ヤミツキ新・三種の神器 part.1

UPDATE : 2019.11.05

ヤミツキアイテム

SWEAT PARKA

Champion × BEAMS & BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

若い頃、編集の先輩から教わった“男の三種の神器”といえば……

気がつけば私も編集稼業20年……、新人のとき生まれた子も成人しちまいましたね、苦笑。基本、後ろ振り返らないタイプなんですが、柄でもなく、ちょっと新米編集者だった当時を思い返してみました。んで、思い出したのが“男の三種の神器”。それが『オメガ、ロンソン、パーカー』。私が編集者になる以前、古きよきメンズ誌が提唱。先輩からメンズ誌の編集なら持ってなきゃヤバイっしょ~!なんて言われてね……新宿Kagayaでロンソンを買い、銀座伊東屋でパーカーを買い、チラシに出ていた先着3名の超特価シーマスターをゲットするため早朝から並ぶw お金がない中、一生懸命オトナぶろうとしてましたねw そんな私的Like a 神田川な思い出話しを押し付けながらBeginしますが、今回から3回に渡って連載の中の連載、マトリョーシカ企画。時計はGショック、ライターはBIC、ペンはフリクションが肩肘張らず何ともスラウチ!で心地よい今(笑)、「ヤミツキ新・三種の神器」と題し、身のあるカジュアル“3ヤミツキ”について書きたいと思います。ということで、パート1は、PARKERではなくhoodieのほうのパーカから。

やっぱりカジュアルの基本はスウェットパーカでしょ。

もう当たり前すぎるんで説明は割愛しますが、持ってない方はいないでしょ。てくらいカジュアルスタイルに不可欠といえばフードパーカ。ストレスフリーな着心地は言わずもがな、単体でアウターにINととにかく重宝するアイテムです。んで、モノ選びにおいて重要となるのがまずプライス。GILDANやanvilなどアメリカのブランクボディメーカーのように、買いやすくて、ガンガン洗えて気負わず着られるってのがフードパーカの真骨頂。だけど……洗えば毛玉だらけになるし、チープ感は否めない。ベーシックでも所有感を満たしてくれるモノってのがいいですよね。そして次にスウェットの王者、チャンピオン。このブランドは外せません。古着に新作に、あと、スポーツ量販店からセレクトショップまで多くの展開がありますから、何をチョイスすればベストなの?? ってのも分かりにくい~。ということで、そんな選びのツボを押さえた、長~く愛せて効能ある2つの“ヤミツキパーカ”をご紹介したいと思います~♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1とにかく“立ち”がいい♡
  • 2心地よいヘヴィウェイト

  • 3ちょうどいい値!

POINT - 1

着こなしに効く! プレミアムフード

今回紹介する三種の神器①、ヤミツキパーカは2作あります。ひとつは数多くのスウェットを扱ってきたビームス渾身のオリジナル、そして、もう一つが別注チャンピオンです。そんな両者に共通するのがフードの立ち! やっぱ男は立ってないとw 裏毛を一枚ではなく2枚貼り合わせたフードにより、単体でもアウターINでもぺターンとならず、写真のように立体感を出してくれるんです。ビームスオリジナルはベーシックなフードですが、ふっくらした立体感。しなやかなんだけど、きちんと首元を演出してくれます。んで、別注チャンピオンはフード裏にロゴが入ってポイントに&スナップボタン仕様でさらに首元ニュアンスが付くってのが調子いい♪ ちなみにこのスナップボタン仕様は、ミッドセンチュリー期に見られたヴィンテージディテール、“後付けフード”の進化版。スナップボタンでフレッシュさが、と思いきや、ヴィンテージ通もナットクの往年ディテール。そんなとこにもヤミツキに♪

POINT - 2

ガサっ&しっとりな弾力感がいいんだよね♪

アタクシ、服選びをする際には基本的に“触診”するのが習慣にw とくに裏毛に関しては入念に行ないます♡ やっぱりGOOD!くるのは肉厚感。だけどあまり肉厚すぎると、INしたときにアウターのシルエットを崩してしまうし、洗濯したあとも乾きにく~い……。でもね、こちらのヤミツキ2作は程よ~くヘヴィウェイト♡ チャンピオンはドライ、オリジナルはヌメリがあるというか。触感のベクトルは違えど、モノの所有感を満たす肉厚感。弾力性もある素材感にもヤミツキになります。アウターにINしやすい塩梅のよさもいいんだよね~♪

POINT - 3

言ってもデイリーウェアですからね~

あまりチープなのも消耗品感がありますが、2万を超えてくるのもね~……その点モノのクオリティと効能、長~く愛せるオーラもあって、2作ともU-1万5000円!(税抜きね) ず~っと着られるしっかりしたプレーンなモノが欲しかった~&特別感ある別注を探していたんだよ~な方には、このヤミツキ2作、ベストなチョイスといえますね。

MITSUKI’S VOICE

  • 何にでもINすれば誰でもお洒落に♪

    何にでもINすれば誰でもお洒落に♪

“重ね着=レイヤード”&“胸元に巻物でニュアンス”。やっぱりお洒落な人って、この2つのテクニックが上手いんですよね~。着こなしに立体感が生まれますし、こなれ感が出ますよね~。何も隠そうお洒落弱虫のミツキもこの2つがとにかく苦手……、重ね着すると動きにくいし&首元に巻物すると電車の中で汗かくしw そんなものぐさなアタクシのような方にこそ、この秋パーカは必須。写真のようにステンカラーにINすれば、キレイめのスタイルの外しに。デニムブルゾンにINでもご覧のとおり、NO フラット♡ キレイめ、カジュアル、どんなアウターでもINするだけ~♪で、洒落感が出る、という効能を持っていますからね。コットンで扱いやすくて、巻物巻かなくたって首元も立体的になるのもいい♪ ベーシックの基本のきでありながら、スタイルへの効能もくれちゃう。この秋は何にでもパーカIN! もう昔からやってるよ、という方は引き続き。やったことな~いって方はヤキツキ名作をゲットして、ぜひこの簡単テクBeginしてみてくださ~い♪ んで、次回のヤミツキ三種の神器PART2は、パーカにONするアウターについて書きたいと思いま~す。ではまた!

  • 必需品:

  • こなれ度:

  • ちょうどいい値!:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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