕事服だってONタイムオンリーでなく、週末も生かしたい!てな煩悩を解決してくれる時代になりました。そんな中、見た目はスーツづらだけど、着てみたらビヨヨ~ンと、ひと味違ったオーラを放つコイツに出会ちゃった♡ってことで、12品目の『プラス的3ピース』につづいて今回は2ピース。早速ヤミツキなわけをBeginしたいと思います~♪

男服のすべては“ワーク”に通ず

写真上は所蔵する資料の一部ですが、アメリカのミッドセンチュリー期に発行されたワークカタログです。今でこそ“カジュアル”と“ドレス”というジャンルが存在しますが、もともとすべてはドレス。欧州のテーラーがアメリカ大陸へ移り、デニムをはじめとするワークウェアだってそんな“仕立て屋”が作っていたんです。んで、このセットアップを発見したとき、約10年ほど前、某デザイナーが企画したジャケットを思い出しました。そのジャケットとは紺ブレ。トラッドの代表アイテムをNYにあるワーク工場で作ったというモノでした。素材はワークの代名詞T/C(ポリエステルとコットンの混紡素材)でネイビーに金ボタン。でもね、立体的ではなくフラットな印象。キレイめなワークウェアというべきでしょうか。ワークウェアの持ついい意味での“チープ感”があってね。とにかくフレッシュなツラ構えに感激! 即購入を決め、今でも所有していますが増量がノンストップで今は着られずタンスの肥やしにw ドレスなアイテムをワーク工場で作るとこんな表情になるのね、と某デザイナーさんのアイデアに感服したもんです。それと似た感覚をもったこのヤミツキ2ピース。ポイント買い説いってみましょー!

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1ミニマルな表情が◎
  • 2カジュアルシューズとの相性バツグン♪

  • 3クリースが消えにくい!!

POINT - 1

フラットな表情にヤミツキ~♪

吸水速乾に優れたバーチカルというファブリックを使用し、とにかくシワになりにくいってのがいい! 縫製もワークウェアを彷彿させる仕様で、トロピカルウールのような素材感でありながら、あえて立体感を押さえたパターンニング。ウェストシェイプもゆるく&低めのゴージでワークっぽい表情がいい♪ キレイな見た目でありながら、カバーオール感覚で気兼ねなく着られるってのがイイ!!

POINT - 2

手持ちの定番靴にめっちゃ合うんです♡

パンツは、膝下ストレートのキレイなシルエット。ニューバランス、デザートブーツに合わせたら美しいL字ラインを描きます。あとにも触れますがジャストレングスじゃなく、ワンクッションで脱力感ある感じが◎。カジュアルシューズにバツグンですからパンツ単体で週末コーデにも生かせますしね。スウェットなんかに合わせて“テレコの法則”にもってこい♪

POINT - 3

とにかくメンテも楽なんです♪

このテのパンツってクリースが消えちゃうってのが難点。だけど、形態安定加工がされているからその心配もご無用。ベルト裏、袋布、天狗裏など、メッシュ素材になっているから、これから汗ばむ季節の不快感ともおさらば。ジャケットも同様、クリーニングに出すことなく、自宅で洗濯できちゃうってのもサイコーよね♪

MITSUKI’S VOICE

  • 着こなしPEACEな2PIECE♪

    着こなしPEACEな2PIECE♪

というわけで、週5はスーツが基本だよ、って方も、シワもクリースもクリーニングだって、ま~ったく気にすることなくストレスフリーな2ピース。これから暖かくなれば、スニーカー通勤にノータイと、ようやくドレスコードもゆるくなってきたニッポンのビジネスシーンにおいて、シャツやポロシャツINで誰もがカンタンにこなれたスタイルが手に入ります。しかも単体で使えば週末だって生かせちゃう。もう言うことありませんね。

でも、セットアップはわかるけれど、カジュアルにはどう生かせばいいのよ? って方は……

写真のように手持ちのミリタリージャケットやデニムに合わせてみましょう。これぞ“テレコの法則”! ご覧のように週末カジュアルを着るだけ~♪でキレイめに仕上げてくれます。なーんて、文句のつけようがないヤミツキ2ピース。んで、最後に気になるお値段は……

 

3万円ちょいと来たもんだ!!

お値段以上の2通りどころか何通りも楽しめる2ピース♪

 

これ、“買い”だと思います♪

  • ストレスフリー:

  • メンテが楽♡:

  • 2PEACE♪:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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