インスタントジャケット?!

UPDATE : 2019.12.17

ヤミツキアイテム

MONSTER PARKA

WILD THINGS × BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

ミリタリー出自ってやっぱり惹かれちゃう♡

写真はミツキの私物ですが、このパタゴニアMARSのようにアウトドアブランドがミリタリーウェアのサプライヤーであることがしばしばあります。アークテリクスとかダナー……etc.タクティカルラインと呼ばれるこれらは、モノ好きハートの琴線触れまくり。でもゲットしようとすると値が張るorモノはいいんだけど普段のスタイルに落とし込めない……なーんてことも。今回はそんな心配もご無用! モノも良くて、オン⇔オフ使えて&お手軽に買えちゃう! デナリジャケットでお馴染みのアウトドアブランド『ワイルドシングス』の、今、一番効く!ミリタリーについてBeginしたいと思います♪

羽織るだけ~♪でインスタントにカッコよくなれる

ビームスにとってもBeginにとっても、コートのド定番といえば、マッキントッシュ。先日公式インスタグラムに登場させていただきました。@mackintoshofficial 中でも定番ダンケルドは、ゴム引き独特のハリとAラインのシルエットで、インスタントに誰でもお洒落にするパワーを持つ代表選手。インナーの合わせ&レイヤードなんか気にすることなく、着ちゃえばそれなりに見せてしまうアウター力があります。タイトルを「インスタントジャケット?!」にしましたが、ミツキ的には、この永世定番ダンケルドと双璧を成すくらい、“羽織るだけ~♪パワー”炸裂!の、誰でもお洒落にしちゃう名作だと思うのです。

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1もともとビッグシルエット?!
  • 2ビームスの十八番!

  • 3巻きモノいらずのスタンドカラー♡

POINT - 1

米軍のレイヤリングシステムって何?

米軍にはさまざまな気候や状況に応じた、Extended Cold Weather Clothing System略してECWCS(エスワックス)という重ね着システムがあります。アウトドアウェアのレイヤードから着想を得たこともあり、先述したようにパタゴニアやワイルドシングスなどのアウトドアブランドがサプライヤーとしてウェアを手がけているんです。インナーからアウターまで1~7のレベルがあり、もっとも外側に着用するレベル7となるのが今回紹介する「モンスターパーカ」。今年何度も書きましたが、今や♂も♀もオーバーシルエットがア・ラ・モードw モンスターパーカはM-51と同じく、あらゆる装備の上からも着用できるよう、あらかじめビッグシルエットになっているから、今のトレンドにピッタリというわけです。いつものサイズならゆとりある今どきに、いや、ジャスト気味で着たいな~、って方は1~2サイズ下を選ぶってのがいいかもですね♪ んで、着用してみれば写真のとおり、ビッグとはいえIラインでキレイなシルエット。嫌みのあるデカさではない&不変的なミリタリーの名作ですから、“大きめ”トレンドが終わっても長~く愛せるって点も◎ね。

POINT - 2

他と差がつく!これ見よがしじゃない主張が◎

ご覧のとおり! ビームスといえば!の“クレイジー”!! これまで数々の完売作を生んできた十八番仕様にヤラれちゃった~。今季モンスターパーカの別注は数あれど、前身頃、アーム、後身頃とベージュグラデになったクレイジーはビームスだけ! もちろんミリタリーですからカーキもいいんですがね、アースカラーだからいわゆる悪目立ちしたクレイジーにならず、着まわしやすいってのも◎なんです。クレイジーカラーも同様、他カラーも腕元のブランドロゴが同色っていうのも、さりげなくていいんだよな~♪

POINT - 3

シルエットだけじゃない、羽織るだけ~♪効能

そしてもう一つ、秋冬スタイルのニュアンス付けに必須の巻き物。電車の中では暑い、うまく巻けない、すぐどこかに忘れてしまう……など、巻きたいんだけどね~面倒臭くって……って方、多いのでは? んで、少し前置きが長くなりましたが、そんなものぐさなアナタにはぴったり♪ 羽織るだけ~でフードが内蔵された高いスタンドカラーが、首元にニュアンスを与えて巻き物いらず~ってのもいいんです。

MITSUKI’S VOICE

  • 平日⇔休日をカバー。週末はカバン要らず?!

    平日⇔休日をカバー。週末はカバン要らず?!

12月なのに19℃?! でも翌日は8℃に?! 冬なのに……な昨今の気候事情。10年前はダウンジャケットばかり、クソ暑い真夏に撮影、9月発売の号でたくさん掲載していたのにな~。インナーダウンが市民権を得たことで、INに仕込めば薄手のコートでもOK。もう年末だっていうのにダウンジャケットなんて買う気になれない……というか日常生活には必要ない……と思ってしまうほど。そんな状況下、このワイルドシングスのモンスターパーカは、軽量でダウンの8倍もの保温力をもつ、『プリマロフト』を採用しているのも特筆すべき点でしょう。軽くて薄くて暖かい! サラっと羽織るだけ~で、スタイルだけじゃなく、一枚で十分の保温性。しかも、インナーにあるメッシュポケットがいい働きをするんだな~これが。週末はこのポケットにスマホ、タバコ、財布と必要最低限のお出かけ三種の神器がすっぽり入っちゃう♡ プリマロフトの中綿のボリュームがある分、シルエットへの干渉もナシ。カバンなしで両手フリーで出かけられます♪これまでミリタリーの傑作アウターといえば、M-65、MA-1、N-3Bなどありましたが、今季はこのアウトドアブランドのミリタリー! 骨太アウターとはいえ、写真のとおり、セットアップに羽織ってもOK、カジュアルスタイルは、オーバーシルエットに合わせて、太めボトムスを穿いてもバッチリと、実はオン⇔オフのカバー力も備えているって点も見逃せない! 松坂投手が西武ライオンズに復帰しましたが、このモンスターパーカ、文字通り怪物級の働き! あ、そういえば、松坂投手の初先発時、転倒するほど派手な空振りで三振をとられたw “片岡篤史チャンネル”に最近ハマっているミツキでしたw

  • カバン要らず:

  • 巻物要らず:

  • 怪物級の働きw:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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