ヤミツキ新・三種の神器 part.3

UPDATE : 2019.11.26

ヤミツキアイテム

BAGGY TAPERED SLACKS

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

マトリョーシカ企画、締めたいと思います

すっかり街はクリスマスモード。ですが、世の中が“ハッピー”なモードに包まれるこの時期、われわれ編集者といえば、“年末進行”と呼ばれる“グロッキー”なモードに入りますw 理由は印刷所が正月休みに入ってしまうので、通常より10日間ほど早く締め切りを迎えるためです。前倒しで進めているとはいえ辛いんだよね~……ってことで、アタクシ、編集者になってこのかた、まともに聖なる夜を過ごしたことがな~い。連載の中の連載、ということでBeginしたマトリョーシカ企画ですが、そんなクリスマス手前に完結編。先週末、クリスマスマーケットで出会ったカワイ子ちゃんを目の保養にしていただきながら、ヤミツキ新・3種の神器Part.3。パーカ、コーチジャケットと来たら、合わせるべきパンツ! 2品目の「ヤミツキイージー」&14品目「ヤミツキクリース」とパンツを多発的にHIT!させた自負を持ってBeginします♪ オトナヤンチャなバランスがいいんだよな~♡

90s 合わせるパンツはディッキーズでした♪

写真はビームス40周年を記念して組んだ「ビームスの先っちょ」特集のヒトコマ。2016年Begin11月号ですから、もう3年も経つんですね、早っ! 特集の中の企画で90年代について、ビームススタッフとともに振り返ったページがありました。そのとき掲載した私の90年代がコレ。別人28号w そんな前置きはさておき、なにが言いたいのかと申しますと、この頃パーカ&コーチジャケットに合わせるパンツといえばディッキーズでした。ガチャベルトしてスニーカーで引きずって裾がボロボロ、それがカッコよかったんだよな~w 写真はそんなボロボロになったディッキーズを祖母にカットオフしてもらいショーツとして夏に穿いていた自家製リメイク。あれから20年あまり……立ちのいいフード! ウールのコーチジャケット!!と来れば、このパンツ!!! とヤミツキになったのがコイツ。あの頃と同じ気持ちのカジュアルスタイルでも、ディッキーズの延長線上で、穿けば大人っぽく&でもヤンチャにお洒落になれる♪ そんな新・三種の神器の完結パンツの魅力を簡潔に語っていきたいと思いま~す。

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1ジャストレングス!
  • 2行き過ぎてないゆるさとやんちゃ感

  • 3シューズに合わせ自由自在!

POINT - 1

やっぱり買ったその日に穿いて帰れるのが◎

2品目「ヤミツキイージー」&14品目「ヤミツキクリース」が手前味噌ながらHITした!というのは先述しましたが、やはりね、一番の要因はジャストレングス。そう、丈詰めすることなく持って帰れる&翌日から活躍するってのが嬉しすぎるじゃない♪  ウエストジャストで穿けば手持ちのニューバランスとも相性抜群‼︎  ノンクッションでキレイにニューバランスとL字ラインを描きます。キレイめパンツを革靴じゃなくニューバランスで外す、なーんていうお洒落上級者の常套テクがすぐ自分のものにできちゃう♡ ってのが最大のヤミツキポイントなんです。

POINT - 2

太パンにはなかなか手は出せないけれど……

ツータックでワタリにゆとりがあってテーパード、はたまたヤンキーが穿いていたドカンのように太いストレート。てなパンツを着こなしている人。じつは……なんだかお洒落だな~なんて指をくわえてる方……何を隠そうミツキもその一味ですw 先程の若い頃のようにスマートであれば似合うかもね……だし、もう大人になったんだからさ、ダラシない格好はしたくない……そんなお悩みを解決してくれるのもコイツの魅力♡ 何て名付けようーかな……「ヤミツキノータック」にしましょっかね。そう、ノータックで浅すぎず深すぎずの股上、程よくゆるいヒップライン。無理して細身穿いてパッツリーニ、なーんてこともなく、似合わないのにルーズなシルエットで着こなしもルーズ、ってこともなく。だけどテーパードで脚のラインは美しいってな、肩肘張らず、NO!身の程しらずな、愛すべき中庸♪ なシルエットもいいんだよね。

POINT - 3

シューズに合わせて腰で合わせる⁉︎

写真のように、ウエストジャストで穿けば996にぴったりのノンクッション、若干腰で穿けばデザートブーツ(バックナンバー18品目参照)にぴったんこのワンクッション、モロ腰ばきすればオールスターにバッチリのワンクッショ~ン‼︎ てな具合に、ニューバランス、クラークス、コンバースという、男のカジュアル基本靴に対し腰位置で調節するだけ~♪でベストバランスが作れちゃう‼︎  ベーシック愛好者にはたまらん、ノーテクニックなノータックパンツなんです♡

MITSUKI’S VOICE

  • ベーシックなのに鮮度ある、そこがキモ♪

    ベーシックなのに鮮度ある、そこがキモ♪

アメカジに始まり、古着~高校生ブームでアルマーニ~社会人になったらクラシコイタリア~などなど、これまでトレンドに準じて、とにかくとっ散らかったファッションLIFEを送ってきました。けれど、  やっぱりね、ジャンルは違えどいつの時代も根底にある“好き!”は不変的なベーシック。昔アメカジが好きだったんだよね~な方も、週末カジュアルがどうも苦手で……って方も、見てくださいよ! ヤミツキ新三種の神器と題しお届けした3アイテムを合わせればご覧のとおり!

いわゆるラペルのジャケットスタイルでもなく、パーカ着ているけどアメカジでもない。手持ちのニューバランスだってホラっ! デニムに合わせたら鈍臭いよな~てなお悩みも解消。グレーのワントーングラデで大人っぽく、かつ肩肘張らず無理のない、ナチュラルなカジュアルが完成しちゃうんです。んで、ヤミツキ新三種の神器、それぞれもうひとつのカラーで合わせてみれば……

「ヤミツキノータック」ブラックウォッチもあるんです♪  往年のアメカジアイテムでもブリティッ~シュなスタイルが作れちゃうのもいいんだよな~。というわけで、フツーのスラックスではない、カジュアルに穿けるのに大人度MAXな、言わば私的キレイめNo.1ワークパンツで大団円。全3回にてお届けしたマトリョーシカ企画、ヤミツキ新三種の神器。大人になったからこそ、巷の小僧と横並び&退屈なコンサバとはGOOD–BYE! って方にはもってこい!のGOOD−BUY♡ いつまでもヤンチャ心を忘れない、“中坊マインド”な大人にこそ揃えてほしい♪とオススメしたいのであります。あ、もちろん単体で買うってのもアリですけどね。んで、この上には何着よっかな~、というのはまた次回!

  • シルエット:

  • ヤミツキレングス:

  • 中坊心な大人向け:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
https://www.e-begin.jp/

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