働くシャツ

UPDATE : 2020.04.02

ヤミツキアイテム

RIPSTOP MILITARY WORK SHIRT

BEAMS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

ガキの頃、私的似合わなかったシャツといえば……

昔は入りにくいオーラがある店ってありましたよね。渋谷のバックドロップやジョンズクロージング、レッドウッドとかね。んで、オーラのあるおっかね~ショップスタッフの兄ちゃんが、こぞって着ていたのがシャンブレーのワークシャツ。だけど髭もないクソガキには似合わなくてね。10代の頃、カッケ~な~&あんな風に着られたらいいな~となんて思ったもんです。今回はそんなワークシャツについて。いまはしっかり髭も生えてフツーに似合うようになった、と思っていますがね、もはや誰もが一枚は持っているよ、なベーシック。単純なんだけど、そう来たか!なアイデアが生んだフレッシュ新定番、Beginしたいと思います~♪

シャンブレー以上に着こなしに“働く”シャツ

写真はデッドストックのプレンティスのシャンブレー。BIGMACのシャツを手がけるファクトリーとして知られていました。もう20年前くらいになるのでしょうか。そんなプレンティスが消滅しちゃう!なんて情報を雑誌でGETしては、コンバースのアメリカ製がなくなる!ばりに、わざわざ閉店間際のプロペラに買いに走ったもんですw そんな甘酸っぱい思い出も挟みながらのワークシャツ。“空環”に“ガチャポケ”に“いってこい”などなど、ワークシャツのディテールに夢中になるのも一興ですし、個人的にも大好物! だけど!! そんな古きよきワークシャツ大好きなミツキが、も~っとヤミツキになってしまったのがコイツ。ではポイントにいってみましょー♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1テレコの法則、プロダクトVer.
  • 2レイヤードに効きまくり!!!

  • 3シャウターとしても◎

POINT - 1

ワーク⇔ミリタリーのテレコ♪

カジュアルトップスにはキレイめパンツ、キレイめトップスにはカジュアルパンツ。ミツキのヤミツキでさんざん提唱してきた、すぐにお洒落~♪が手に入る着こなしテク、“テレコの法則”。ですが、コイツはカタチはワークシャツなのに素材がミリタリーな“テレコの法則プロダクト版”! 1943年に採用されたM-1943のように、ブルーボタン仕様の海軍シャンブレーもありますがね、コイツは軍パンなどにもよく使われているリップストップナイロン仕様! 薄くて軽くて丈夫でシワにもなりにくい!! 色もカーキってとこがまたいいじゃない!! カタチはワーク、素材はミリタリー。男がそそる2大要素の掛け算にやられちまったわけです。

POINT - 2

スプリングコートにINするだけ~♪

暖かくなって軽装になるこれから。写真のように手持ちのスプリングコートにINしてみましょう! 春コートといえばのベーシックカラー、ベージュにINしてあげれば、見てくださいよ! 誰もが重ね着名人になれちゃいます。ちなみに合わせたパンツは、25品目「まかない軍パン」でご紹介したスウェット軍パン! 買って穿いているけれど、鬼調子いいよ、って方も手持ちのコート&ニットに合わせるだけで写真のようなこなれた春スタイルが完成しちゃいます♪ ぜひお試しを。

POINT - 3

手持ちのパーカにON!も使いやすっ!

手持ちのスプリングコートにIN!のあとは、手持ちのパーカにON!!見てくださいよ、パーカ、チノパンとベーシックなアイテムに取り入れるだけでフレッシュなスタイルに♪ 想像してみてください、羽織るのがブルーのシャンブレーシャツだと、まぁ、悪くはないけどオーセンティッ君になっちゃいますよね。形はワークシャツだけど素材はミリタリーは、ベーシックアイテムに合わせても鮮度アップ!の効能があるってこと。写真のコーデが見事に証明してくれていますね♪ 程よく行き過ぎないビッグシルエットだから厚手のスウェットでもONオッケー! カーディガンのようにシャツアウター=シャウターとして羽織れるのも鬼調子いいっす!!

MITSUKI’S VOICE

というわけで、カタチはワーク、素材はミリタリーな新定番。単純だけど偉大なアイデアに拍手喝采。モノとしての魅力ももちろんですが、手持ちのベーシックに加えても着こなしに“働く”ってとこが最大のヤミツキポイントですね。ワークシャツという、どカジュアルなアイテムだけど、写真のようにブラックはグレーパンツに合わせればシックにまとまるしね。これぞシンプルの極みというべきカッコよさ♪ そう思いません?

んで、デニムに合わせてもご覧のとおり。どカジュアルに陥ることなく、前を開けたらシャウター、閉じれば存在感あってポイントになるシャツとして活躍してくれます♪ 

 

体型も年齢も分け隔てなく誰もが似合って、手持ち服をフレッシュにするパワーがあって。日々の着こなしに“働く”シャツ。見た目は地味ですがね、地に足の付いた充足感をくれる。

これぞビームスのビ学がギュッと凝縮されたサイコーの一枚だと思うのです。

  • 春スタイル:

  • 新定番:

  • ビームスのビ学w:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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