夏に効く3大定番

UPDATE : 2023.07.07

ヤミツキアイテム

3 SUMMER TOPS

BEAMS PLUS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

ずっと売れ続けている〝実は “な夏の3大トップス

定番……読んで字のごとく、われわれが愛してやまない不変のスタンダード。だけど当たり前な存在すぎて、しっかり向き合ってみると、理解しているようでしていない……ずっとモノと対峙してきたミツキもそんなことが多々あります。写真上は先日、尊敬する大先輩のお祝いを選んでいたときのこと。言わずと知れたグラスの名門「バカラ」でのひとコマです。大先輩もベーシックを愛する方なのでチョイスにも気合いが入っていたわけなのですが。名門ブランドである、というのは周知の事実だけど「バカラ」の定番って一体なんだ?? 店頭の方に伺ってみると……カットの装飾がポピュラーであるけれど、「バカラ」にもヴィンテージを愛する定番原理主義者がいるらしく……その方は“アルクール“というブランドで一番古いカットを愛してやまない、と言うのであーる。なんとも定番好きにはたまらないお話しをいただき、大至急“アルクール”をチョイス! 焼酎好きな先輩なのでロンググラスにしましたが、そんな私的“実は“な裏話を添えてのギフティング。有能な店頭スタッフの方に感謝! おかげさまで先輩も大喜び、大成功したのでありました♪ ということで、66品目はそんな“実は”な定番のお話し。ずーっと店頭にあって売れ続けているから、当たり前となってそれほど魅力が語られない、夏にこそ効く3大トップスについて書きたいと思います。

ヒットパンツ×ヒットトップスは鉄板だ……




ということで、今年も暑い季節がやってきましたが、酷暑でも日々の装いの対策は不可欠。快適ながらも気分⤴&好感度⤴なスタイルを心掛けたいものです。で、65品目に紹介した『ジムパンツ』ですが、これぞまさに快適ながらも⤴モノ。お初の方に2本目を買い足す方……と、10年以上店頭を飾る定番品ながら、ここに来てまた売上好調♪ 楽チンながらしっかり見えする効能にヤミツキになる方が続出しました。で、66品目はそんな名作パンツに何を合わせたら鉄板?をテーマに、暑い夏をお洒落に乗り切る“実は“な3大定番をチョイス。いつもは次のポイントにてヤミツキディテールに迫りますが、今回はアイテムごとにディテールを含めた魅力を買い説していきたいと思います♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1ラコステとジョンスメの間⁈
  • 2集めたくなるヤミツキボーダー

  • 3リネン100%じゃないとこが◎

POINT - 1

強撚糸によるドライ感にヤミツキ

まず、ジムパンツに合わせたい鉄板トップス1発目はポロシャツです。オンオフ汎用性№1のアイテムとして、着たことない人なんていないくらいポピュラーすぎる存在です。だけどね、このビームス プラスの店頭を飾り続けて10年以上のニットポロはいいとこ突いているんだよね~。ベーシック好きがポロと聞いて頭に浮かぶのは、鹿の子なら「ラコステ」、ハイゲージニットなら「ジョン・スメドレー」でしょう。わかりやすく言えば、こちらのポロはそんな2大定番の間、中庸というべき素材感。鹿の子にような骨太感がありながら、ハイゲージニットのような品の良さも兼備しているのだ。その秘密は細番手でも強撚糸(強く撚った丈夫な糸)を使い、度詰め(ギュ~っと詰めて編み立てる)で編むことにより、程よくしっかり肉厚、だけどサラリとドライタッチで軽量~、という素材感を作り上げてくれています。また、衿がポイント! ニットポロのようにヘナヘナ~とならず、まるで台衿のようにしっかりしていて、コンセプトである、〝ブレザーの下に着てしっくりくる”を見事に体現しているのです。一枚で着てもしっかり&ジャケットINしても美しく衿がコンニチワ~という具合に着こなしにおいてもパーフェクト! オンタイムはスラックス、週末はショーツに合わせて使い勝手の良さは群を抜く。その便利さに惹かれて〝多色買い“が相次いでいるという事実にもナットクです。

