週末セットアップ

UPDATE : 2022.12.09

ヤミツキアイテム

HOODIE & SWEAT PANTS

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

あえて“外す”スタイルってカッコいい♪

スウェットパンツにミックスソックス、そして足元ビルケンシュトック……コレ、ミツキが若かりし頃憧れていた、お洒落巧者の外しテク。スウェットパンツってどうやっても部屋着然としますからね、そんなパンツをなんともお洒落に着こなしているお兄さんたちに釘付けだったわけです。で、令和のいまとなってもスウェットパンツをさらりと穿きこなす人はお洒落であることには変わりない。というわけで、スーツにエアフォースワンを合わせるように、外しが巧いオトナになりたい!  そんな思いが人一倍強いせいか、昔っからスウェットパンツが気になります。毎シーズンショップを覗いては買い足し。最近のヤミツキは#50品目で紹介したレミレリーフと写真上のパタゴニア。前者は細身、後者はややゆったりのシルエットで穿きわけているんですが、今期はビームスでいいモノ見つけちゃった♪ ってことで、今月のヤミツキについて、書きたいと思います。

じつはミリタリー出自のセットアップ

このヤミツキ連載でも数々のミリタリー出自のモノを紹介してきました。エルメスのタンクにマルタン・マルジェラのM47……挙げたらきりがないですが、メゾンからカジュアルまで、ミリタリーアイテムがファッションに与えた影響が大というのは言わずもがな。モノ好きはいくつになっても惹かれてしまう、欲しくなっちゃうキラーワードであります。今期もMA-1 にN-3Bにミリタリーアウターを中心に数多くのアイテムが揃う中、今回紹介するスウェットも、写真上のカタログ資料のように、いわばARMY&NAVYのジムウェアでありトレーニングウェア。そうミリタリー出自といってもいい、ベーシックなんですね。そんな見慣れた&着慣れた定番なんですが、店頭でブッ刺さった点がまず素材感。これまでも何度も書きましたが、ミツキはモノ選びをする際には必ず“触診”をします、この手の裏毛ってとくに触感で作り手の想いが感じ取れるのでなおさら。触った瞬間にうわ!! “カラっと”してる~♡ ミツキが憧れたなんともアメリカ~ンな風合いだったんです。んで、棚の上に目をやってみれば、ん?? セットアップ?? 同素材でスウェット上下があるじゃないですか!! ということでこれは使える!! とヤミツキ認定した次第。ラぺル型ジャケットのセットアップはもはや誰もが持っているアイテムになった今、ちょっと変化球な“週末”使えるセットアップ。魅力に迫りたいと思います♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1通年着られる肉厚感
  • 2膝が出にくい!

  • 3立ちがイイ♡

POINT - 1

触診でヤラれたカラッとした風合いの裏に!

まず!ポイントは裏地の仕様。この時期の裏毛はチャンピオンのように起毛しフワフワな裏面というのが多いですよね。「通常は裏糸の起毛で生地の厚みを調整することが多いのですが、それだけだと着用期間が限られてしまうので、ごわつかず微起毛で調整したんです」とは企画担当者の弁。スウェットを通年着られるアイテムにすべく、裏の糸の長さを長めにとってる、男心をくすぐるこの硬派な肉厚感を表現してというのだ。表糸も20番という、通常の裏毛よりも太めの糸を採用。グッとくるべヴィな肉厚感は備えながらも着用感はライト、な相反する要素を見事に実現しちゃってる。あ、こりゃ長く愛用しちゃうな~感があるんです。

POINT - 2

部屋着然とする要因をソリューション!

ポイント①のような作り手の工夫により編まれた裏毛ですが、スウェットの難点といえば、肘、膝が出る問題。ニットの総称である“メリヤス”を漢字で書くと“莫大小”、大小莫れというように、とにかく伸縮性に富む反面、テンションがかかる部分はビヨヨーン……だらしなく見えてしまう原因となります。その点だって作り手は見事に解消。前述したように、肘、膝など度目(糸をギュッと詰めて編むこと)を詰めることでテンションがかかる部分もビヨヨーンとなりにくい! スウェットを愛用している企画者だからこそのクリエイションにうれしくなりますよね♪

POINT - 3

パーカで外せないポイントもしっかり♪

これまで素材感について触れてきましたが、最後にカタチ。ミツキのパーカ選びの最重要ポイントである“フードの立ち”がすこぶるいい!なんでかって? 着用してときに巻物いらずでもスタイルにニュアンスがつくから。VOICEにて着こなしについては書きますが、ご覧のようにアウターにINしたって存在感バツグン! カラッとして素材感と相まって、なんだかいい立ち具合♡ しかもパンツのシルエットにも、なるほど!!な工夫が。こちらについては、恒例のコーデとともに解説していきたいと思います♪

MITSUKI’S VOICE

ビームスの全最新アウターに合うシルエット!?

じつは#顔切りのカリスマは多忙につきお休みw

今月は、ミツキと下の名前が同じ、

ポスト#顔切りのカリスマHOW TOでの締めです〜

 

まず、見出しでも書きましたが、ビームスの全アウターに合う??ってなんだ?と思ったことでしょう。

じつは、スウェットパーカにはもちろんのこと、

今期展開するビームスのアウターに合わせたシルエットになっているんです!

ジャケットのセットアップもそうですが、

セットアップって上下単体使いで、着こなしの幅が広がるというのも利点。

このなんともビームスらしいスウェットのセットアップも

カラーも3色展開で“週末”の着こなしの幅がめちゃくちゃエクステンション~ってことで、さっそく色別に見ていきましょう!

まず、王道のグレーからセットアップでの着用を。

セットアップで着ても運動着然とはしないお洒落な雰囲気。

これぞ素材感&パターンの妙ですね。

で、まずはミリタリージャケットをON!

見てくださいよ、この相性の良さ! スウェットでもゆとりあるキレイなラインですから、清潔感あって、クリーンな印象を出してくれますよね。

パーカ単体使いもネイビーベストに合わせてボトムスはブラックで締める!

文句のつけようがないベーシックスタイルが完成します。

で、お次はネイビー。マリンテイスト存分にさわやかなイメージに。

同系色のベストをON。

さらに! ネイビーの色を拾って、ブルー系の柄物アウターをONしてみればご覧の通り。

 

フードの立ち具合がニュアンスを出してくれます♪

セットアップにアウター羽織っただけなのにこなれて見えるでしょ。

で、ブラック。グレーに比べてシックな印象になりますね。

パンツ単体もスラックスのように使えて、

ダウンベストをONも最高、クラークスにも相性抜群っすね。

パーカはヤミツキ発祥の「テレコの法則」!

ステンカラーにグレースラックスでバツグンの安心感!!

というわけで、ビームスのトップスに合わせて考えられてシルエットだから何に合わせたって大丈夫!!

ちなみに着用カットの足元も見てみて。

ニューバランスやティンバーランドといったボリュームある靴に合うように

裾部分やレングスを考えられているってものうれしすぎ!!

お手持ちのニューバランスに合わせてお楽しみください♪

ミツキは #B印マーケット で紹介している、

ティンバーランドの3アイレットに合わせて、

この冬“外し”スタイルを
楽しもうと思っています♪
ではまた次回!

  • ミリタリー出自:

  • “週末”使える:

  • ヘヴィな肉厚感:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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