シン・ヤミツキパックT

UPDATE : 2022.07.26

ヤミツキアイテム

2P PACK POCKET T-SHIRT

BEAMS PLUS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

まさにこの一年身をもってヘビロテでした

 

ワードローブにぜ~ったいに不可欠なモノといえば……白Tです。まさに着こなしのお米のようなもんで、コレがないと何も始まらないってくらい、老若男女問わずの基本のき。ミツキもこれまでいろいろな白Tを試してきましたが、パックTといえば、やはり1947年に考案された元祖ヘインズ。‟所有感のある消耗品“の言わずと知れた傑作です。ビーフィーに始まり、赤パックor青パック、近年であれば写真の上のジャパンフィット。ビーチクが透けない5.3オンスに日本人に合わせたサイズ設計、そしてシャツをくるっと丸めた新パッケージが新定番となりました。もちろんビームスでも別注モデルが展開されていますが、ミツキにはXLでもサイズが小さくて……OUTで一枚というより、半袖シャツにINする用として重宝。こちらも毎シーズン買い足すマイベーシックです。が! そのヘインズジャパンフィットと並べて陳列してある巾着⁈が今月のヤミツキ。ありそうでなかった、新しい時代のパックT、ブッ刺さったワケをBeginしたいと思います♪

パックが週末使えちゃう、使い捨てじゃないんです♪

 

そう、まずブッ刺さったのがTシャツを収納するのが‟巾着“であるということ! Tシャツに付属したパックがめちゃくちゃ使える! ‟サ捨てないブル”というわけです。それも写真上のようにミリタリーの隠れ名作‟パーソナルエフェクトバッグ“をベースにしているってのにまたヤミツキ♪ このバッグを30字で説明すると「1960年代から現在まで、カタチを変えずに使われ続ける米軍支給品」。第二次大戦時には“ペーシェント エフェクトバッグ”とも言われ、その名の通り負傷者が身の回りの品を入れたり、平時は日用品を入れたりする、いわば、兵士の一番身近にあるミリタリー。メゾンからストリートブランドまでこのテの巾着型を数多くリリースしていますが、ベースはすべてこのエフェクトバッグなんです。

 

“モノを入れる”という単純な機能を果たすためのカタチ。財布にiPhoneを入れて毎週末コイツでお出かけ。サステナブルであり、トレンドであり、全方位的に‟今”を捉えまくった‟シン・ケッサク“といえますね。で、肝心のナカミは……‟今”欲しい要素をこちらも捉えまくってる‼ということでTシャツのヤミツキポイントにいってみましょー♪

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1古き良き丸胴ボディ
  • 2見ためヘヴィなのに軽い♪

  • 3不変のレギュラーフィット

POINT - 1

所有感増し増しのヴィンテージディテール

まず、特筆すべきがヴィンテージディテールの‟丸胴“であるということ。筒状に編まれた生地をそのまま縫製せずボディにすることを言います。脇に剥ぎがないから丈夫。ですが、サイズによって編み機の口径を変えるため、非常に手間がかかり非効率。効率を求める大量生産時代に入ってから珍しい仕様となり、今では脇を縫い合わせる横割りが一般的です。そんなヴィンテージなディテールを備えているというのが魅力的。作り手に聞けば「1950年代のパックTをイメージして企画しました」とのこと。古き良き仕様を鮮烈なアイデアで。まずここにやられてしまったわけです♪

POINT - 2

デイリーに着るからストレスフリーに

先述した丸胴ボディに加え、素材を触診すればドライ感あるヘヴィな風合いながら品のある、ベーシック好きにはたまらない表情となっています。でもね、着用すると見た目のへヴィ感はまるでナシ! その理由は20番というやや太番手の糸で編み立てながらも、空紡糸を使用しているから。見た目よりかなり着心地ライトで、通気性もよく乾きやすい! 写真上はミツキが約1年着用したモノですが、洗っていくたびに風合いが増して、育っていく感じがまたサイコー♡ まさに消耗品ながら所有感はしっかり。リピートして何枚も欲しくなる魅力に満ち溢れているんです。

POINT - 3

不変のゆとり、いつの時代もハマる安心感

未だビッグシルエットがアラモード。ですが、もうそろそろいいんでない?なーんて思っていたところに、このパックT。愛すべき中庸とでも申しましょうか、大きすぎず、小さすぎずのレギュラーフィット。まだ大きめで着たいよ、っていうポジティブな方、身体のラインは見せられない~という、ミツキのようなネガティブな方だって、ワンサイズ上を選べばいいですし。どんなトレンドが来ようとも心配のない究極のフツー、バツグンの安心感があるのが◎! そんなヤミツキパックTのパワーを、最後#顔切りのカリスマとともに。

MITSUKI’S VOICE

基本パンツに合わせるだけでサマに♪

 

写真上をご覧ください。もう、何も書く必要はない、ってくらい

究極のフツーにカッコいいスタイルが完成しますよね。

で、付属された巾着もご覧のとおり。

Tシャツのパックがこんなに使えるバッグになるなんて嬉しすぎでしょ!!

そして、グレーパンツにチノパン合わせ

気張らないけれどサラリとお洒落なTシャツスタイルに。

サイズ感も大きすぎてガキっぽくならず、

タイトすぎて時代錯誤のチャラ男にもならず。

いつの時代も安心な愛すべき中庸ってことがおわかり

いただけたのではないかと思います。

で、買い足せばまたもれなくついてくる巾着ですが、

ミツキももう3つめ。

ちなみにカーキが半袖、シャンブレーがタンクトップと

色分けされているのですが、ミツキはシャンブレ―の巾着欲しさに

あまり着ないタンクトップも買ってしまいましたw

そんなミツキのようなユーザーも多いとのことで。

今後は巾着が10個たまったら何か特典が!とか。

10個集めたらスペシャルな限定カラーの巾着がもらえます、とかw

何か企画してもらえたら、めちゃくちゃうれしいですよね!

このミツキのヤミツキでしか買えない特別巾着とか。

ぜひやってみたいもんです。

ではまた次回!

  • 所有感ある消耗品:

  • 古き良き仕様:

  • バツグンの安心感:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
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