10年ショーツ

UPDATE : 2019.06.14

ヤミツキアイテム

MILITARY ATHLETIC SHORTS

BEAMS PLUS

ブランドやウンチクはもちろんですがね、ここではいかに“効く”かがキモ。
数あるビームスの商品の中から、『Begin』プロデューサーミツキが実際に、着て、見て、触って、効能あるモノだけピックアップ!
「ヤベェ!マジ使えるわ!」の声をいただくべく、令和を迎えて新時代、実のある身勝手コラムBeginしま〜す。

実は……を知った瞬間、イメージって変わるもん

ヤンキースのロゴはティファニーのデザイン⁉︎

100円ライターBICのキャラはレイモンドサヴィニャックが描いた⁉︎

ジョンロブのコテージラインはパラブーツ製だった⁉︎

てな具合に、実は……を把握した途端、その対象の印象って激変したりしますよね。

今週は、見た目はフツーにいいけれど、実は……を知れば、MORE!欲しくなっちゃうショーツ。

スタッフ着用率No.1とも呼び声高い!実はな「裏名作」をBeginしたいと思います。

“ミリタリー”出自に滅法弱いモノ好きの性(笑) 

「アメリカで軍パン穿いていたら、お前軍人か??ってアメリカ人から笑われましたよ」昔、ビームス プラスのバイヤーからこんな話しを聞いたことがあります(笑)。アメリカではローカルな場所にいけばいくほど、徴兵もされてないのになんで??ってなことになるんですね(笑)。その一方で、ファッションサイドからみれば、マルタン・マルジェラのようにフランス軍パン“M47”をこよなく愛し、コレクションでも表現する。ちなみに、私が昔取材した某有名デザイナーズブランドのディレクターのアトリエにも、フライトジャケットから軍パンまで資料としてずらーっと陳列してあったのを思い出します。もちろんNO WARですがね、ミリタリーはまさに究極の機能美。完成された形に魅せられるデザイナーが多いというのは至極当然のことといえます。ビームス&ビギン的にいえばオールデンのミリタリーラストにポーターのヘルメットバッグ、ブリーフィングなんかまさにその典型例。アメリカ製にミリタリー……いくつになっても惹かれちゃうんだよな〜(笑)。

YAMITSUKI POINT

#MITSUKI’S ADDICTIVE

1
2
3
  • 1“実はな”ミリタリー出自にヤミツキ♡
  • 2素材にも拘りが...

  • 3痒い所に手が届くっ!

POINT - 1

元ネタはUS ARMYのトレーニング用のショーツ!?

というわけで、こちらのショーツ。

向こう10年穿きたくなっちゃうほどの秀作♪

だから『10年ショーツ』というタイトルにしましたが、元ネタはUS ARMYに採用されるトレーニング用のショーツ。このベリーシンプルな形にビームス プラスらしいアップデートがされているので、このショーツを“プラスショーツ”と勝手に名付けたいと思いますw

で、このトレーニングショーツ、元ネタはナイロン製でポケットなど付属はなく、前面にリフレクターが付いているのが特長。そんな知る人ぞ知る名作ショーツに目を付けたバイヤーのセンスにも拍手喝采です。

POINT - 2

ファブリックは環境に優しいリサイクルポリエステル♪

元ネタは通常のナイロンですが、こちらはポリエステルでリップストップ織り。

なので、いわゆるリップストップナイロンより柔らか〜く、シャカシャカ感皆無のマットな風合い♡

POINT - 3

見よ!このディテール◎

ポケットもサイド、バッグにしっかり付き、腿部分には小物が入る隠しポケットも。

手ぶらで出かけたい週末にはもってこいすね♪

さらにライニングにはオリジナル素材のメッシュが付き、水陸両用で使えちゃうので、これからの季節とことん効きます。ポリエステルですから、速乾性がある!ってのもポイントね♪

MITSUKI’S VOICE

  • いわゆる名作ショーツってなかなか見当たらない

    いわゆる名作ショーツってなかなか見当たらない

週末クロゼットの整理をしていたら、昔穿いていたグラミチのクライミングショーツを発見。

色も焼けて、かなり傷んでいましたが、あっ!!このころはまだアメリカ製~。

アレ?? サイズもあの頃の俺はSだったのね~(笑)。な~んて思いにふけっていたら、ふと……

ショーツって名作が少なくないか??? パタゴニアのバギーズにグラミチ……、ん? むむ??

出てこな~い!! モノ&ファッション誌を生業としながら、あ~情けない、、、でも本当に少ないと思いません??

  • これは名作っ!

    これは名作っ!

ミツキのヤミツキのインスタでもアップしたポロ・ラルフローレン×ビームスのクレイジーショーツ。
@mitsukinoyamitsuki


すんごいコラボですから、私も記念に(笑)大至急購入しましたが、ありゃ~殿堂入りするでしょうね♪ 

がしかし、先述したように、世にショーツは数あれど……という状況下、これは名作! ここんとこの土日は、クレイジーラルフ→コイツ→クレイジー~ってなローテンションとなってしまうほどヤミツキなんです。

  • しつこいようですが、ココでもまた“テレコの法則”

    しつこいようですが、ココでもまた“テレコの法則”

夏になると、着用するアイテムの数も減るし、どうしてもシンプルで退屈な着こなしになってしまいがち。そんな悩みもこの“プラスショーツ”は効能を発揮します。

スポーティなショーツですから、写真のように、手持ちのオックスBDを羽織ってみましょう。

イエローなんかを選べばショーツのカラーがポイントに♪

柄モノはちょっと派手すぎて……な、

私のようなお洒落弱虫だって行き過ぎない主張ができちゃいます。

あと、ショーツの素材が化繊ですから、トップスにコットンのアイテムを合わせれば、素材のコントラストによって、立体的なスタイルになりますねん。

同色のカーデ、Tシャツのアンサンブルも、同色グレーだけどストライプ、Tシャツだけど、ヘンリーネック。そんなちょっとした工夫で、周りから“いつもと違うね”なーんてお言葉をいただける、フレッシュなスタイルに♪


ゆったり着るバランスが◎ですが、サイズ設定が大きめなので、いつもよりワンサイズ下を選ぶ!ってのをオススメして、今週のヤミツキ、失礼いたします♪

Have a nice weekend!

  • 物持ち:

  • アメリ感:

  • 名作度:

『Begin』プロデューサー
光木拓也

1977年生まれ。2000年に㈱ワールドフォトプレス入社。モノ・マガジン編集部を経て2006年㈱世界文化社に移籍。Begin編集部でファッションを担当し、2017年10代目編集長に就任。これまで、さまざまなジャンル、海外、国内の生産現場を取材し、本当にいいモノは何かを追求している。座右の銘は“中坊マインド”。いつまでも中2のときのようなワクワク感を求め、ヤンチャに各地を飛び回りいいモノ発掘中。2021年10月よりプロデューサーとして、ブランドとのコラボや新事業開発を担う。

Begin Magazine

肩肘張らないカッコいい!を追求する創刊34年目、クスッと笑えるフレンドリーでディープなパッション誌。ファッション、料理、インテリア、アウトドア……etc.
Begin=何かをはじめたい!人の欲しい!に応えるコンテンツ満載。衣食住遊のクレバーライフを送りたい人のためのグッドライフバイブルです。
https://www.e-begin.jp/

MORE