バス、バズってる

UPDATE : 2022.08.25

ヤミツキアイテム

“LARSON” LOAFER

G.H.Bass

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

2016年にリブランディングされた老舗ローファーが熱い!

近頃ヤミツキなのがVANSのアナハイムコレクション。創業当時の古き良き木型にディテールを再現しながらも、インソールにウルトラクッションソールを搭載して履き心地♡ 見た目は旧車なのにエンジンは最新、的な 。ブラックは2足買い置きして、白にネイビーと「オーセンティック」5足を大人買いw 週末のショーツスタイルはもちろん、キレイめスラックスの外し&セットアップの足元にと、かなりヘビロテしています。んで、もうひとつVANSよりもーっとクラシック〜なBASSにもヤミツキ。アメリカンベーシックでありながら、トラッド、ストリートと対極にある両者ではありますが、令和の今ではそんなこともないみたいよ……というのが今月のヤミツキ。TIKTOKで懐メロを新曲と思って聴く若者のように、われわれ世代にはなつかしいトラッドローファーが今っぽい! 若者たちから絶大なる支持を集め、常に在庫は枯渇状態。そんな今一番HOTなベーシックローファーについて書きたいと思います♪

100BASICS にも収録させていただきました♪

去る8月16日にミツキ責任編集のMOOKを出版させていただきました。「ビギンが選んだ史上最高の100足」と題し、これさえあれば!な100品を収録。オールデン、ニューバランスの品番系統図や各国のファクトリー取材まで網羅する、靴好きにはたまらない一冊となっておりますので、ぜひお近くの書店で手にとってみてください〜。そんな絶賛発売中のMOOKの中でも取り上げているのが、今月のヤミツキであるBASSのラーソン。火がついたのは、LAを代表するスケーターであり、ファッションアイコンである「ジェイソン・ディル」がシュプリームのルックで履いてバズったから。これまで古き良きベーシックであったローファーをストリートスタイルにMIXしたことで、ワクワクするほどフレッシュな印象にサマ変わり! BASSを懐かしむ4〜50代から20代、はたまた♀まで、全方位虜にしてしまっているのです。そんなファッション界で熱い一足をビームスはセレクト!しっかり 店頭にあるじゃないですか〜。ジェイソン・ディルがVANSのオーセンティックを愛用しているのは周知の事実ですが、先述したアナハイムコレクションのように、このBASSも変わらぬクラシックな見た目なのに履き心地が向上! スケーターをも虜にしたトラッドローファーのヤミツキポイント、買い説していきたいと思います〜♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1ローファーでなくビーファー⁈
  • 2改良されたコンストラクション

  • 3行き過ぎない主張のツートーン

POINT - 1

クラシックディテールが新鮮!

マイケルジャクソン がポウッ!と履いていたモデルは「ローガン」というモデルですが、こちら「ラーソン」はローファーといえばの古き良きディテール‟ビーフロール“仕様。見た目通り、お肉を巻いたように見えることから名付けられたサドルの補強部分だ。靴好きの間では、よりクラシックなローファーの呼称として‟ビーファー”なんて呼ばれることも。このデコラティブな印象がカジュアルな装いに合わせやすいと、また脚光を浴びているのだ。

POINT - 2

VANSのように履きやすさが向上

先述したように、クラシックな見た目ながら、ハイテクなインソールで履き心地がUPした VANSのアナハイムコレクション。Bassも写真上のように履き心地が格段にアップしているんです! ヘリテージコンストラクションという独自の構造へと進化を遂げ、足を入れてみるとフッカフカ♪ 6層からなるソールと3層からなるインソールによってスニーカーのような着用感。インソールのぷにっぷにな衝撃吸収素材もたまんないんだよな~。革靴なのに肩肘張らず履けるってのも人気の秘密なんです。

POINT - 3

“学生感”も払拭してくれます。

高校の時に履いていたよ、なのがローファー。変に親近感が湧いてしまって、敬遠していた、という方もいるのでは? でもね、こちらのツートーンはとにかく新鮮! 白スニーカーと黒靴のハイブリッド的な、按配のいいコンビ配色。どんなパンツにもしっくりきて、これ見よがしではない控えめな主張&着こなしのポイントとなってくれます。さぁ、どう履きこなそうか、お馴染み#顔切りのカリスマから学んでいきましょう♪

MITSUKI’S VOICE

  • ローファーの‟色を拾う“がポイントです♪

    ローファーの‟色を拾う“がポイントです♪

よくコーデのテクとして‟色を拾う“という表現を使います。
文字通り、着用した服、靴のカラーに合わせてコーデをする、ということです。
#顔切りのカリスマのスタイルは、まさにこのテクのお手本的着こなし。
このローファーの白×黒のコンビ配色から色を合わせるだけ~♪
簡単に誰でもお洒落になれちゃう、‟色を拾う“は覚えておくと便利ですよ

で、実践したのがこちら。
ローファーの白をパンツに、黒をポロシャツにそれぞれ拾った合わせ。
単調になりすぎないように、カラーの入ったポロを選ぶ。
大人なヤンチャ感がありながらも、キレイめにこなせますよね。

そして、お次は黒をパンツ、白をトップスになシンプルコーデ。
秋口になれば、色カーデをONしてあげたりすると
華やかさが増します。これもすんごく簡単で肩肘張らないお洒落が完成♪

白スニーカーと黒ローファーのハイブリッド配色
一見難しそうだなと思わせるツートーンですが、
色を拾うテクでコーデすればすんなり。奇をてらわず、ちょうどいい
いつもの足元に変化をくれます。
進化したコンストラクションで履きやすさバツグン!
スニーカーで甘やかした足にもピッタリのローファー。
色を拾って色を差す! これを実践して往年のベーシックを
今っぽく楽しんでみてください♪
ではまた次回!

  • よりクラシック:

  • 履き心地アップ:

  • 控えめな主張:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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