2万円の名作靴

UPDATE : 2023.01.18

ヤミツキアイテム

3EYE MOCCASIN SHOES

TIMBERLAND

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

乙な組み合わせってのは数多くあります

“ウィスキーにティラミスチョコ”といえば……夜のヤミツキ合わせ。このマリアージュを知ってしまってから、銀座のバー&クラブ御用達の高級珍味店『岡田かめや』に出向いてはちょいちょい買い足し。クセのあるスコッチを少っち含んでチョコをちょこっとwww お口の中のハーモニーを楽しんでいるわけです。で、他にもビールに枝豆、ハイボールにたこ焼き、日本酒にあん肝……乙な組み合わせは数あれど、前回、61品目で紹介したスウェットパンツにビルケンシュトックのように、パンツと靴の関係にも乙な合わせって存在する。ミツキ的には、デニムにワラビー、軍パンにコンバース、グレーパンツにエアフォース……etc. 自分のオキニの合わせで出かけるとずっと足元を眺めてしまうくらい、とても気持ちがイイもんです。ということで、今回は男の基本パンツのすべてを網羅し、どんなパンツでも“乙”にしちゃうヤミツキ靴をDIG♪ 90sに一世を風靡し、アメトラからヒップホップカルチャーまで全方位カバーした稀有な存在について。魅力を買い説していきたいと思います~♪

B印マーケット執筆時に店頭にて見つけました♪

写真上は、#B印マーケット での紹介記事。61品目のスウェットパンツに乙だな~なんて、久しぶりに購入を決めたときのことでした。ん?なんだ? 隣にある鮮烈なイエローのインソール靴は?? と、手に取ってみれば刻印された通称“ツリーロゴ”が!! なぬ、これもティンバーランドなのか! という流れ。この「スリーアイ クラシックラグ」は、インソールのイエローならぬ、イエローヌバックを纏った「イエローブーツ」と並ぶ2大定番。1978年に発売されたクラシックなモカシンシューズだ。ミツキが青春を謳歌した90sに流行し、今ではビームスファンにはお馴染み、エンジニアドガーメンツ(以下、EG)やシュプリームまでが別注する、言わずと知れたロングセラー。見た瞬間は、おっ! ビームス別注かな?なーんて思ってんだけど、定番のブラウンのオイルドレザーを黒ヌバックに載せ替えたインラインのモデル。カラーを変えた、いわゆる“名作のちょっと変え”に速攻ブッ刺さってしまったのです。で、そのとき声をかけてくれた20代のビームススタッフも「めっちゃクラシックで新鮮じゃないですか!?」と熱いコメント。ミツキ世代には懐かしく、58品目のBASS同様に若い世代からも絶大なる支持を集めている模様。ということで、今またフレッシュな名作靴のうれしい効能、行ってみましょー♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1モカシンの基本が学べる
  • 23アイレットと厚ソール

  • 3未だフレンドリープライス!

POINT - 1

履いてもGOODですが

発売以来40年以上変わらない名作シューズ。ディテールを見てみると、アメリカの正統なモカシンの作りが学べます。まずは、“拝みモカ”。2枚の革を手を拝むようなカタチで塗った仕様のこと。レッドウィングのアイリッシュセッターなんかもこの作りですよね。で、かかとに目をやれば“キッカーバック”。これは手を使わずに靴が着脱できるように付けたもので、怠け者=ローファーと呼ばれるきっかけとなったディテール。ほかにもブラウンのプルアップレザーは油分を染み込ませた元祖防水レザー、と古き良きアメリカが詰まっているんです。

POINT - 2

2つじゃなく3つじゃなきゃ!と言われたもんです

90sに流行したコイツですが、いわゆる“渋カジ”ブーム時で、ミツキより少しお兄さんたちがドンズバ世代。そんな先輩方から指南を受け育ったのですが、よく言われたのが“アイレットの数”。商品名のとおり3アイレットなんですが、この数が絶妙なホールド感とローファーのような履きやすさを生むんです。3アイレットの外羽根がすっぽりと甲を包み、シューレースでありながら、スリッポンのように着脱が楽でね。先述したキッカーバックと相まって、日々履きたくなる愛着をくれます。あと、もうひとつ特筆すべきが、2アイレットのモデルにはない厚ソール。履きやすさはもちろん、2アイレットのペタっとしたソールに比べ、ヒールアップでスタイルアップ♪ ワラビーのクレープソールやナイキのAIRソールにも似た脚長効果をくれるのも、この3アイレットの外せないポイントかと。

POINT - 3

値上げ続出の中……2万円台♪

われわれ世代はちょっと頑張れば手に入れることができた定番の数々。たとえば、モンクレールとかね。10万以下で買えたのに、今じゃ20万超えは当たり前。オールデンの990も17万円だし……多くの名作の値上げが続く昨今、頑張っても手が届かない時代となりました、涙。が! こちら税抜きU‐2万円! スニーカーを新調するようにカジュアルに買えちゃう! そんな企業努力にも拍手喝采です♪

MITSUKI’S VOICE

男の基本パンツすべてに”乙“なんです!

じつは#顔切りのカリスマは多忙につき今月もお休みw

ということで、2023一発目もミツキとファーストネームが同じ、

ポスト#顔切のカリスマで、どんなパンツでも“乙”のエビデンス。

まず、61品目のスウェットパンツに合わせてみましょう!

ゆったりシルエットにボリューム感が相性ヨシ!

スニーカーライクな履き心地ながら、しっかり感もあって

スウェットの部屋着感を払拭してくれます。

 

 


で、お次はデニム。

ブラウンからブラックに顔を変えたコイツは、デニムに黒ワラビーを合わすかのようにグッとくる組み合わせ!

 

 

ちょっと太めのデニムにワンクッションすることで

ヤンチャ感も演出できます。

 

 


で、お次はスラックス~

カーデにクルーネックINのシンプルなキレイめコーデに

無骨なモカシンがクールな外しとして効いてくれます♪

でもって、王道のチノパン!

ブラックもいいですが、こちらは定番のブラウンが乙ですね~

ジャケットもイイですが、カラーシェルを合わせてアウトドアライクに。

上はカジュアルですから、足元はダブルのノークッションで履けば

大人っぽく、品よくまとまります。

そして最後に軍パン!

ステンカラーにパーカINという王道スタイルにもバッチリ!

レギュラーフィットの軍パンにレッドウィングだとtoo much感も

否めませんが、ローカットのコイツならすっきりした印象に!


スウェットパンツのみならず、

デニム、チノパン、スラックス、軍パンと

男の基本パンツすべてに“乙”!ってことが

おわかりいただけたのではないかと思います。

2万円で買えますしね、

2023年一発目、定番好きのお買い物に相応しい一足。

今年も、“あなたの買ってよかった~”をサポートすべく、

モノ選びに励んでいく所存ですので、引き続きよろしくです!

ではまた次回!

  • 名作ちょっと変え:

  • 古き良き細部:

  • どのパンツにも◎:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
https://www.e-begin.jp/

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