POINT - 2

毎シーズン、新柄を楽しみにしています♪

そして二つ目がボーダーシャツ。こちらもビームス プラスの店頭を10年以上飾り続けるロングセラーだ。企画者が膨大なヴィンテージのアーカイブ&資料などを基に、シーズンの気分にあったボーダー柄を展開しています。毎年ミツキも2枚ずつは買い足しているかな~。オーバーサイズでない、大人なレギュラーフィットもいいんだけど、こちらも素材感にヤミツキ。ネップ仕様で編み立てられていて、いい具合に着古し感、ヴィンテージ感を表現してくれています。着心地だってとてもソフトで快適♪ あとね、細かな部分なんだけど、身頃とポケット部分の柄合わせ。裁断から縫製と一貫して丁寧に作られている証! 着れば、誰でもインスタントにお洒落にしてくれる魔力を持っていますね。

POINT - 3

ドレスとワークのフュージョン♪

最後にこちらのバンドカラーシャツ。こちらは服のさまざまなカルチャーが同居した作りになっています。バンドカラーは古き良きドレスシャツの仕様、カフスは〝いってこい“と呼ばれる古き良きワークシャツの作り、そして、プルオーバーなのに前立てがあるように見える仕様は、古き良き欧州ワークにみられるディテール……という具合に。ベーシックなシャツなのに、どこか惹かれてしまうのは、このような作り手の合わせ技により、ありそうでない鮮度あるデザインに仕上げたセンスに他ならない。膨大な服飾ボキャブラリーがあってこそ生まれた一枚と言えましょう! あとね、このテのリネンシャツの難点、涼しいんだけど、洗濯したらシワくちゃ~、という経験ありますよね。このシャツはリネンの清涼感は担保しながらも、コットンを混紡することで、シワになりづらく骨太感ある表情に。オックスBDとリネンシャツを足して2で割った感じがまたいいんだよね~。ということで3大トップスについて買い説したあとは、ジムパンツを使ってのコーディネート。〝ヒットパンツ×ヒットトップスは鉄板”を#顔切のカリスマとともに体現していきたいと思います~♪

MITSUKI’S VOICE

手持ちのジムパンツに合わせて楽しもう♪

ということで、今月も最後に #顔切りのカリスマ 解説。
65品目でオスミツキは‟男の基本パンツ“なり、と
着こなし解説もグレーパンツ、デニム、軍パンという
男の基本パンツの延長線上でやりましたが、
66品目の今回も、ジムパンツヤミツキBEST3をベースに考えたいと思います。

まずはネイビーパンツは同系のネイビーポロを合わせてみましょう。
誰でも簡単、同色合わせで楽チンだけどしっかり見えする
便利な〝夏のセットアップ“スタイルが完成。これは使えそうですね~
美しい、いとしの衿~が品の良さを増強してくれます。

今シーズンはパステルな新色も追加されているから

ご覧のように着こなしのポイントとしてさらりと着るのもいいですね♪

お次は、ミリタリー調のオリーブカラー。
ボーダーシャツを合わせてあげれば、
ミリタリーの骨太感にボーダーの爽快感が見事にマッチング。
飾ってないのにお洒落~な
肩肘張らないスタイルがインスタントに完成します♪

そして最後はスラックス調のグレーカラー。
ベージュも生成りもグレーに相性バッチリ!
バンドカラーで胸元爽快&リネンですから、
腕まくりすれば、夏だって涼しく着られます。
そのまま秋口まで使えちゃうのもうれしい限り。
シャツ&パンツの基本スタイルなのに、
いい塩梅でヒネリが効いたコーデになりますよね!

 

ということで、名作ジムパンツに合わせれば、MOREハッピー!な
最短でお洒落になる、夏に効く3大トップス。
65品目でジムパンツ買ったよ~って方、このトップスに合わせて
快適な夏のお洒落ライフをお過ごしください。
暑い日が続きますが、服好きの皆様、お体にご自愛くださいませ。
ではまた次回♪

  • “実は”な定番:

  • 暑い夏を快適に:

  • 最短でお洒落:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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